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異世界ソビエト高校   作者: 石田研
21/23

第二十話 べルネアル王国復興祭~準備~

今回の陰謀は完全にディランダル王国絡みだと分かってる、

何せ密偵がバレた後に華麗な自決を何故か密偵なのにしようとするし、

反乱した貴族の中からも投降した部下らが証言している。

今は投降者と捕獲した反乱軍とに分けて閲兵場に隔離して食料を配ってるが、

其処は格差を付けてだ、投降者は肉付き(多少古いが)で、

抵抗して捕まった者には肉無しで野菜の葉っぱだけ多めで、ヘルシーだね、

そしてその横には反乱兵の戦死した遺体が装備を剥かれた後、

そこに山にして積み立て看板で反乱者に付き手出し無用と

敢えて分かるように看板付きだそのためその遺体には

王都市民の批判が口では言えないような方法で集中してるし、

まあこの世界は異世界人が多く来てるのに古い形式を守ってるね、

市民が貴族嫌ってるのが見え見えだよあれはまるで中世の戦争後の絵みたいだ、

と俺はお城も怖かったがここも怖い、やはりポーンは怖いよ、

この世界死が身近すぎると思いつつ形式的に簡易の王国協力者として

各使用中の施設の確認に出されて今日はいる、昨日は姫様とルイ・ジャンに、

城備蓄の酒とメンチカツサンドを持って帰ったが喜んでた、

何せここ暫くは王都が戒厳令で閉鎖されてたから、

穀物の古い状態のしか食べて無かったしね野菜も周辺の農村の物は

王様達に優先で送ってて俺達は市民と一緒で遠くから運ばれてくる物だから、

乾燥して萎れてる野菜ばかりで姫も一昔前に戻ったと怒ってるようだったし、

ルイ・ジャンも我慢してるのか不機嫌だったしね現在は流通が普通に戻り

周辺の街や村で止まってた物資が一気に入って大騒ぎで大混乱だった、

何せ2周間前に到着する予定の品と昨日来る予定だった物が、一緒に入ってくるんだ

そりゃ物が溢れて大騒ぎだし代金との引き換えだと支払いができず、

物が取り敢えずと姫様の居る貴族用物資集積所まであふれる始末だ、

そこで三河は買い取れないという商店の物を格安で買取り、

周辺の街や知り合った国境の要塞都市バグース錬金の街シャーラスの商店に

売り込んだりしてる通信は伝書鳩だと言っても鳩ではない、

この世界では鳩居なかったそりゃそうだよねドラゴンも居るらしい世界で、

当然その手の簡単に取れてしまう鳩程度の鳥は生き残れず絶滅してるらしい、

其処で使うのが狩りとかで使う様に捕獲され、帰巣本能が有ると認められた

訓練を積んだ鳥をつかって通信した結果、今ではそれが普通となった

ワシを使った伝書ワシ通信だこの通信意外と使えるのだが一般的ではない、

と云うのも何処かのギルドに所属してれば使える、今では一般的となった

転送魔法が今では一番の郵便物の配送方法で使われてる、

そのため3日に一度の頻度で各街との交換転送が行われ、

基本は商人ギルドが纏めて扱ってて例えば傭兵が手紙が出したい場合は、

商人ギルドで傭兵ギルドの認証カードを出して金を払うと言う形で、

商人ギルド員だけは半額の価格で出せる物だそのため価格は一定で各国で同じ価格だ、

税金も各国で国の数で割って分配する形式で決まってる、

その結果国の増減で価格が変わるという不謹慎な価格変動性になってる、

また転送は魔法師でなければ出来ないため、転送魔法が使えるだけで商人ギルドで、

一生食いっぱぐれない生活が送れると言われる程なので、

転送魔法が使えるだけで魔術師ギルドからは逆に酷いいじめが起きるので嫌がられ、

魔術師ギルドは除名すると言う規則を作る程騒ぎになるから、

除名されてしまうと言う不思議現象もあるらしいそうした流れで手紙が運ばれて

行くため、不安定な伝書ワシは絶滅寸前だが意外と使ってる所は有る、

それが貴族と一部の商人だいわゆる秘密の通信と国の密偵が使う密書系の

通信として使われていて健在だから今回三河は要塞都市バグースや、

シャーラスと王族が使う伝書ワシを使わせてもらい、

価格や頼む物等の詳細などを送るのに使わせてもらいかなり儲けを

出してる筈だそんな混乱してる情勢下で更にここにべルネアル王国が王族が、

今回の反乱討伐祝の祝賀会を計画元々こういう時の定石的な祝い方という

流れが昔の記録としてあり他国も同様な事をしてるのでそれを参考にした、

計画書と言う物が有ったのが災いの元で現在王族はその計画書を元に

一気に国内に発注を駆けており王都は大混乱だった、

そしてなんと姫様に今回特別に王城前まで来るようにと、

べルネアル王国国王の名義で国王本人のサイン入りの召喚状が来た、

