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それぞれの思惑


>>がた がた がた

>>がた がた がた

>>がた がた 

>>がた がた

>>かたた がたた

>>がたた がたた

>>が

>>ぎぃ

「いい子だ止まれぇ。そうだ…いい子だ。

ヴィヴィシャン通り、イィビスですぅ。」

「おう、モア!おかえり〜!怪我してないか?」

>>カロン

>>カロン

「今日のシュバリァは、これでお終いだよぉお!次はないよぉお!」

 あぁ。

ーーするはずがない。

今回も手応えがなかったな…。

むしろ、手応えを感じたい。

「…ぁ…ン…そうだ!25日のミカィル・ェン・ァニヴァサリィ…俺と行こうぜ!」

 何それ?

「この街では、ミカィル・ェン・ァニヴァサリィはお祝いするんだ。モアもミカィル様を信じてるだろ?」

ーーまずい。

悪いけど、「そっち」ではなさそう。

どう誤魔化そう…。

 信じてない。

「えぇ?!そんなヤツ初めてだ!じゃあ、お祈りにも行かないのか?」

 あぁ。

ーー行きたくない。

何故か、入れないし…。

 子供の頃に信仰をなくしてしまって。

ーー少し悲しそうに言ってみる…。

普通の奴は、この先聴いてこない。

「なんで〜?何かあったのか?」

ーー…こいつは、どうやら普通の奴に入らないらしい。

どうしよう…。

「ソレイュぅう!ルジュ・ェおかわりぃ!」

「ウィ!」

ーー助かったぁ、今のうちに帰ろう…。

「あ、ちょ ちょ。モア帰るな。ちょっとだけ待ってろ。」

ーーえ''。帰っちゃ駄目なの⁇

・・・

「で!モア。なぁあ!ミカィル・ェン・ァニヴァサリィ、行こうぜぇえ!!」 

ーーまだ言ってる、しつこいな。

「ニラァジュがイマァジを売るらしいし、ドルチェラタンもェトヮンティ・ブルサァをやるんだ。…ッじゃあ、この近所を周るだけ!」

ーーそれなら、大丈夫そう。

 あぁ、わかった。

>>にかっ

ソレイュがすごい笑顔…。

ぃや、なんの笑顔…。


ぁ!

あ!

あぁ‼︎

モアだわ!

丁度…買い物帰りだし! 

モアに何かあげたぁい!

あっ!そうだぁ‼︎

「あぁ!モア!!それにソレイユ!サリュ〜!

今買い物帰りでね、素敵なトワァを見つけたの!モアどちらかあげるわ!

ラヴェンドとロゥジァ、どっちがいいかしら??」

こっちがラヴェンド…で、今のが…ロゥジァね! 

アタシはモアにはラヴェンドがいいと思うわ。」 

お願い‼︎モア、ラヴェンドにして‼︎

アタシを選んでぇえ‼︎

-_-...

ーーどっちでもいい。

ソレイュを見る。

こう言う時にはこいつに決めさせよう…。

「俺、モアにはロゥジァが似合うと思うぜ!」

ーー結局、決めろと?

面倒くさいなぁ…。

 じゃあ、こっち。


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