【2-15】武道大会登録とランデスのチートアイテム
更新全然できなくて申し訳ないです
俺とタクヤとナメタは3人で無慈悲に登録を済ました。
「そういえばミアリスとタクヤ悪いことしちゃったけどこんなビッグイベント俺ら3人で挑む以外の選択肢無いよな?」
この質問にナメタとタクヤは「うんうん」と頷きながら人混みの中を移動していた。
「しっかし驚かれてたね~」
「そりゃそうだろヘンリー武道大会は4人一組のチームが普通なのに俺ら3人で登録してたらナメプか?!って思われるもんよ」
俺らは何かといろいろあったから3人パーティですごしている事が多かったがこの世界のシステム上グループを組んだりとするのは4人まで可能だ。
他のコンテンツで8人パーティなどある可能性はあるが3人で行動しているのは以外と異質だった。
「ミアリスもすげー出たがってたし冒険者に何をそんな夢持ってるんだろうな?」
「どうだろうね~ミアリスちゃん可愛いから何でも良くない?」
「ランデスは相変わらず適当だな...この後他ゲームのアイテムやスキルを持ってこれる場所いこうか」
「お!まってました~!」
俺らはとりあえずインディ家の祠へ向かった。
∬
「ひどいっすよ...置いて行くなんて...登録くらい一緒にいってもいいじゃないっすか...」
「え~やだよミアリスとかタクヤが駄々こねそうだったからさっさといったよ」
「え~...そりゃそうっすよ!アニキたちと出たかったんですもん!はぁ...」
女の子から迫られるならまだしも最初イキってたような男に迫られてもなんも嬉しくない。
「それにしても祠って1回使ったら消えるんだね~そりゃみんな血眼になって探すよ~」
「なのにこっちの祠は何度使ってもいいとか相変わらず運があるよね~レン」
「確かに、レンのこういった良く分からない運の使い方すごいよな...ゲーム以外では殆どないけど」
「だって~メダルゲームとかもすぐジャックポットあてたりソシャゲではSSR狙ったの毎回引いてるし化け物だよ~」
確かに俺はゲームの運に関してだけかなりの運の持ち主だ、けどそれとこれはあまり関係ないのではないのだろうか。
「それにしてもすごいね~このパソコンただのパソコンだしログインしたら持ってるアイテム見れるとかハッキング?なんなの?」
俺らと同じ事言っててナメタや俺は笑っていた。トーマスさんやアンドレアムさんやミアリスは?マークを浮かべてやはりきょとんとしていた。
「もちろんMオンラインゲームからでしょ~Mオン選択と...」
そう俺のアイテム翡翠のの耳飾やナメタのアイテムビルヴァーマント通称違法ドーピングマントは全部Mオンラインゲームからのアイテムだ。
一時を境にダメージのカンストが無くなりそこからアップデートを重ねる毎に敵モンスターの体力がインフレして行き、自身のキャラクターのダメージと言う数字を大きくしていくゲームになった。
そのせいか基本ぶっ壊れアイテムが多いもちろんその中でも相当高価な物を俺等は使用している。
「ナメタ違法ドピマとかやばすぎでしょ...それ1個でパソコン何台買えるよ...分割払いでもかなりの値段だよ~...」
「おれっちは何もって来ようかなぁ~向こうでのレベル制限アイテムが無いってやばいよね~エンドコンテツアイテムもってこれちゃうじゃん~!」
そう、ステータスでの制限やレベルが○○レベル以上でないと装備ができないといった制限が無いためにエンドコンテンツアイテムが持って来放題となっている。数は決まっているがNFMOもかなりのインフレゲーだ。
「じゃあ~おれっちはそうだね~とっておきのアイテムにするよ!」
「「おい嘘だろ...」」
Mオンライン最強公式チートアイテムって言われていて、ハイパーエンドコンテツ用盾を持ってきていた
「そう~これ落ち着くなぁ!ホルス神のシールド最強チート!パソコン数台どころの話じゃないよねえ!」
そう、強化不能だがそれ単体だけですべて補えるだけの力がある。
「おまえ...そんな化け物シールド持ってたのかよ...」
「被、与ダメージ45%カットとアップ 全ステータス20% 固定値で防御とSTR200」
ここだけ見るとドピマのほうが1.5倍なのでイーブンくらいだと思うがこの盾にはもっと恐ろしい効果がある...。
「そう~!おれっち愛用シールドの神の強さは使用効果にある!」
「使用効果はデバフ効果をすべて打ち消し60秒間すべてのバフやこの盾の効果といったステータス上昇が2倍になる」
「ようするにインフレゲーだった数字が倍になるわけだからそりゃチートですわ...」
「Mオンの初エンドコンテンツボス最速グループの一人だったのかお前...何回もそのあと幾度と無くアップデートされてるのにその系統のアイテムは一回も修正されてない...」
「他に7人いるけどね~他のアイテムも全部ぶっ壊れだよね~」
ランデスはそう笑いながら言ったが、そいつらがこっちの世界に来てるなら遥かに俺らより強い装備を揃え、しかもプレイヤースキルも折り紙付きだ...。
「すげぇ...よくわからねぇっす...だけど効果がやばいのは理解できました」
タクヤはMオンを殆どやってないから分からないからかぼんやりと見てた。
「スキルはもうちょっと考えてみよ~ログアウトしたときやってなかったオンゲーのチートスキルあるならそっち持って来たいからwikiとかあさってみるわ~」
「俺もまだ持ってきてない、同じ理由だが案外普通なスキルしかないのがネックだな以外に攻撃スキルとかよりレンみたいに補助系ユーテリィティのほうがいいのかもしれないな」
確かにミラードアのようなユーテリィティスキルが他にもあるなら便利だし、優秀なバフスキルなら他のオンラインゲームにも沢山ある。
「そしたら...私どもは全く分からなかったのですが、一段落出来ましたでしょうか?」
「そ...そうよ!そのイカツイ盾に見とれてしまっていたけどこれから私のテストがあるのよ!早くしなさい!」
それまで完全にMob化していたミアリスやアンドレアム、トーマスさんが動き出した。
「それじゃあミアリスお嬢のテストと行きますか」
俺等はミアリスがどれだけテクニックを磨く事が出来たのかテストするためにインディ家の訓練場へ向かった。
単語説明
カンスト:カウントストップの略 レベルやダメージの上限の事を示す
被ダメージ:受けるすべてのダメージ
与ダメージ:与えるすべてのダメージ