理由は報奨するためだそうでいわば俺の代理だそうな、

その手紙をもらった後俺は一応と姫に直接見せたのだが、

姫は俺の代わりという意味が判らなかったようで、頭をかしげて

一瞬悩んだ後俺の方を窓越しに見た後頭をブンブン振って嫌がった後、

鐘が3回なる方の鎖を引き鐘が「チンチンチン」となる俺はそんな姫を見て言う

しか無かった。

「すまない、けど出席するとお礼で解呪の石がもらえるんだよダンジョン産だそうでさ、

どんな呪いも1回だけは確実に解かせる石らしいよ、ほら欲しいだろ姫の呪い溶けるし

普通に生活できるしさ」と言うと姫様は床にあぐらを掻いて座り込んで、

う~んという感じで悩んでる、かなり下品だがこういった生活が長いせいだから

仕方がないと俺は思う、そして数分姫様悩んだが結局答えを聞けずに、

俺はルイ・ジャンと交代して本来休む時間だが急いで団の仮事務所が有る、

元男爵邸に向かったこの男爵邸は反乱貴族の男爵が使ってた屋敷で、

宿を引き払いここを今は団の宿泊場所として使ってる不便な点は宿の店員が

居ないだけで逆に自由に使えるのと宿代いらずなので逆に助かってるらしい、

この家は国王の代理として細々した雑務を取り仕切る宰相に頼み借りている建物だ、

一応ここの現在の持ち主は王家で我々は其処から無料で仮で借りてる形だ、

だがそれも知らない親類とかが玉にやってくるらしいが、反乱に加担して、

現在は一家全員つかまってると言うと逃げるように出ていくらしい、

ここを借りてる理由は王家が宿を接収するという臨時命令が出て追い出されて、

更に俺の居る貴族向けの物資集積場も俺らが使ってるだけでも困ると追い出す

気だったが、義勇軍の先鋒を務めた俺と姫が居るので追い出せず、

削った結果一番近くの宿を接収となったらしいと言う訳で今、

べルネアル王国王都は今大混乱の大忙しで普通なら密偵とかが暗躍し放題だが、

逆に三河が裏で暗躍しまくってるので各国の密偵は偽情報と経済混乱で

それを伝えるだけで目いっぱいでとても戦争どころではないらしいが、

唯一ディランダル王国だけはこの国に敵対して今回の問題を起こした相手国だけに

国家間の正式な書簡でべルネアル王国の国王名義で宣戦布告と賠償命令が書かれた

書簡が送りつけられ実態を正確に知ってるらしい、ただ返答は今のところ無い。

「で、今の所はどうだい?」「ええ、すごく順調よ、今回の騒ぎで義勇軍やったお陰で、

市民受けも良いし、クーデターで反乱した人たちの物資を全部バグースに送って

叩き壊して今は新しい鎧や武器防具に変身中よ、そしてそのバグースに向けて、

今南側の反乱貴族の領地などから一部の反乱貴族の支援者を兵として

出させて要塞都市で武装させて対ディランダル王国との戦闘に参加させる予定なの、

まあ懲罰の労役ね」「おい勝手にそんな事して良いのか?」

「私がしてる事じゃなくて国王の命令を受けた宰相の下請事業的な立ち位置での

配置業務?的な指示を出してるわ、いわば命令の下請けね、

中間の指揮官が今すごく少ないのよ、そういうのって普通は下級貴族の仕事

だったんだけど反乱貴族で消えたり、逆に反乱した貴族の領地を見張る指揮官として、

普通は今私がやってる指示なんかを、命令してる人たちが出払ってるから人不足ってわけ、

宰相さんから、今なら爵位付きで大領地をくれるとか言われたけど、

場所が要塞都市バグースの有る領地の隣でディランダル王国の国境と

面した土地がある場所だって言うしすぐに断ったわ、平和な生活はまず無理だしね」

「そりゃ爵位付きでも俺も断るだろうな、あの国に面してるってまともな生活が出来ると

思えないな」「でしょ、だから断って代わりにお金で解決してもらうことにしたの、

まあ今はお金無いみたいでね、この国は今反乱貴族とそうでない優良な忠誠を誓ってる、

貴族としっかり分けてる最中でねそれまでは雑務でお金がかかるから支払えないって

言われちゃって、凄く困ってたら宝物庫を開くって行ってたけどあの話本気みたい」

「それってやっぱりあの解呪の話は本当か?俺は姫様をこの国が救った的な、

一般市民にアピールする何かの罠だと思ってたが」

「其処までこの国はズルくて酷くは無いみたいね、いわば騎士の国って感じかしら、

まあ規模が小さい国だって言うし陰謀的なのは起こしづらいしね、

よくこんな反乱させられたわ私なら2~3年は掛けるわ、

恐らく国家単位でもディランダル王国はこの国くらいの少国家だし、

それは凄いお金と人的なリソースを駆けて工作してたのでしょうね、

だけどいざ決起させたら、タイミング悪く私らが王都にいて、

一気に制圧されて恐らくあっちは大損害な筈よ多分国家の運営資金の半分ぐらい?

