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異世界ソビエト高校   作者: 石田研
17/23

第十六話 王都バルディオへ出発

それから1周間後、毎日、毎日、

長方形の平たい片手盾を左手に付けて剣を両手で持ち、

振っては片手で防御、右手で剣を振るうそんな筋力がないため、

情けない形の訓練が身体強化魔法で鍛えた結果一気にアップして

片手盾を気にせず両手どちらでも剣を振るい、

剣戟が来たらすぐ盾で防御すると言うスタイルが何とか上手く言った結果、

訓練中「リンゴ~ン・リンゴ~ン・リンゴ~ン」

とレベルアップでは聴いたことのない、

初めての音に驚いていたら剣の師匠が察したのか止まってくれて

俺はこの事を聞いた。

「あの、急に鐘のなる音と共にレベルアップしたって感覚がしたんですが

これ何でしょうか?」「おお、おめえ凄えな、そりゃ総合レベルのアップ音だ、」

「総合レベル?」「ああめったに無いぞ、言ってみればスキルが有るだろう、

無きゃないで良いんだが、とにかくスキル・剣技・魔法と基本はその3つだが、

それが全部一定の数値まで行くと全体のレベルが上がるんだ、

大抵はスキルとか剣技とか魔法が全体的に効きやすくなり

魔法とかは命中率とかが上がる剣技は切りやすく当たりやすく、

スキルは個人的なもんだが大抵はよく効くようになる、

さて、レベルアップした以上はおごれよな、おら!もういっちょ行くぞ」

「はい、」と言った感じで上がり、後で頭の中で集中してステータスを確認したら

------------------------------------------------------------------------------

佐藤辰巳 [Lv+11]+2

剣技「斬撃+3」


防御「ウォーガード+1」「技工の徒」レベル8

魔法「ウオール+1」

神聖魔法「スピリットキュア+1」「ホーリーキュア+2」

「ホーリーディスペル+3」

風魔法「扇風+2」

水魔法「ウォッシュ+3」

火魔法「着火+4」

その他「俊足+1」

スキル「正確な道」+2

------------------------------------------------------------------------------

「うわ、剣技と防御が凄く低い、しかも突撃系だし」

他の皆んなは最近では大体20~28レベルで俺は11?

剣防御などが大体4~5だと聞いた、だとすると俺って、

土系は塹壕掘った時とかごみ処理系の日常生活スキルだなと

バグってるのが1つ、回復と風・水魔法はモロ王女様の生活関連で

それでスキルが上がって、大体平均値になったから?なのか?

