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絶対に叶えたい恋だから  作者: 神城 リーナ
彩編
6/30

おねえちゃん私にワザと見せたの?

小さい頃は三人姉妹でよく遊んだものだったけれど、姉達が中学高校に上がる頃には昔みたいには遊ばなくなってしまっ


た。

彩音姉さんとは3つ違いだけど、私と一番上の絢香姉さんとは実に8歳も違うの。

彩音姉さんとは3つ違いで歳が近いせいもあり彩音姉さんとは彩音姉さんが高校に上がるまでは仲良く買い物とかも行っ


てた。

上の絢香姉さんは、私と彩音姉さんは身長170センチ、身長、体重も殆ど同じだから今私が着ている誠心女学院のセーラー


ワンピースも彩音姉さんのお下がり。

服とか靴は彩音姉さんが高校に入っても借りてる。体型が近い姉妹がいるとこんな時は便利。


彩音姉さんが高校に入ってからはそんなに遊ばなくなってしまってた。


どうも誠心女学院の先生の中に、凄く優秀な先生が一人居たらしくってその先生と意気投合してしまって、その先生につ


いて色々教えてもらってたみたい。


だから

『お化粧の仕方教えて欲しい』

みたいなお願い、ここ3年そんな状態だったからなかなか出来なかったの。


大人しい引っ込み思案な今の私では、全く接点の無い今日通学途中にほんの10分間近くに居た白沢高校の男子高校生の


服を着た彼の心を射止めるなんて絶対に無理!!


でも諦められない!!


『私の心が、彼と一緒に居たいと叫んでいるの。もう私には、この気持ちを抑える事が出来ない。』


そんな時に丁度、彩音姉さんの声が聞こえてきたの。


『もう彩音姉さんに頼るっきゃ無い』


って居ても経ってもいられなくなっちゃった。


彩音姉さんが


「うわ~彩、言っちゃったよ。其処まで言う彩って初めて見たよ。うんうんおね~ちゃんにまっかせなさい!!」


って言った瞬間に私の手を握ってきてちょっとビックリしちゃった。

おねえちゃん私に頼られたのが嬉しかったのかな?


おねえちゃんは私の手を握ったまま


「じゃ、私の部屋に行こ。お化粧の仕方やお手入れの仕方、みっちり教えてあげるね」


私を玄関の横の階段の所まで引っ張ってゆく。

うちの玄関は2階まで吹き抜けになってて上はガラス張りで外の光が入ってくるようになっている為、太陽の光が差し込


んできて日中は明るい。

階段は玄関奥の左横から吹き抜けの玄関部分を囲むように2階へと繋がっているけれど流石に2人が同時に横に並ぶには狭すぎる。


階段手前で手を離して、おねえちゃんから先に階段を昇ってゆく。


私もすぐ後ろに付いて・・・

と昇りかけると・・・・・・



私の斜め上を昇ってゆくおねえちゃんのワンピースのスカートから真っ白なレースのスケスケのショーツが・・・・

私は思わず


「うわ~~おねえちゃん、凄くセクシーな下着、着けてるんだ~」

と私は無意識にそんな言葉をおねえちゃんにかけていた。


おねえちゃんはそんな私に


「あやのえっち~~」


といたずらっぽく私に言った後

「あやこんなの見たら興奮する?」

って私に聞くの・・

「うん、ドキッとしちゃった」

私は素直にそんな気持ちを伝える。



「じゃ~見せた甲斐があったわ。彩にも履いてもらいたくって見せちゃった~」


とおねえちゃんはあっけらかんと私に言ってきたので私唖然としちゃった。

『見せた甲斐があった・・って、おねえちゃん私にワザと見せたの?』

って聞くに・・聞けない・・


「彩にもこんな可愛いの5セット位あげるね。」

『おねえちゃんの履いてるような凄いのを私に履けと・・』

私はそう思い思わず

「私、そんな際どい下着なんて恥ずかしいよ」

と漏らしてしまう・・

そんな私に

「見られてるって意識するから綺麗になれるんだよ!!彩は綺麗になりたいんでしょ?だったら履きなさい!」

「意識すると綺麗になれるの?」

「其の辺は、ゆっくり教えてあげるわ!!まずはお化粧の仕方からマスターね」

私はその言葉に

「じゃ~おねえちゃん、お願いします」

と返すしかなかった。

だって私はそういう方面何にも知らないんだもの。


『私は、本当に綺麗になれるのだろうか?』


少し不安になってきた。


つづく・・・

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