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01 破天荒な先生

この作品を書くにあたって3点ほど決めてあることがあります。


1.多少は調べるけれど、基本フィーリングでさっさと書く。

2.かなり語弊・言葉足らずでいいからシンプル(可能なら1言、2言)に説明する。

3.登場人物の名前は数字が入っている。


わざわざ断る必要もないと思いますが、あくまで娯楽の一種として読んで頂ければ幸いです(予防線)。

 どの学校にも名物教師という人が1人か2人はいるものだ。

 「星森高校」にもそういう人がいる。

 名前は五十嵐一二三いがらし ひふみ30歳。男性。


 教える教科は数学で、変わった授業形態をする。

 五十嵐先生はまず板書をして説明することをしない。

 その代わりにプリントを配る。

 途中の式から答えまで全部書れたお手本の例題と、教科書の何ページを見ればいいのか書いたプリント。

 数字を変えただけの問題プリント。


 「お手本見ながらやってみて」


 五十嵐先生はそれだけ言って趣味の本を読み始める。

 15分も経つと先生は適当に生徒を当てて黒板の前で説明させる。

 ここで不思議なのは、不正解でも「ありがとう」の一言しか言わないことだ。


 「答えはHPに乗ってるから。受験で必要なら調べておいて」


 五十嵐先生は最後に宿題(前回か前々回の授業でやった問題、これも数字を変えただけ)を配って自習にする。

 だいたいここまでで30分。

 残りの時間に他の教科の宿題をしても、雑談をしても五十嵐先生はどこ吹く風だ。

 それでいいのかと疑問をぶつける生徒は多い。

 五十嵐先生は決まって、


 「お前らだって馬鹿じゃないだろ? 必要だと思うことをすればいいんじゃない?」


 とまるで取り合う様子は無い。

 なんでこんな先生が教師をやっているのか?

 森星高校の七不思議の1つだったりする。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

私が今まで受けてきた数学の先生は教科書を使って、黒板に長々と説明を書く方しかいませんでした。なのでそうではない先生のやり方を私は知りません。作品で書いた授業のやり方を実践している先生が万が一いらっしゃった場合は「こいつ分かってないなあ。まあ、教師もやったことない素人だしな」と軽く流して頂けたらと強く願っています。この授業形態はダメだ! と批判する意図はなく、私の想像力の限界と調査不足から1例として挙げたに過ぎません。

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