俺の名前の横のレベルが何もなかった所から+2になってるでも

「技工の徒」のレベルってなんだろう、8なんだが、

それと総合は違うらしいし謎だ後でルイにでもきいいてみよう、

と思いつつ訓練してたら頭を刃抜きの剣で叩かれた、

「おい真剣にやれ、」「それなんですが、」と言って説明すると、

「そりゃ意味無えってもんだお前の剣技が突撃系なのは

ショートソードでの戦いが一番合ってるとこの世界に見込まれたからだ、

だから突撃系なんだよロングソードとかの持ち主なら大技系だし、

普通なら剣技系が来る突撃系はショート系特有の技だ、

だから俺も慣れねえ突撃技を教えた、だからこれで良いんだ、

下手にスキルや性格、武器の相性と合わない技や攻撃を加えると、

逆に失敗して死にやすくなるから注意だ。


俺がガキの時知り合いが憧れの技が習得できたからって使ったが

ロングソード系の技でな初撃がミスってその間に攻撃されて死んじまった、

それ以来俺は自分に合う物だけを訓練で伸ばして生き残ってきた、

憧れは憧れだけにしておけ、ただ夢はたまに叶う寸前に為ることが有る、

そのチャンスを逃すと後は無いからその一瞬を逃すなよ」

「はい」と結構どころか良いアドバイスを受けて

その後は真剣に疲れ果てるまで訓練して帰ったそして。


「と言うことで総合ランクってのが上がった」と王女様の為の詰め所で俺は、

ルイジャンとナターシャとホルヘが居たので言って見た。

「はあ~!本当か?」「そうなんだ、」「信じられない、」「え?なぜ?」

「ああ普通はなその程度では上がらないんだ、総合ってのは言ってみれば

人の器って言って、魔法や技術等様々な事がレベルアップして出来ると聞いてる、

もしアップできれば、魔力上昇や攻撃力増加スキル実行力の確率アップなど、

それは全部が上がって憧れの的になるこの事は他の誰かに言ったか?」

「教官だけだ、後で傭兵団長には言っておくが」

「ソレが良い、下手に言いふらすと誰かに刺される事になるぞ」「へ?」

「いや本当だ、昔の話だが、俺が帝国騎士学校に居た時、

総合が上がったと喜んだ学友が同じ部屋の寮生に刺された、

死にはしなかったがソイツは退学でな、伸び悩んでた時に部屋が同じで

イビキがうるさいとか勉強時に話しかけられ集中できないとか、

その程度で不満があったらしいが時にはその程度でも凄く珍しい祝事を聞くと、

恨みたく為る時も出てくるだから注意が必要だ、発言は注意してな」

「ああそうする」と俺は、

この時本当にこの時は自分が高校生で17歳のガキだと理解した。

精神的にも上を目指さないといけないって事だ、

何せ今は仮だが帝国王女様付きの管理業務者だし、

俺のミス一つで王女様が危険に合うし、

敵を不必要に作るかも知れないし、これは本気で三河に話をしよう、

と心に決めて細かな用事を済ませ、

簡易の傭兵団詰め所となってる宿の1階の食堂に行った。


「あ、居たか居ないかと思ったぜ、居てよかった三河」と言うほど、

いつもいる場所には居なくて少し探したのだ。

「そう言って貰って少し安心しました、何せ先日刺される所でしてね、

この宿も少し物騒になりましたそちらの王女様が襲われたのと

ほぼ同じ頃に騒ぎに乗じて私を狙ってきたバカな

この国の貴族の使いが居ましてね危うく刺されるとこでしてた、

まあスキルで注意したら止まったので、

ルッタ氏の連絡役の兵士さんが捕まえてくれましたが、

少し怖かったので定位置を変えまして」

「そうか、まあ俺もそれに似た境遇に居るらしくて」と

総合レベルが上がったと説明した。

「なるほど理解はしましたがやはり全体のレベルが低いですね、

あれだけ実戦しててもこの程度ですか他の人達はかなり上がっています、

恐らくと言う注意書きが付きますがここの衛兵団長さん付きの

魔法使いさんいわく。

「カウントに入り切らない異世界の術とかは今まで無い行動をするために、

神の定めたこの世界のルールが認識出来ないのでは?」との話でした、

恐らくCCCP教団と言うのが200年間存在しなかったので、

武器のルールが無くなったか停止していたかそもそも無いのか、

とにかくカウント外だったと我々は見ています、

そのため訓練で弓や剣の刺突系攻撃が著しく上がっていて、

一定の実戦訓練と魔獣相手の実戦をすると、

いきなり数レベル一気に上がるといった傾向が見られたそうです、

貴方はまだ魔獣討伐などの傭兵仕事をしてい無いので、今後一気に上る

可能性を持っていますそれまでは訓練で腕を上げてくださいとしか

言えませんね、後例の件ですが出来たそうです、

要塞からここまで運んでくるとの話が今日の朝有ったので、

1週間後にはここを出られるでしょう、準備しておいてくださいね、」


「分かった準備しておくよ、しっかし俺がここに来ると知ってたように、

調査した情報が出てくるな何処まで手を広げてるんだ?」

「全部ですよ、各員が集めた情報を覚えて居るだけです、

不必要なら忘れる様にしています」「それって普通じゃねえだろう、」

「ええそうですね、でもするしか無いんですよ、代わってくれるスキルを

持った人がいれば良いんですが」

「大変だな、それと言っておいたナターシャの件だが、使えそうか?」

「それですが伊織さんは使えると言っていますただ彼女は少し問題があり