GDPの半分を一気に使うって、某北の国でも滅多に出来ない規模だと思う、

恐らく歴史に残る規模よ、それをこうもアッサリだものあの国は積み立てた

暗躍の努力とお金が無くなって更にこっち関連のネットワークまで密偵

捕まえたりしてるから大損害よそして私達は大儲けで恐らく団の3年分の食料を

まかなえる資金を得たわそしてそこに解呪だもの、帝国にも恩が売れるし、

貴方も傭兵の事業に本格参入できるでしょ、お姫様返すのよね?」

「それなんだが、当の本人が理解してないっぽくてな」

「へ?解呪して帝国に帰るのでしょう?」「だと理解してるかどうか~?」

「まあ何となくあの姫って天然っぽい所は何となく分かってたけど其処まで?」

「みたいだな、かなり状況が見えて無さそうだ」

「まあ男で世継ぎでは無いからそれでも良いのかしら?」

「俺に聞くなよ、逆に俺のほうがこの世界の事知らないぞ」

「まあここ最近連戦ばっかりだったしね」

「其処だ、この帝都で受け取るはずのウォーワゴンの新しいペンキや物資も

荷受け出来て無いし何も出来ない状況で姫も外に出せてねえ」「じゃあ呪いも?」

「そう」「それは不味いわね、」「だろ、早めに何処かで一回外に出して

解呪して薄めた上で王城前につれていきたいんだが、」

「外に出すって今は状況的に難しいわ」「何とか為らんか?」

「近衛兵を王都の各地に再配備するための移動準備日が有るの、

その日なら観閲式があるからその直後にねじ込む?」

「まあそれなら近衛に見られるだけか、…其処を俺らで周囲を一時囲めば

その間にデスペル架けて、うんいけるな」

「じゃねじ込んでおくわ、ええと明日の正午からだから大体一時半頃ね」

「分かった用意させるよ、助かった」「元々私の仕事でも有るしね良いわ」

という話で決着は着いたのだが……帰ってきてルイ・ジャンに話すと。


「おい確かに解呪できてないから呪いが濃くなってるのは確かだが明日、

大量の近衛兵の間近で出すのか?、いっちゃ悪いが姫はああ見えて

結構人見知りだしな正直困る」

「え~折角俺達の出入りをねじ込んでもらって来たんだぞ」

「そうだが、仮にも帝国の姫だぞ、教育を受けてるかも未だ分からんし」

とルイ・ジャンは非常に困ってる。


確かにこの姫様は帝国の急所の1つと言ってもいいぐらいだ見た目的には

帝国の姫と言えば笑われて帝国にとっては恥的な一面も無いわけではない、

仕方がないと行っても内情を知らない一般人的な立場なら、

バカにする可能性も有る、確かに不安は有るが時間的猶予と場所がないと

言う面もあるし……、

「庭付きの屋敷を一時借りてってのはどうだ?今団が借りてる屋敷みたいに

何処か借りれれば」「それなら帝国としても賛成できる案だな」

「早速話ししてくるよ」と俺は歩きで城に向かった、

城下散策もかねて更に筋力トレーニングも兼ねてるしで移動は、

またとないこの王都では良いチャンスだった、

歩いて街を進むと殆どが今回の反乱鎮圧への祝勝会の準備と、

壊された建物の片付けのどちらかで残りは、

混乱してる物資を捌く為の作業などだけで実質的には混乱中のままだった。

「完全に店はやってないなぁ、これじゃ珍しい物は確実に買えないな」

とぼそっと言いつつ歩いてると居場所なく店を開いてる露天商がいた、

だがあちこちから邪魔だと言われて片隅に追いやられてるらしいが、

本来はここで店を開けるマーケットスペースなのだろう、つまりその人物は

規定に沿った売り方をしてるが今回は日が悪かったと言う奴だろう。

「おっちゃん最近反乱が有ったばかりで王都は、だいたい何処でもこうだぜ、

