【1-18】.盗賊討伐(2)
11/29タイトル変更しました
「って打ち切りENDみたいなのやめろ!」
「兄貴誰に言ってるんですか?」
あぁ、敵の数があまりにも多すぎて少し乱してしまった...。
「なんでもない、とりあえずこの人数の盗賊をどうするか考えようね~」
多分タンクタイプが2人、ナメタが一瞬で瞬殺したのは多分攻撃タイプか魔法使いの盗賊が4人で計6人いる。
「う~んタンクタイプ一人ならタクヤ押さえるだけでいいからできるか?」
さすがにタンクタイプ二人を俺が押さえていたら周りの攻撃してくるヤツらに集中砲火されて死ぬ。
「兄貴わかりましたこの命に代えてでもあの獣大男一人抑えて見せます!」
何度でもよみがえる事ができるからってこいつは命に代えすぎなんだよな。
「じゃあ俺はタンク一人に柔らかいヤツ二人相手倒せはしないけど押さえとくから手っ取り早くナメタ2人の柔らかいやつ倒してくれ」
その一言が合図となり俺らは3つに別れ戦いが始まった。ナメタは早速片方の敵を打ち上げ攻撃を開始していた。
「やぁ、獣大男さんそれに可愛い女魔法使いさんとかっこいい剣士さん達」
俺はとりあえず時間稼ぎがてらに会話を試みた。
「侵入者発見!シロは後ろを取るように攻撃!ヒムナは俺の後ろから回復と攻撃を頼んだ!」
「「了解!ダルゴン体長!」」
「ガァァァァ!」
ってお~い問答無用かよ、俺は3人に雄叫びをしながらダルゴンの剣と俺の盾を交える。
シロは多分あの剣士?多分盗賊だな、ヒムナは魔法使いの女の子だ少し可愛い、けど死んでもらう。
「っふんなかなかやるようだなこの俺様の一番重い一撃を止めるなんて、侵入者じゃなければほしい人材だった、だがしかしお前はここで死ぬ!」
死んだとしてもまた来るけどな?
俺はダルゴンの盾をジャストガードで受け止め、即座に後ろから切りかかってきていたシロの攻撃を盾で受け流しつつ一撃を入れた。
「グァッ!」
思ったより俺が強いのかシロは大きく後ろによろめいた。また再度切りかかってきたダルゴンの剣をジャストガードで今回ははじき返し一瞬の隙を作った。
後ろから回復やバフ、攻撃魔法を駆使して俺にチマチマ攻撃しているヒムナを先にフォーカスをする。
「ごめんね~!可愛いけど、敵だしNPCなら仕方ないよね~!」
そう言い放ち俺はダルゴンを踏み台にして飛び、そのまま全体重をかけてシールドアタックをした。
「ッキャ」
可愛い声を出しながら数秒の行動不能状態、スタンが入ったことを確認し、俺は一気にバックステップや緊急回避を駆使して距離をとる。
「それじゃあここからは俺のレンジだから一気に行きますかー」
俺は最近ひそかにずっと練習していたゾーンスイッチを入れた。
最初は集中しながら歯車が噛み合うイメージや大きなスイッチを押すイメージなど沢山どうしたらゾーンに入れるか試行錯誤していた。
ここ数日ずっと練習した成果かイメージしなければいけないのは変わらないが思い通りにゾーンスイッチを入れれるようになった。
「ヒムナちゃんは眠っててね~」
ヒムナに対し睡眠への誘惑、眠り状態にするデバフをかけた。下位デバフなのでかかるか不安だったがレベル差が結構あるのかウトウトし始めた。
その状態で攻撃したりするとすぐに起きるのでヒムナは放置し、魔法使いの下位スキルダブルエッジでダルゴンの足元の地面と後ろの木を攻撃した。多少の目くらましができればそれで十分だ。
「隊長!後ろから木が倒れてきます!