暫くは無理でしょう、後、例の国関連はまだ調査中です

各国も調べてるみたいですが」

「そうか暫くは無理か、分かったしかしなんかヤバそうだしなあの国、

3ヶ国相手に戦争だぞ来てる可能性大だろう?」「そう言うと本当になりますよ」

「忘れよう」と話し合って俺は王女様関連部門の詰め所となってる

箱馬車横のテントに戻って待機していた。


「ふわ~眠いな、今日は曇りか道理で眠くなるわけだ」

「曇りだと眠くなるんですか?」と俺の独り言にナターシャが聞いてきた。

「ああ偶にだがな、雲が出る時は生暖かい時だったりするだろう、

そんな時は人は大体だがそうなるな人によって違うそうだが

今日の俺はそうらしい」と気圧とか上昇気流がどうとか

言っても分かってくれ無さそうだから言わなかった、

するとナターシャはふ~んなるほどと言って何か考えて居るようだったが、

其処まで考えることか?と俺は思ったりした、


そして4日後。

「さあ、今日でこの詰め所ともお別れだ最後は綺麗にして

この街の人にこの場を返してあげよう後2日でここを引き払うから、

しっかり片付けろ、移動のための物資を綺麗に整頓して仕舞え、

種類ごとに箱に収納して何処に何が有るか分かるように仕舞うんだ、

そうすれば出す時が楽だぞ」と俺は自分の荷物を俺の名前が書かれた

木箱に入れつつ周囲で働いてる下男下女に発言して気合をを入れる、

周囲はこのまま移動すると思ってるが俺は予定通り進めてるつもりだった、

だがこの町の住民はこの話が想定外だったらしく、大パニック状態になっていた、


何せ今大流行中の揚げ物と言う一大革命を食の世界で起こし、

新しいジャンルまで確立した揚げ物類はその調理法だけでも大革命だ、

それを食べるだけの為に国の反対側から来る貴族や

料理法を学びに来る料理人遠方では周辺国諸侯までもが興味津々だそうで、

その生みの親の傭兵団の指摘で段々と腕が上がる各料理店が多く、

その指導をほぼ無料でしてくれる傭兵団がいきなり1週間後王都に出発すると

言い出し各施設や各馬車などの準備を始めたのだ、

それを知らなかった市民はパニックに為らない方がおかしかった。


「ちょっとどういう事だい、いきなり居なくなるって、そりゃ酷くないかい」

と言う市民代表の宿の女将の話も書記の山志田が三河議長に話をと言うのを、

立ちふさがって止める。

「そう言われましても我が傭兵団はこの国からの要請で、

王都に来るよう言われたので行かねばなりません、

それに対価の支払いは国側からの支援なので我々にはどうにも」

と言って国の要請だと言って突っぱねた。


「そう言ってもねえ」というのは皆んな分かってた、というのも、

既に剣等の訓練は中止になり全員が少ない荷物を整理して、

背負子にまとめていく、

残りのそれ以外の物はまとめて伊達が回収するか、この街で売却する、

そもこの街に来てすぐに必要物資は買ってあるので結果、

急に買うものは当然少ないので売る一方

だ、そして売れ残りはの衛兵団かこの街の孤児院に寄付という形になっていて、

既に準備は済ませ終わる段階だった、と其処に。


「来たぞ~!例の話にあった奴だ!」と誰かが訓練で培われた大声でいうと、

周囲の学生らが外に出て道に出て来るのを待つと遠くから土煙を上げて

やって来たのは馬車だったがただの馬車で無かった、

バーニャ6頭が引く異様な形状の馬車だった、

それはどう見ても禍々しく見た目からして異様だった、

何せ御者が居る御者席が見えない作りだったし

それに箱馬車では有るが色が深い緑とグレーの乱雑なラインで

構成されてて、緑は濃すぎて灰色とも黒とも取れるほど濃い色で

車輪も鉄板で覆われ見えない妙な形状は異様づくしだった、

其処に傭兵団となって初めての初代団長の三河が宿の外に出てくると。


「ついに来ましたか、予想よりも禍々しいですねこれは予想外だわ、

お披露目前にはもう少しなんとかしなきゃ」と行ってる、

すると馬車の前を走る1頭の馬に乗った鎧姿の騎士風な男が、

手綱も片手で扱い半分適当な感じがしたと思ったら

馬に装着されてるなにかの棒を取り出し掲げる。


その棒の先にはとまれの標識が上がっていたしかも日本の道路でよく見る

三角形の形状で赤と白で彩られて日本語で止まれと書かれている、

するとその表示が出た瞬間後ろの6頭のバーニャを操ってた手綱が引かれ

バーニャが止まろうとし始め、宿の前で綺麗に止まった、

そして先頭の馬に乗ってた男が降りてきて三河の方に進むと、

綺麗に敬礼して手で甲冑の兜のバイザーを上げた。

「団長、おまたせしました、ウォーワゴン装甲馬車1両と、

輸送用ウォーワゴン装甲馬車1両計2両を伴って我ら傭兵団が

技術部門はバグースより追いつきましてございます受領確認願います団長」

と男は言い、「良く完成させ追いついて来てくれました、

流石は我が校の技術部門担当、努力ありがとうございます早速受領しましょう」

と言って三河は降りてきた男子たちの話を聞きつつ馬車を乗ったり、

しゃがんで見たりして丹念に確認した、

そんな頃俺のところにも来たと言う連絡がやっと来て、

俺は王女様の警護を一時ルイジャンに任せ見に行った、

この世界の人はただの鉄の箱馬車だと周囲は見に行く程では無いだろうと

言い止めるが俺にはそれがなんだか分かっていたので最優先で向かった、