売れないだろう?」

「ああ、全くだ折角はるばるガリアから買い付けて来た物もこれじゃ売れないよ、

全く日が悪いぜ、来た時に話は聞いたがここまで酷いと売り買いも難しいな」

「だろうね、でガリアからの仕入れって何買ってきたんだ?良いものなら買うぜ」

と一応聞いてみた。「おおこりゃ神様に当たったな「神様に当たる?」

「ああこっちでは言わないか俺の出身である南のダルダイル海王国ではそう行ってな、

ええといい人に出会うって意味だ」「へ~良いなそれ、【神様に出会う】か、

今度使わせてもらうよ」「ほう、良いね気に入ってもらえて何よりだ、

仕入れは魔法武器の類に付ける強化魔石さ、加工してる腕輪や指輪だな、

製造元からの直での仕入れだから、出元は確かで割といいものだ」

「強化魔石?」「ああ」「聞かないがこれってどんな作用があるんだ?」

「あ?知らないか~、だろうなこういった物は滅多に出ないし、

高すぎて魔石屋じゃ買い取ってくれないか知識不足で魔石代だけで~

なんて言われるのが普通になって来てるな最近じゃ」

「最近てことは昔は多かったのか?」「ああ、こりゃ魔石を固定のスキルで

結晶を更に固めた物でな、特定の自分の能力を一時的に強化する事ができる、

ただそれを普通にすると魔石を使い切ってしまうだろう?、

それを数回魔力を込めて於けば、繰り返し使えるようにした物だ、

加工するとそう言うことが出来るくり返し使えるから一気に使う

魔力を強化できるしイザって戦いの時には役立つんだが、最近じゃ沢山の魔石を

持つだけになってきてるな」と言ってるが、

いわば魔法のブーストが魔石で出来ると言ってるらしい、

それを繰り返し使える充電池みたいな魔石に加工した品って事らしいなこりゃ、

いい情報を聞いた、情報代で何個か買うか?、と思い聞いてみた、

「なあおっちゃんそれ一個幾らだい?」「あ?お前の年で買えるなら

傭兵やってる奴だろうが、お前は魔法使うのか?仕入れてなんだが結構高いぞ、

この赤い一番小さいので、1個3万だ、こっちの青いので23万だ、

此奴は空飛ぶ専用の奴でなくり返し使えるから長時間飛ぶのに使えるって、

一時は貴族を筆頭に皆んな買ったもんだがそもそも空を長時間飛ぶ魔法を

使う奴が少なくてなコレだけの金を払うなら他のことに使うって

一気に下火になって、今じゃ空を飛ぶ魔法が使える奴が少なくなってる

と来た全くやな時代だたった20年だぜそれで忘れられるってなあ」

「空飛ぶ以外の魔石の効果教えてよ」「ああ良いけどよ~」

「2~3個買うからさ」「え?買うのか?高いぞ、」

「空飛ぶなら要るんだろ?だったら買って損は無いよいすれ空飛ぶ魔法覚えてやるぜ」

「いや覚えてから買えよ」「いやいや、だっておっちゃん以外で買える所

この辺に有るのか?有るならそっちで買うが無いなら覚える前に買っとかないと

手に入らなくなるだろう?」「あ~たしかにこのへんじゃ売ってる所なんて無いわな、

ガリアに行けば買えるが売ってる店も爺さんがやっててやる気ももう無さそうだし

確かに買うなら今だが、高いぞ」「今なら買える」と金貨を見せると。

「しょうがねえ売った」と売ってくれてしかも大幅に安い23万が20万になり、

大体2万円ほど安く買えて、更にガリア教国の売ってる店の場所が書かれた

羊皮紙もくれた。

「良いのか?」「ああ良いんだ、どうせ今回でこの手の魔石売りも止めて、

これからは普通の魔石売りの店をして暮らすよ元々魔石の見立てだけは出来るしな」

そう言うと露天商は金貨を懐に入れてゆっくり帰って行った、

「とっ忘れる所だった」と俺は焦って独り言を言いつつ城に向かった、

