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異世界ソビエト高校   作者: 石田研
16/23

第十五話 錬金の街シャーラス

「ぜひ、それで直して欲しい物が有る筈だ、後で団長に話そう」

そんな勧誘をしてたがナターシャに

「いまは忙しっくて」と逃げられるばかりだったが、

そしてその日の深夜いつもと同じく王女様が道を

ゆっくり歩く訓練として進んでいると突然子供が飛び出してきた、

その子供は天幕を通り抜け声を王女様にかけた。


「王女様、何卒、我が母をお直しください、そのためなら我が生命捧げます」

というと座り込んでしまった、そこで俺は何か有ると慌てて、

飛び込み子供を抱きかかえ引き剥がした、すると、

子供がほんのりとピンク色の光を発してる、

そして「対応2-A-3」と言う、これは一見暗号だと思わせるが、

要は簡単な符丁だ2が2人でAが警戒レベルで3が守れとかの

単語を数字を順に振ったもので結構使える、


今回は【2人で大至急持ってきて】だこんな簡単な何をしろといった

程度だが有効だった俺は子供を持ってきて貰った軍用毛布に子供を包むと、

子供を抱えたまま一気に走り、各地点で一番広い場所を割り出し、

俺はこの中で一番近い緊急避難地点に指定した所で待機した、

すると訓練通り姫は周囲の家臣?下男下女に黒の天幕で覆われつつ

指示通りに駆け足で馬車に戻る周囲のおつきが憲兵を笛で呼び、

それから暫くして憲兵がやってきた傭兵団の一部とこの国の憲兵らが

周囲に不審者が居ないか捜索し決まってた班が俺の所やって来た。


「辰巳またせた、今の所不審者は居ない」と俺は言われたので。

「少し遅いぞ」と少し文句を言うが「どうだ?」

とあっさり無視されつつ聞かれた。


「この子供が急に王女に母を直してくれと言ってきたあと

魔法が発動してな、気味が悪くて引き剥がしたが、正解だったらしい」

と俺が言うと。


「ああその通りだあと一歩でこの子は死んでた、

見せた子供は既に意識無く何かの作用で顔が青い」とルイジャンが言う。

「これは魔力放出系の攻撃術式ですね、有ったこの呪文の紙がそうです、

おそらくは話からして母親が人質でしょう、この子は魔力を回復すれば

大丈夫ですが母親が誰だか何処に居るかも判らずまだ人質の可能性もある」

と憲兵隊の中でも魔法に詳しい者が言う。


「全く酷いな」「この子は我がシャーラス憲兵騎士団が預かります」

俺は王女のもとに戻る途中で周囲を調査したが、

やはり魔法とかを理解できて居ないせいなのか、魔力とか不信感とか

いつものかんでも誰も確認できず諦めて戻った。


「大丈夫でしたか」とルイジャンが言う。

「ああ子供の魔力を使った攻撃だった子供に命の別状なし保護された、

後で回復したら母親をこの国が責任を持って調査してくれる、

しかしそんな攻撃して何になると」と俺が悩むとルイ・ジャンが。

「確実な事実は王女の抹殺だろう俺の考えではこの暗殺は殺れば

形式的には王女暗殺だどの様な形に居る王女であろうと、

殺しは殺し帝国は喪に服す、言ってみればその間を得るためだけの

時間稼ぎのための攻撃かあるいは帝国内部での王位争いとかも考えたが、


どうも相手が多すぎて困ってる魔術で呪いをかけられた経緯も知らないし、

それが相手かもしれんし、ココまで酷い立場の姫を王位継承権争いだけで、

手にかけるバカは居ないだろうし、

帝国の恥だとかいう勢力かな?どっちでも帝国内部も今後は疑いだして騒がしくなる、

手としては悪くないが行為が酷い子供を利用するのは許せない」と言うと。


「これはまるでディランダル王国が俺たちにした人質手法だ一番許せない、

しばらくこの街は騒がしくなるが我慢してもらわないとな」と言ったら、

ルイジャンは深く考えつつ唸っていた。


「う~んいやしかし」「どうした」と俺が聞くと。

「いや我が帝国のバカの仕業ではないだろうが2~3は思い当たるフシが」

「え?」「いや恥かしい話だが今言った利用派は居ると言うか

我を送り込んだ上がそうだそして継承権争いをランキング的に安易に

考えてるチョットいやかなり頭がって感じの王女が居ないわけではない、

姫様も知ってる方だかなり奔放というか凄い方でな、

そう思うと内部が荒れるという指摘は確実だ」

「あ~で敵国は」「帝国と直接戦いたい勢力か、

あるいは一時休戦したい勢力はあるが北だし、