そこに居た新しい装甲を施した馬車の手前で総鎧で立ってる奴に俺は声を掛けた。


「よう!、久しぶりだな電算研総勢で作ってたのが出来たって聞いて来たけどさ

コレがそうか、見た目というか設計思想が可怪しい事になってるな」

「そりゃ途中でねえ」

「まあ途中での仕様変更は有ったが基本は同じだろ?」

「だけどさ内装とか足周りとかかなり変えたんだぜ」と言う

「それは聞いてるがイメージカラーは変わってないなどうした?」

「ああペンキの調達が無理だった王都には有るって言ってたし

受取証を発行して貰ってる王都に行けば塗装屋で受け取れる話が付いてる」

「そうかそれまではこのままか」「まあ、急だったしな、我慢だな」

「分かった、しかし凄いなウォーワゴン特に車輪前の鎖が並びその先に

鉄球って中東の対戦車対策や地雷対策の応用か~」

「ああ、妨害工作用で思いつきだったが、ドワーフたちに話したら、

丁度良く余ってるのが有るって言い出してな対地雷用の車輪や列車につける

尖りも提案したんだが、コレになったこの鉄球な元は奴隷用だったってさ、

この国が奴隷廃止で大昔に残ったのを溶かすのが面倒だってドワーフ達が

倉庫に放置してたらしい」「奴隷用かよ、しかも残りって溶かせよ」

と言う箱馬車の形状は異様で鉄製の車輪にそれを外側から覆う鉄板そして

その上には馬車周囲を城壁のように覆う鉄板隙間が一定間隔で空いて居て

矢や銃弾を撃つ鉄砲狭間さまというのが設けられてた更に

馬車天井にも1人は乗れる周囲を鉄板で覆った射撃用の物見が付いてて

とても頑丈で重そうでも有った。


「しかしアルミの精製に成功するとは思わなかったよ」

「あれ?言ってなかったっけ?これこっちの世界で作ったアルミじゃなくてさ、

言ってみれば複製って感じかな~ちょっとしたチートだけど、

とにかく一部の強度が少なくて良い所だけだが、かなり軽く出来たよ、

スカート部分は複合でもちろん「鉄板も」だけど内側の

フレームはハニカムのバルジフレームだし車両本体も車と同じ

2重のラダーフレーム構造型のだがやはりこっちの技術では車の作り方では

無理でさ限り無く薄く鋳型で作って叩いてだからやはり重いよ、

ウォーワゴン1両で軽く2トン行ってる、例のがあるからそれを除くと、

中のスペースは其処の計測した木の馬車と変わらないな、

ただ金属フレームのベットは付けれたほら牢屋とかに有るだろう

壁に付いてて鎖で支えるやつあれを付けた木板で軽くして

毛布を重ねてそれっぽくして有るから寝心地は見た目程度だが

この馬車足にコイルサスとバネサスをバランス良く入れてある、

だが油圧は駄目だった、話聞いて驚いたがいい出来だろう」

「ああ予想以上だよく作って来てくれたな」

「それはあの要塞のドワーフに言ってくれと言いたいがやはり団長だろうな、

あの指示がなきゃ今ここにはコレは無かったよ」

「やはりあの情報が出回ってるのって団長か?」「だろうよ」

「やっぱりか、あっちを立つ直前にドワーフが急に区画整理だって、

向うの要塞内部の武器マーケット半分壊してたしこっちでも積極的に

揚げ物を発信してたどう見ても酒に合う物と見てたが、やっぱりか」

「ああ間違いなはないだろうって揚げ物かよ、俺はまだ食ってねえぞい」

と口調がドワーフっぽくなってる電算研技術班が、ワラワラと馬車から

顔を出してきて、俺が「じゃあ今からこの道を真っすぐ行けば、

のぼりや看板が出てるから食べてくれば良い、団の人間だって言えば半額だぜ」

と言うと一気に降りてきた。

「おい皆んな揚げ物が半額だってよ」「まじか、行こうぜ」

「おいおい、物は置いてってくれよ荷物乗せるからさぁ」

「ああここに置いて行って大丈夫か?」「ああここが駐車場だしOKだ」

「おお揚げ物!」と先ほどと違い、

4人と馬に乗ってた1人が兜を脱いで抱えると走って行った、

俺は王女様の班詰め所に戻るとみんなに言った。

「さあ、皆んなコレが新しい王女様専用ウォーワゴン馬車だ、

明日から使ってもらうからそのつもりで荷物を積んでくれ、さあ動いた動いた、

ぼ~っと見てても何も変わらないぞナターシャ、

姫様用の換えの荷物はこの馬車の後ろに積む所があるから積んでくれ、

場所は俺が教えるから、さあさあ動いた」と言うが全員が唖然としてて

固まったままだった俺が言ってやっと動く程度だ、とルイジャンが来る。


「おい、辰巳コレは一体何だ?」「ああ新しい王女様の専用ウォーワゴンだ、

元は輸送馬車として作ってたんだが途中で王女様の話があって

急遽寝台やら何やら付けさせてたがやっと完成してきた、

見た目の色は元々戦場移動用だったんだがこの色を塗った後で

姫様の事で変更話が上がったからこの色だが、

王都で用途に合う色に塗れる用になってるらしい」

「確かにウォーワゴンは頑丈だろう、帝国にも昔は一時有ったと聞く、

だが、コレは動く良い的だぞ、バーニャ6頭引きとなれば当然矢掛が来る、

良い的だぞ、討たれればそれこそ要塞的使い方しか無い、

それともに要塞でもする気か?」

「まあまあ、王侯貴族だって4頭引きとか普通だろう」

「だが6頭は流石に多すぎる各馬がいう事聞かんだろう?、

4頭もいい狙い目として何処の国の騎士も狙う的として見るぞ」


「まあ、わからないではないが、その辺りは秘密でな急遽用意させた代物だしさ」