歩いてお城に来るという行為自体が珍しいだろうなと思ったが、

「これは傭兵の方でしたねどうぞ、とあっさり入り口ははいれた、

そしてお城の受付に当たる、

近衛兵団詰め所入り口と書かれた出窓風の受付で、

俺は傭兵ギルドに入るともらえると言うか、

金を出すので自質買う形のギルド証を提示すると、登城内容を聞かれ

「宰相閣下への相談で1軒開いてる庭付きの屋敷を借り受けたくて相談に、

ほら、急に最近誰も住まなくなった屋敷が有るでしょう?」と凄んでみると、

「ええまあそうですよね、はい会えるかどうか聞いてきます暫くお待ちを」

と言われて案内された場所は、いわゆる豪商等を案内する時に使うらしい待機部屋だった、

そして暫く待つと、何故か宰相の関係者では無く来たのは王城騎士のアマンダさんだった、

「おまたせしたらしい、宰相殿はまず会えないだから普通は下級貴族とか

役職持ちが会うのが、普通だがその貴族が反乱だからな、でソイツらが住んでた

住んでいない屋敷だそうだが、1軒有るそうだ、

ただ私が聞いても其処は借りようとは思わない屋敷でな、チョット困ってる、

それ以外の屋敷は貸すか物資の集積場にしてしまってるらしくてな空いて無いそうだ」

「開いてるならどこでも、その屋敷とやらは駄目なのですか?」

「え~っと案内とか普通はするのだろうがな…はは…チョット有ってな…」

と明らかに動揺というか行きたくないと行く気がモレモレだった、

「其処ってそんな危険なのですか?」「あ~危険は無いのだが、その~」

「ハッキリおっしゃって頂きたい」「呪われてるんだその屋敷はもう30年以上は

使われてない屋敷でな、だが呪のせいで劣化もしないらしい、

誤って入り混んだものは、大抵可怪しくなって見つかる、

魔術師が調べても健康だそうでな鑑定が使える鑑定師が見ても

呪われた者と出るらしい大体2年は呪われたままらしくてな近づかねば

いいので放置されてる一度周囲に住んでる貴族が解呪を王に願ったが、

その時の王も解呪するだけの価値が無いとしてそのまま放置だだから正直行きたくない」

と真剣に言う。

「え~と我々は帝国の姫を出して解呪で呪を軽減するための場所が必要なのですから、

庭でいいのですよ、庭だけ貸してください」「まあそれだけなら」

「あと一応ウチの鑑定出来るやつに見せてみたいのですが良いですか?」

「それなら良いが鑑定師がそちらのは要るのか?」

「まあ異世界人ですから中には、はい」「本当かそれなら今度見てもらいたい、

ウチの鑑定師はイマイチこちらの言うことが分からないらしく、

聞きたい部分を見た数値とかを言ってはくれんのだ」

「ではその屋敷の庭で鑑定させましょう、なに、庭ですし問題ないのでは?」

「それは難しいだろうな、うん、私ちょっと日が合わないでな」

と逃げようとしてるので、

「だったらその屋敷とやらが呪われた理由とやらも教えてくれよ、それぐらいは良いよな?」

「それは~」とかなり嫌そうだと思っていたが。「仕方がない言おう、

今から30年位前にどこぞの貴族が持ってた屋敷だが、

そこで陰気なメイドが居たからと放り出すのは惜しいと言って、

地下でひどい目に合わせて、その男的な楽しみをしようとしたら、

そのメイドが呪属性持ちだったらしくてな覚醒したそのメイドに呪われたそうだ、

結果未だに屋敷の中は時間が止まり誰一人まともな形で出てきて居ないとか、

そこで中に入って時間を止めてるメイド本人を討ってきたら賞金をと、

今でもここ王都の各ギルドには賞金付きの討伐依頼が出てる、まず無理だがな、

金額は青金貨3枚だと言うから金貨3000枚3千万ロンだな中程度の一軒家なら

