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【1-10】.一番のチートプレイヤー

神の目を持つランデス、神のダメージを出すナメタ

楽しくなってきました

 飯を食い終わってスキルツリーを覗いてみたが、中位ジョブにならないと中位スキルツリーは表示されないらしい。不便な仕様だな。


 とはいえ、結局すべてのスキルが取得可能だし、ツリー構成で頭を悩ませる必要はない。効率はあるけど最適解ってわけでもないし、好みの問題だ。


「なぁ、そろそろ一時間だし、PVPチャンネルに移動する?」


 ……正直、行きたくない。


 さっきのタクヤとPVPチャンネルで殴り合うとしても、あいつのユニークスキルの詳細が分からない以上、ただの博打だ。こっちは中位ジョブとはいえ3人、囲めば倒せるだろうが、あいつのパーティーが2人とは限らない。傭兵を雇ったり、憲兵システムを使ってNPCを利用されたりすれば、数で負ける可能性だってある。


「は? お前アホ? 行くわけないだろ。このまま放置して、さっき酒場で終わらせたお使いクエ報告して経験値ゲットだろ」


「それでジョブレベルが30になったから、下位ジョブ卒業。次の町に行くぞ」


「だろうと思った。でもあのタクヤくん……顔真っ赤にしてPVPチャンネルで作戦練ってると思うと、ちょっと同情するわ」


「タクヤ、南無~。俺は煽り返したりしないから喧嘩にはならんけど、ナメタはちょっと言い過ぎだよ~。本当にやばい奴だったら粘着されるから気をつけて~」


「……スマン。NPCにまで悪影響が出て、喧嘩腰で話したらクエスト受注できなくなった。以後、気をつける」


 ……うん、ナメタ、多分けっこうなアホだ。でも、そういうところが好きなんだよな。


「よし、じゃあ30レベルでカンストだし、転職屋行ってジョブチェンジしようぜ!」


 ポークの町の転職屋に入ると、数人のプレイヤーと目が合ったが、さっきのような揉め事はなかった。軽く挨拶する程度で済んだ。こういうギルド施設でトラブルが起きるのがテンプレだが、さっき散々だったから何もなくて本当に良かった。


「俺は盾役だし、ナイト一択かな~。ナメタは多分ローグでしょ? 暗殺系で火力出すタイプ」


「ああ、俺も最初はシーフでコソ泥しようかと思ったが、やっぱ火力職ならローグ一択だな。で、レンは?」


「俺は下位職をもう一周。スキルは全部欲しいし、パッシブも回収しておきたい」


「は? 何言ってんの? ジョブって、一度ついたら中位、上位へと進むだけで、別の下位職には戻れない仕様だろ?」


 ……ああ、なるほど。前にワンワンキングと戦う前、スキル構成の話題で若干噛み合ってなかった理由、これか。


 スキルポイントは、基本30+ジョブレベル分。みんな基本30を基準に振る。だからこそ、即効性の薄いバフ系よりも、常時効果のあるパッシブを優先するのは理にかなってる。力や知力といったステボ系のパッシブを増やせば、戦闘力の底上げにもなるしな。


「ナイトとローグには、ふたりともなっておいてくれ。俺の話は、次の町に向かう道中で説明する。……とりあえず俺は盗賊になるわ」


「なるほどな……分かった。次の町に行く予定だったが、話は別だ。今日はこの町で宿を取ろう」


 さすがランデス、こういうゲーム的な判断はいつも的確だ。ジョブレベルのパワーレベリングをこの町で済ませる気だろう。ゲリラクエストの発生条件もまだ分かってないし、急いで移動してもメリットはない。


「俺は早く次の町行ってレベル上げたいけどな~。まぁ、状況が状況だし、一日くらいは付き合ってあげるよ~」


 ……この感じだと、ランデスはそのうちパーティ抜けてソロでレベリングし始めるだろうな。まぁ、いつものことだし、特に問題はない。


 とりあえずこの辺りには宿が四軒あったはず。大きめの町だし、あのタクヤとかいう奴と遭遇しないように気をつけて宿を選ぼう。



「すいません。この宿、今夜一泊だけでも可能ですか?」


「はい、可能でございます。すぐにお手続きいたしますか?」


「お願いします」


 ちなみに、タクヤが泊まってる宿は一番高そうな場所だった。ランデスの《賢者の目〈ワイズ・アイ〉》で宿泊情報をこっそりチェック済みだ。


 わざわざその宿から一番遠い宿を選んだ。……本当に、あいつ面倒くさい。


「手続きが完了いたしました。四階一番奥、406号室の三人部屋をご用意いたしました。ごゆっくりお過ごしください」


 手続きといっても、パーティリーダーである俺の名前を記入して、三人分の料金を支払っただけだ。クエストや狩りで稼ぎまくってるから、金には困らない。宿代は三人で銀貨一枚と銅貨五十枚。


 ――そしてこの宿で、俺の“もう一つの”ユニークスキル、いわゆるチートスキルの発表会が開かれることになる。

初めてお金の通貨を出しました。なにかと不便だったので適当に設定しました!

ここでは登場させてない通貨もありますが下記が一覧です。

小銅貨10枚=銅貨1枚 (10円価値)

銅貨100枚=銀貨1枚 (1000円価値)

銀貨10枚=金貨1枚 (10000円価値)

金貨10枚=王金貨1枚(100,000円価値)


分かりやすくこんな感じでやっていこうと思います。

物価は場所によってマチマチですが現代社会よりはかなり安く設定してます。

それ故に高級目の宿を銀貨1枚と銅貨50枚 1500円ほどです。

他の物価等は追々ストーリーに登場させます

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