「だからって目立ちすぎだ頑丈さや形状は城風で悪くないが

色は黒いし6頭引きだし良い的だ」

「まあ、王都に行くまでだってそれにこっちの古い木の箱馬車も持ってくしさ」

とナターシャが言う。

「この新しいのって呪いは大丈夫なのですか?」「それだが…わからない」

「おい…」「いやだってさ、俺も作るとは聞いてたがその後で呪いの話で、

みすぼらしく汚くって事に気づいたろう、その前から作ってたんだよ」

「遅かったって事ですね」「ああ」「じゃあ後で試してみませんといけませんね」

「だねえ、一応今度のは変更で足踏みでは音が伝わらないから、

鐘が付けてあるって聞いたがあれかな、今度は鐘を鳴らす回数で聞き分けるスタイルだ」

「それを姫様が」「そうだ」と言いながら

俺もナターシャ達も新しい装甲馬車を見たり荷物を載せたりと動く、

どうやら鉄で出来た寝台の部分は牢の壁に付いてる奴の頑丈版と言った所だった

壁に付いてる箇所の反対側が2箇所で釣ってあり、

寝台部分は鎖でメッシュ化風にしてあるが無骨だったしその上に直接綿の寝具が

張ってあり、内装は同じ素材で薄い木板が張って有ってどうやら

金属丸出しではない様子、また衝立付きのトイレ部分が付いてて

寝台から穴が丸見えの今の木馬車より少しはマシになってたが、

どうにも居心地が悪い、外側の銃を構える待機場所は床が木張りで荷物置きも

小さいが有るので良いんだが内部に入ると少し気分が良くない感じがする、

何だろうと思いつつも、新しい馬車は出入り口が左の待機場所にある

ステップを登って進み入る仕組みでそこにスライドドアが付いてる、

一応戦車や装甲車と同じく天井の上の部分と床の寝台の下部分に、

小さな扉が付き横転したり埋まっても内部から出られる仕組みだ、

正式な出入り口は外から閉じ込める仕組みだが上と下は内部からでないと

出られない仕組みだ暗殺者が上下の非常口から

入られたらおしまいなのでそういう構造なんだが、妙だった、

閉じ込めるのが前提の牢型の箱馬車なのだが装甲車で上下からのドアで

内部から出入り自由と来てる、俺はこの構造を見なかった事にして、

下に姫様用の桶をセットして蓋を閉め内側の部分に有る穴に水の入った樽を

設置して手洗い用の石鹸を設置トイレ関連を一番先に終わらせて

着替えなども天井側にラックがあり、其処に仕舞うようにナターシャに言う、

また服以外の荷物は馬車内の下に小箱の入れ場所があったが一部は既に

整備用器具が閉まってあったので残りに詰めこんだ、


こうして引っ越す準備までは済んだが問題はこの金属製の馬車に

姫様が入って乗るのが問題無いかだった取り敢えず何かっても困るので、

夕方の食事後団長や技術班またこの街の魔術師達が

集まって立ち会いの場で進めることになった、

話しは各所にした時に何故か街民が集まりだし

その日の夕食は大宴会となった、と言うか為るしか無かったのだった

何せ今で毎日安定して食べに来ていた傭兵団約50くらい

残りの10人は要塞都市バグースやこの国の王都に連絡のために

散っていて居なかったがたかが50人されど50人それだけの人数が

美味いという食事が出回ればこの街の鉱物精製所やその金属の生成で

生み出されるゴミの処理や逆に出来る金属を運搬する業者などは

大抵が男で大食らいなので揚げ物は一気に広まったわけだが、

その50人が王都に行くと成ればこの街で揚げ物に出会った人々が挨拶に来て

更に50人が急に明日から揚げ物を主体とした食事をしないので、

そのために用意されてた食材の魔獣の肉や芋穀物や油が大量に余る、

とくれば予定が崩れるのでこの際だとばかりに

捨て値で予定分を今日放出したということだった。


もちろん傭兵団が街で買い付けていたし王都までの日程分の食料も有るが、

それを売っても赤字に為るので今日のうちに売ってしまおうと

各店は必死で大量に作り盛り上げ市民に食わせ金を稼ごうと必死だったが、

何故かそれに都合よく乗る男たちが一斉に騒ぎ出してると言うのが現状で

物凄い一大大宴会となっており街を上げた大騒ぎとなっていた。


「いや、凄いな帝国ではここまですごい祭りなどめったに無いぞ、

有っても精々帝都の帝国祭やワイン祭りぐらいだな」

「へえこんなにすごいの有るんだ俺が居た世界でもここまでってのは

そんなには無いけど有るにはあるかな、で聞くけどさ、

その帝国祭ってどんなお祭りなの?」

「うむ、説明しよう帝国祭とは現帝国皇帝が生誕された月の日に

今の帝国の繁栄を祝って皇帝陛下の生誕を祝う祭だ、基本は何でもありだな、

大抵は帝都が中心となってその次に近い都市と離れるほどに

下火には為るが帝都は過激でな物売りの出店は基本で歩きでの

売り子もいればと街中で飲み食い物販と来てからの大筒炎が有る」

「大筒えん?」「ああ筒に燃える粉を入れてなそれを持った騎士が帝国城周囲や

帝都城門の上で火の花を咲かせる、振る舞い酒も出るし備蓄麦も放出されて

祝パンも出るぞ」「そうなんだ~」

「ああその時々の陛下によって祝い方も多少変わるし特に陛下が就任10周年は凄い、

一度だけ見たが空一面が火の花で満ちた程城壁一面が大筒で満たされたことが有る、

がその結果火事になった家々が多少は出たらしいがそれは綺麗だったなあ」

(それって日本で言う花火大会的な?奴かな?燃やしてる物が気になるが、)