楽に買える額だぞ」と言うので、「へえ、それ一緒に討伐しないか?」

と言ってからかったが。「誰が行くか!」と物凄く怒ってしまった。


「悪かったよでその屋敷はどこ?今からその屋敷の庭に班ごと移動しなきゃだしな」

「ああこれが地図だ、後こっちが仮の貸し出し状だ、持っていれば正式に借りてると

兵に分からせられるからな」「助かるよじゃ、暇になったら遊びに来てもいいぞ」

「行かん!」と言って走ってもいないのに素早い動きで出ていった、

そして俺は姫のいる貴族用物資集積場に戻ると全員に言った、

「この国から正式に屋敷を1軒借り受けましたが其処の屋敷は呪で時間が止まっており、

入ると呪われた末に出てこれても数年可怪しくなったり、

時間が経っていることも有るそうなので屋敷は立入禁止です注意するように」

と言うと全員が驚いたらしい、「おい、この王国内のしかも王都に時空級の

呪スポットが有るとか聞いてないぞ」とルイ・ジャンが言う「何その時空級って?」

「ああ突然起きる異変地帯の規模を示すランクだ、まずめったに無いが、

其処まで酷いと伝説級の宝具でないと解呪出来ないと聞く規模だ、

人の身ではまず解呪出来るものはおらん、其処に行こうとかバカなのか?」

「だから言ってるだろう、屋敷だけだ庭は普通の状態で問題ないらしいかなり広いし

使っていいと来てる、使わない手は無いだろう?」「屋敷内部だけという事でいいのか?」

「らしいぞ詳しくは知らないがこれが貸し出し状だって」

「しっかり国からの貸し出しという、

書類まで用意して手配が良すぎる何かあるのではないのか?」

「いや無いだろ、有っても近づかなかれば良いので」

「まあ、注意しよう」とルイ・ジャンは納得したらしいが、

その家臣である帝国から付いてきた執事やメイド等が青い顔で要るし、

ナターシャら下女や下男も全員が俺の話に涙ぐみ神に祈る物までいる。


「いや入らないからね屋敷は危険だし」と言うが聞きやしない、

だが結局ここは明け渡すことが決まってるのでこの国の兵下たちが物資を持ってくると

注意に来たのでやっと移動が始まった馬もバーニャも気が重いのか

動物特有の危機感で気づいてるのかいつもより進みが遅い、

そしてやっと付いた時正門から奥はジャングル?と言いたい程、

草木がが生い茂り、放置されてるのはすぐに分かった。

「しょうがないね、おりゃ」と俺は左手からファイヤーボールを出してまっすぐ進ませると、

下草が燃えて黒く焼き消えていた、それを見た他の者達も問題なさそうだと、

風魔法や水魔法で道を作って入っていく、そして「おお、これは凄いですね、」

と言わせるだけ有って草や木が突然途切れてる場所を発見見ればその先には綺麗に佇む屋敷と、

水が止まったままの白い石製の噴水が配置されててその水は一切動いていなかった」

「はい、ここより先は進入禁止ね、入らないように地図で行くとここから

右方向にかなり広い場所があるから、そっちを草刈って野営準備するよ~」

「は~い」と其処から先に近づかなければ良いと理解したのか、

安心して右折して草木を焼き払って宿泊準備を始めた人間理解できれば安心する

生き物です危険地帯が可視化され見えれば其処から先に行かなければと、

理解が出来るのです、と野営準備も終わり俺はここに来る途中で姫様にも

しっかりとその話をすると、コクコクと何度もうなずき怖がってた、

まあ姫様の場合は呪術師の術によるものだからね怖いのも分かるし。




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