【2-11】道中3
「イエスタじゃん結構追いつくの早かったね」
俺らはイエスタを最初のエリル出発直後に置いていきそのまま進んで来たが、いざこざがあったとは言えかなり早いスピードでここまで追いついている。
「いや~結構これでもがんばったんだよ?」
それにしてもヒッツ村まで俺らは結構飛ばして着てるから元々俺らより先に進んでいた事になるのかな?
「お前マイはどうなったの?」
「マイなら取りあえず僕と一緒にヘンリー王都あたりまで行ってそこで別々に行動してるんだ」
「マイもマイで結構用事があるからできない時間は僕は所々プレイヤーと知り合いを作って進めるのをフルタイムで手伝って貰ってるんだ」
ようは養殖をするために自分が先に進めてるってわけか、結構奴隷だな...。
俺は失笑しながら馬鹿にしたい気持ちがあったが俺らもタクヤを養殖してる非効率的な事をしているので馬鹿に出来ない。
「それでも大分早かったんだなぁ」
「レベルかつかつで出来る事が少なくて結構足引っ張って気まずかったけど僕の事を入れてくれたパーティーがいい人ばかりで良かったよ」
「そうなんだな、それじゃあ俺らは急いでるからこれで失礼するぞ」
「そうだねイエスタばいば~いまた会ったら声かけてよー」
「あーまってまって!」
イエスタは俺らの事を呼び止めた。
「何かまだ用事ある?俺らかなり急いでるんだけどランデスが激オコになっちゃうからさ」
「そっちに何があったかよくわからないけど...さっきパーティーと一旦解散して寄生って形になっちゃうけど僕の事を入れてくれないかい?」
「これでも結構このゲームをやりこんでて少しばかしは力になれると思うんだ。そっちのパーティーは戦士が不足してるみたいだし...連れてってくれないだろうか?」
う~ん俺は基本範囲攻撃から盾役とヒールまで余裕でこなしてるから別に必要ないなぁ...どうしよう。
「いや、二人で十分成り立ってる上にあと数日後にヘンリー王都に一旦戻らなきゃいけないからそのパーティーを持った方が効率いいとおもうぞ」
ナメタがここ最近人とのコミュニケーションが優しめで取れてる気がする...あのどっかのお嬢さんのおかげかな。
「うん、俺もそう思うよ俺らかなりスピード上げて進めて次の帝都に取り合えず付きたいだけなんだよね」
「レベル上げというよりも町へ急いでる感じだよ」
「そうなんだね...それは残念だ、それにしても珍しいね?さっきも言ってたけどタクヤとランデスはなんで居ないんだい?」
「まぁ、カクカクシカジカでね~ヘンリー王都の武道大会とか王都を基点にこれから動くと思うからそっちで会った時に話すよ」
「やっぱり君達も王都の武道大会に出るんだね...わかったそれじゃあまた」
そう言い俺らはイエスタと別れた。それにしてもあいつの入ってたパーティーや人材が気になるな...。
俺らはMOBを倒すことも必要最低限のみして、クエストも基本的に受けないハイペース攻略を再開した。
∬
「イエスタの言い方だとイエスタも王都の武道大会に出るような感じの雰囲気を醸し出していたがどうなんだろうな?」
「俺はそれよりもイエスタの事を寄生させてあげていたパーティーが気になるかな」
「やっぱり俺らゲリラクエストをやっていたとは言え結構速いペースでここまで来たと思うんだけど、それを簡単に抜かして更にはここまでもうやってきて一旦解散って事だろ?」
「それってやっぱり相当かなりなMMO熟練者かもしくは俺らみたいなチート持ちなんじゃないか?」
前者や後者もあまりPVPで当たったりしない限り、そう現状では殆ど関係無いが俺らレベルのチートスキル持ちがいなければいいが...。
「前者の可能性はあるだろうけど多分だけどユニークスキルそれもこんな強いの持ってても1個だろ」
「それに俺らたまたま3人が相性いいスキルが集まったのもあってチート集団になったって感じだな」
俺らは雑談しながら砂漠の芋虫形MOBストームキュリーター砂漠の基本MOBを倒しながら話していた。
「あの洞窟がバスト大洞窟か...とりあえず4日でここまでこれたな...あとは3日かなんとかギリギリ到着できそうだ」
バスト大洞窟とはバスト砂漠と帝都バスティンの間にあるバスティウム大陸の一番大きな洞窟だ。
適正レベルは38と俺らの現在レベルから少し下くらいのレベルで設定されているみたいだ。
「バスト大洞窟ねぇ...今思ったけどこの大陸や町の名前設定した人絶対名前思いついた時エッチなこと考えてただろ」
「ハッハッハ!!確かに確かにありえるな」
俺らはくだらない会話はかなり大好きなので大爆笑しながらバスト大洞窟に入っていった。