「はは、だったらこの都市は今日を揚げ物の日として毎年揚げ物祭りをするしか無いね」

「これだけ騒げば為るかもな」と俺とルイジャンが言ってたら横の揚げ物やの屋台で

フライドポテトを揚げてたおばちゃんが。


「そりゃあ良いね!!今日を揚げ物の日って事で毎年挙げて売りまくれば良いのかい

その意見貰ったよ!」「そりゃ良い祭だ祭り~」

「おっ良いね揚げ物祭か良いねそうしようぜ!」と話は伝言の様に伝わっていく、

……その日王国秋月の7の日錬金の街シャーラスは揚げ物の日

であり盛大な祭りとして人気を博し、

2年目からは巨大な揚げ物を揚げ市民に売るという大変人気の祭りとして

王国でも有名になったのだった。


~翌朝~

「ドンドンドン」と足音が3回連続で鳴る音が響く。「あ、姫様?」

俺はすっかり祭りで腹を満たしていた時に配られたエール風のアルコールか

何かのせいで寝てしまっていたらしい、ふっと気が付き周囲を見れば、

起きている人はだれも居なかった、そう交代要員も誰もだ、

もし先程襲われて居たらと真っ青に成りつつ、

自分の武器を確認、残弾や予備弾薬手榴弾まで確認するがすべて正常だった。

俺は大声で「総員起床~」「総員起床~」と繰り返し叫びつつ、

姫の箱馬車を開けて中を確認する為の、予備の確認穴と言うドアを開ける前に

異常が無いか?とかを確認するいわゆる騙し工作に対抗する為の小さな穴で

中を確認すると幽霊のような長髪が天窓からの光で明るくなってる

姫が立って床を蹴ってた。

「姫不審者等はいませんでしたか?」と聞くと「ドンドン」と蹴ってる。

「どうしました?」と言ってかんぬきに手をかけそのまま腕時計を確認すると、

時間が今~と思ったその時だった、

後ろからドスッと刺された、完全に背骨から内蔵直撃だった。

「あ!」と言いつつ反射的に腰のでは無く胸当ての下の一部を開けて

スペースを作ってた場所に隠して収納してたマカロフを抜き、

後ろに向けて一気に引き金を引く「パンパンパン」と撃つとナイフと

共に誰かが倒れた振り向けば倒れているのはホルへだった、

ホルヘはこの国べルネアル王国が男爵グラゼ・ルッダが直々に付けた下男だ、


他の一般の下男とは違い王女様の寝所である現在使用中の箱馬車の

ドアの鍵を持ってる内の1人だただ閂を取ってドアを開けるには

閂を取るための固定具を止めてる錠前の鍵を持つルイジャンと

俺の2人から持ってる鍵を奪わないと開けられない、

倒れたホルヘは綺麗に腹に銃弾を食らってたが、

手には中型ナイフと自分の鍵とルイジャンが腰にいつもぶら下げてる鍵が有った、

俺は腰では無く、基本大事だが小さくて無くしそうな物は、

この胸の胸当てのプレートの裏を覆ってる革と布の部分に袋を付けてもらい、

そこにある程度まとめて入れてる、俺的には小物入れに鍵を入れてたので

其処から鍵を出すと思ったのだろうそれと同じ場所だが下に、

マカロフをベルトごと縫い付けさせて持ち歩いてたので、

今回ホルヘは鍵を出すのだろうと踏み少し気を抜いたのだろう、

持っててよかった隠し武器そして見るとホルヘ以外のルッタ氏が付けた、

下男達が倒れていたのに起き上がって来た手にはナイフや剣を持って

俺を狙って囲み始めた。


「一体どういう事かな、まさかルッタ氏がとは思えんし脅されてるのかな?」

というと全員が喋るでも無し目が虚ろだった。

「さあコレだけの手合だ派手に串刺しになってくれよ~?揚げ物って串揚げも有るんだろう」

とそばの木の後ろから誰かが笑いながら言ってくる、男だが顔が見えない。

「魔術師か?」「そんなのと一緒にするなよ」と笑って言ってる。


そこで俺はマカロフを胸のホルスターに仕舞い、

左腰のモーゼルを出し右手で構えると相手は木陰にいるが少しは

見えるので狙いつつ腰のこっち製の皮ホルスターの内側の木製ホルスターを

取って装着してストックとすると左手で後ろのバックに付いてるボタンを

ゆっくり外し中の手榴弾を取り出す、

奴は隠れている死角なので見えないはずだと思ったが。


「はっ、破裂する弾ですか?それを使えば今ここで倒れてる奴や

お前を狙ってる奴らは、一気に魔力放出を味わい、死ぬでしょうね、

何せ今この周辺には拡散爆発魔術が仕掛けてあります、