「ぐはぁっ...!!周りに砂が舞ってよく見えねえ!」
「俺の力みなぎれ~ついでにヒール!」
聖職のスキル鼓舞とヒールを自身にかけ俺のもう攻撃が始まった。
今度はシロにフォーカスをして、ダブルエッジ魔法爪での2回攻撃とファイアボールを放ち倒れているダルゴンにフレイムフィールドを放つ。一気に駆け寄りシロ肉薄したところで武器を剣盾スタイルに切り替えた。
シールドアタックを使ってスタンを狙い失敗する、剣で通常攻撃を入れ相手の攻撃をジャストガードで受け止める。
一瞬の好きを付いて二刀流スタイルに切り替えダメージ源のソードバッシュを放って切りつける次にもう片方の剣で範囲攻撃でダメージが少ないソードスラッシュを足元めがけて切りつけ相手を転倒させた。
再び飛び上がり杖剣スタイルに持ち替えてCDが上がったファイアボールを倒れてるシロに叩き込み、全体重をかけた上空からの突きを止めに仕掛けた。
「この間0.2秒ッ!」
本当はもう少し時間がかかっているがゾーンに入ってる上に多数脳を使っている俺には実際の時間は10秒くらいに感じるが現実ではもっと短いだろう。シロは最後の攻撃で息の根が止まった。
「シロッ!!この野郎...!」
タルゴンはこの一連の動作が終わる頃に体勢を整えていたみたいだ。
「隊長ここは一回引いて報告するべきで...」
ヒムナが最後まで言い終わる事なく会話を途切れさせたので何かと思い振り返ったらナメタがバックスタブと連撃でオーバキル気味のダメージを与えてヒムナを瞬殺していた。
「おまたせ、そのカビゴンみたいな名前のヤツを叩いて終わりだな」
うわぁ...ケモナーの方々が見たらお前が一番叩かれそうだな...。けどこの加勢はなかなかに在りがたかった。
「少し見てたがやっぱりお前少しずつだが人間ができるラインを超え始めてるぞ」
「そう?多数脳のお陰かな?ゾーンスイッチ入れて更に集中すると時間がゆっくりに感じる」
「いろいろ検証してみる価値がありそうだな」
「じゃあ俺がタンクするぜ~体と威勢だけでかい雑魚隊長さ~んこっちで~す」
嘲笑しながら俺はスキル無しの挑発をぶち込んで戦いが始まった。
∬
チートもち二人にさすがにNPC如きが勝てるわけなくナメタが参加してくれたことによってあっけなく終わった。
「兄貴ぃ...はぁ...はぁ...俺も倒す事ができました!途中からこいつの攻撃のクセを見抜いてジャストガードをうまく入れれるようになりました」
なるほど、モンスターと違いNPCには今まで培っていた攻撃パターンと言ったもので癖見たいなのがある可能性があるのか...これはなかなかいい情報を聞いた気がする。
「それにしてもタクヤにしてはやるじゃないか、タンク同士とはいえダメージ出すことが出来るスキルは多数あるから相手の攻撃貰ったら沈むのによく乗り切ったと思うよ」
「少し見直した」
おぉ...珍しくナメタまで褒めている、ナメタは自分へストイックに生きているせいか本当に褒める事が少ない人間なので本当に褒めるのは珍しい。
「ナメタさんまでッ...!兄貴もありがとうございます!これからもがんばります!」
「これで多分後22対倒すのかゲリラ戦にしたほうがよさそうだ」
「タクヤさん、そういうことなので餌になってください!」
ゲリラ戦にする事を決めタクヤをアジトの中枢部に突撃させちょっと時間稼いでもらってる間に俺らは1-2人を瞬殺する。タクヤは死んだらまた戻ってきて突撃する、その際俺らは物影に隠れるといった戦法で親玉部屋までたどり着いた。
このクエストの30人倒すというのは盗賊部下の全員のようで30人倒した時点で追ってはいなくなった。少しネタバレクエストな感じするけどこういう情報も結構ありがたかったりする。
最後の一番奥の大きな扉を開けたところに盗賊の親玉がいた。
「外で部下を全員殺ってくれたのはおめぇらか?俺の名前はゴンザレスお前らをここで潰すとしよう」
いやいや、全員死ぬ前にお前出てこいよ小心物が。
「はい、そうですので是非戦いましょうお宝も全部ほしいので死んでください」
NPCに対してはこういうスキル無しの挑発もちょっとだがヘイト値を貯めるようだ。
「俺がメインタンクでタクヤもダメージ出していいよ、バフとヒールも俺に任せて」
グループチャットでそう伝えて俺の雄叫びを使うのとナメタがバックスタブを放つのが同時に戦いのゴングが鳴った。
単語帳
レンジ:射程距離などをあらわす時に使われる、魔法使いの攻撃ー>レンジが長い 短剣の攻撃ー>レンジが短い
オーバキル:過剰ダメージを与えて倒す事。PVPや対人間に対してやるとマナー違反なので気をつけよう




