『原文帳食婆』
掲載日:2026/02/02
野中に一軒の百姓家があった。老いた母親と親孝行な息子がいて、息子はせっせと働いて、母親を養っていた。母親は、昔、速記者であったが、歳をとって目が見えなくなったので、息子に養われるほかなかったが、あるとき戦が起きて、息子は召し出されていったので、母親は一人になってしまった。村人たちは、しばらく、この母親が一人になってしまったことに思い至らず、何年もたってから、息子なしで暮らしが成り立つのか心配した村人が様子を見に行くと、母親は、古い原文帳を食べて、命をつないでいたという。
教訓:原文帳は、多分、多くの人にとって薄味。