それに言っておきますが私は魔術師ではないので、と言った瞬間、

俺は容赦なくモーゼルで木とヤツの間辺りを狙い、

指を後ろに下げる要領で撃った何せ大量に有る物資珍しい物

が何故か有ったりして特にこのモーゼルもそうだった、

恐らくナチ辺りから流れただろうモーゼルの中に有った一部珍しい

[シュネルフォイヤー]という種類でフルオートでも撃てるので、

即スイッチしてオートで撃つ更に特別なソビエト製の手榴弾を投げた。

「タタタタタン」と連続射しつつ投げた2秒信管型手榴弾が飛んだ先で

一気に爆発する「バン!」と地面に落ちる前に爆発した、

手榴弾で男は吹き飛んだ、「ヌハッ」と変な声を出して吹き飛んだ、

男は恐らく事前に聞いてた情報で、爆発を防ぐような、

布のフードを被っていたのだろうが、勢いで横の柵にぶつかり倒れた、

と同時に俺を周囲で囲んでた下男達が倒れそして周囲から黒いモヤがで始めた、

恐らくさっきの男が言った拡散爆発魔術とか言う奴だろう、

俺は手榴弾で吹っ飛んだ男に駆け寄るとフードにはしっかり弾が当たって居たが、

綺麗に受け止められていた俺はそれを剥ぐと男の胸辺りから、

特に黒いモヤが出てるので服の下をめくって見ると、黒い何かで入れ墨のように、

紋章のような物が男の胸に直接書かれていた、

そしてそれは次第に黒さを増してるように見えたので、

俺はその不気味さに逆に怯えて、腰から抜いたナイフで一気に

その紋章らしき物を斜めに裂くように刃を立てた「グアアアア」

と怪我で気絶してただろう男が絶叫と共に意識を取り戻し、

何故か黒い紋章が薄れ、逆に男が全身黒っぽくなって行く。


「てめえやりやがった、があああ」と俺にすごい力で掴みかかるが

その黒さに飲み込まれて行くそして真っ黒になったと思った瞬間まるで、

アニメの瞬間移動とかそういうのっぽく瞬間的に消えて変なのが出た、

一瞬丸い玉っぽく見えた異物が現れて一瞬だけだが瞬間それが黒い目に見えた、

それは目の瞳孔も白目の部分も全部真っ黒な目で見られた気分がした瞬間に消えた。


「なんだよ今のヤバいだろ、」と持ってたやつを刺したナイフを見れば、

刃先がまるで切り取られたように綺麗に切り取られたように無くなってた、

そして周囲から次第にゆっくりとだが声がし始めた。

「うう」とか「おえ」とか大体はうめき声に近い声だが全員が意識を取り戻したのは

嬉しかったそして刺された腰を手を当てて見るが

嬉しいことに着ていた学校指定の白いワイシャツが

切れてるだけで体までは達していなかったコレは国境の要塞都市バグースの

装備屋で買ったチェーンメイルのシャツのおかげだった、

やはり装備の基本だよね、買っててよかったチェーンメイルと

思いつつ刺された箇所を触ってたが直ぐに気がついてホルヘの所に戻る、

「ホルヘ、一体彼奴は何だったんだおい」というが虫の息なので、

「ホーリーキュア」「ホーリーキュア」と2回かけるが、

叩き込んだ銃弾部分は元に戻らずそのまま逝った。


「~という事なんだって!」と説明する俺、

三河団長やルイジャンやシャーラス憲兵団の団長らに囲まれ事情聴取を受けた、

聞けば全員酒を飲んでいない者も監視や見張りで門番や城壁内部で捕まえた

酔っ払いとかを見張ってた奴らまで全員が一気に倒れ三河団長も倒れたらしい。


「私が倒れたのは今日の08時15分丁度よ、倒れると思って時計を見ておいたの」

「他の傭兵の倒れた時と一致するな、だがなぜお前だけ先に起きれたんだ?」

「恐らく鍵を探したが見付からなかったので俺自身にとり出させたかったのだろうと

思うんだが、ただルッタ氏の部下の人らが全員操られてたし、

ホルヘに至っては俺を一気に刺してきたし焦ったぜ」

「それだが今調べてるがきっと何か有るはずだ、」


「そういや奴は消えた時の話はしたが、その前に魔術師かと聞いたら、

そんなのと一緒にするな~って言ってたがこの世界って

魔術師以外居ないよねなので不思議だったがありゃ何でだったんだ?」

「お前そりゃホントか、本当に魔術師じゃ無いって言って、

腹の黒い魔法陣刺したら黒い目玉になって消えたって言ったが有ってるよな」

とルイ・ジャンが叫ぶ様に聞く

「ああ言った通りだよ最後は黒い目玉がこっちをギロって感じで見た瞬間消えた」

「……そりゃ間違いなく魔術師じゃないって事は有ってるな」

「どういう事でしょうか?」「ああ気になるな」と三河も聞くので俺も加わると。

「きっとだがそりゃ呪術師だぞきっと」とルイ・ジャンは怖わがる様に言う、

「呪術?」「ああ多分な」「それはどういう人達でしょうか?」

「信じられないだろうが、あまり公然と言えなくて言って無かったが、

この世界には魔術師だけじゃなく凄く少ないが呪術師って言う

呪い専門の奴らが居るソイツらは言い伝えでは魔法が使えないが呪いが使えて、

集団に成れば遠くの人を呪えると聞く王女様もそれだ、

ただ王女様は呪われた原因も不明だが色々種類が有るらしい」

とルイ・ジャンが言うと。

「そうだな俺も其処までは詳しくは知らねえが王都の魔術師とかなら

知ってるだろうから王様関連に聞くと良いとにかくお前は、

呪いの術らしい怪しげな術でで操られてた奴らの親玉、

呪術師らしい男の呪いの呪術陣ぽいのを刺したので、

凄くやばかったな、お前よくやったよ、ソイツが消えたって言うことは、

男が逆に拡散爆発魔術とか言う呪われたか何かで、

術が反対に働いて消えたのだろう?じゃあ多分もう無いだろ、

そういう暗殺系の奴らは一度失敗すると逃げやがるしな」

とシャーラス憲兵団の団長が言う。


「そいつが言ってた拡散爆発魔術って物の事は私が先程緊急で、

各都市間や各国で共有される魔法伝達術って言う、

前教えた召喚術の元になった転移魔法で書簡を送っておいたから、

その男を知ってるか使ってた国や組織は必ず動くだろう」とルイジャンが

任務を達成した様に言う。

「まあホルヘは残念だったがしっかり埋めて墓立てて置いてやるから、

親御さんにはそう言って置いてくれや、」と団長は少し悔しい顔で言ってくる。

「はい、必ず」「ですわね」と言ってくれたのでしっかり約束しておいた、

そして俺達がこの街の役所と警察署を合わせたような建物。「シャーラス議会」

と言われる場所から出ると三河が吠えた。「総員配置!、確認点呼!」

「先頭騎馬良し!」「バーニャ軍団良し」「装甲馬車団よし!」

「輸送用装甲馬車団良し!」「輸送兵糧団良し」「「「総員良し!」」」

「配置付きました団長!」と俺が言うと、三河の演説が始まった。


「諸君、本日我々傭兵団である、高地タカチ高校は命を狙われた、

だがそれを退けた、勝ったのだ!だが我々は進み続ける、

これを止める者は誰であっても容赦しない、我々は進み続けるのだ、

皆進むぞ、希望へと熱望する場所へ、さあ立て兵たち、さあ出発だ!」

と三河が言った瞬間「ピ~~~~」と甲高い笛の音がした、


これは新しく導入した合図の笛だ基本緊急信号で全員が所持することに成った、

そしてもう一つ今回新しく導入した姫の足踏みの代わりの甲高い音の様な、

すり鉦と言う形式の円盤状の鐘が甲高く鳴る「チンチン、チンチン」

と2回鳴るといつもどおりハイの合図でいいえは3回だ、

そしてその音を鳴らして居るのは誰あろう帝国の姫様だった、

実はこれ本当は笛だけの予定だったが、姫を輸送用装甲馬車に載せたら

何故か呪い効果が出なかった、不思議では有ったが朽ち果てそうな

木の馬車よりは良いだろうとそのまま載せて内部の使い方等を説明したら、

喜々として鐘を鳴らす鎖を引っ張って楽しまれ、

その後今の演説でやる気になった姫が鳴らしてるというわけだった、

バーニャや馬たちが一斉に声を出し走り出し始めた時に、

その後ろを付いて来るのは、別口で我々と同行する

帝国騎士ルイ・ジャンの下男下女などの集団が出発する。


「ヒャ~ン」「ヒヒ~ン」と叫ぶ動物たち一斉に騎馬や

馬車の一団が移動を始めるとそしていつもなら空いてる

錬金の街シャーラスの正面広場から王都方向の南門をくぐり出る、

集団が騒がしくその周辺にはお世話になった店の店主たちが、

手を降ってくれてた。


こうして街の市民や旅人やどこぞの密偵等の目を引きつつ進んでいく、

馬車達は街を出て王都に向かって進み始めた。



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