ココまでくる時間はまだ無いだろう」


「ああ情報が届いてないだろうと」

「そう言うことだ、まだ北には傭兵団や姫様のこと等が、

かなり変わったとは伝わって無いでしょうから」

「だとこの周辺為らディランダル王国か?」

「帝国はあの国とは関係を絶ったままです一応貿易は有るようですが」

「はあ~闇は深いなあ、じゃあ交易をもっとしたい派はココで

王女をって事に成れば王国が帝国と戦争その間に

一儲けとか呪いを掛けた本人?考えたら切りがなくなって来た、

止めよう、今日は様子見の可能性が有るからしばらくは休止だな」

「ええ」「ドンドンドン」と嫌的な足音がした、

「そう言われましても」

「そうですよまだ姫様の呪いが呪具的なものか遠隔からの物か等、

何も分かってないのですよ?、相手は子の生命などどうでも良い悪党、

危険すぎますよ」「ドンドンドン」「駄目です」我慢してください」


「取り敢えず我は国元に1報入れるが国内がうるさくなるなぁ」

「仕方がないよ」何処からの線かだけでも判れば良いんだが」

「騒動の元が多すぎる調べ尽くすまでは2~3年はかかるぞ」

「この世界じゃ多分そうだろうなあ、まあ俺のいた世界でもほぼ同じだけどね」

「お互い大変ですねえ」とナターシャがお茶を入れてくれた

「ナターシャは気楽でいいなあ、あ、頼んでたの治ったかい」

「はい、破けてた服ですが黒糸でリペアしておきました」

「おお袖が破けて無くなっってたが元通りだ、凄いな」

「これは凄い私もここの避けたのは見ていたが、生地自体が無かったのに、

糸で治るとか凄い」

「恐らく糸で避けて無くなってた部分の存在を回復したと言う感じかな、

魔法的にはそんな所で合ってるかな?」と俺はルイ・ジャンに聞くと。


「ええそんな感じでしょう糸の存在を生地にして定着、スキル【リペア】凄いです」

「おしっ服治った、」「それは良かったですな~~」と言いながら伊織が来た。

「おお、伊織かどうだった」「いきなりで大変だったと言う感じですな、全く、

魔法の発動するのを止めるあるいは阻害の要因を探るとか、

まだ研究途中ですなそれを」「実験だと思えばいいだろう」

と俺は言う実は子供を捕まえた毛布には銀糸で縫った魔法陣が簡単だが

編み込んであってそれは魔法を無効にするらしいと予想される形を

縫い込んであった試作品だった。


「まあ良いですな多少の効果は認められましが駄目だということも

分かりましたしまあ実際の所は今回のは事前に犯人が解ってた方ですよ、

犯人は帝国のおバカ王女ですな、子飼いの魔法師がつてを頼って

金を積みやらせたそうですな、ただ犯人は子供の魔力では不発するのを

計算していなかったか想定済みで不発で命を救った奴かとにかくそろそろですな」

と言うと奥から憲兵の人が1人入って来た。


「失礼します。先ほど犯人が捕まりました大量の酒を飲んでいて

牢にぶち込みましたが子供のことを聞いてきてました」

「不発想定の優しい犯人でしたな」「どちらだろうと帝国の威信がかかった事、私が」

と立ち上がり憲兵の前に行くルイ・ジャン。


「ですな、ルイジャン騎士様には犯人の回復と主犯の魔法使いの

名前の聞き出し頼めますかな」

「任せてもらおう」「ではではですな」「ああ」「全くですな」

「と言う事で姫に置かれましては今夜はぐっすり寝てくださいな」

と言う感じで俺は監視体制を引いたまま夜を明かした。

「そして昼ルイ・ジャンが戻ってきて」「最悪だった」「というと」

「指示した犯人は私の魔法の師でした、

まさかあの民に優しくと言っていた師匠がこんな事をするとは」

と言ってうなだれてるルイ・ジャン。


「ん~そりゃ別扱いしてるんじゃ無いか?帝国の子供とこの国の子供を頭では

国という形で分けてしまってる気がするな、方法もその師匠が指示したのか?」

「ああそうだと聞いてきた犯人は俺と同門の先輩に当たる人だったよ」

「そりゃ確実にそれだろう」「ああ子の生命は同じだというのにな」

「まあ戦争すると敵国の子供は戦ってる国の事を恨み報復してるから、

抹殺とか考えてしまう奴だなそういう思考は普通だが実行は駄目だ、

とは解ってるのに戦争が続く平和な所行きたいな」

「この大陸だとほぼ無いなすべてが陸続きだ」

「聞いた、この世界って1つの大きい縦にしたブーツ型の大陸なんだって?、

島は有っても国を作れる程大きくないとか」

「まあ大陸の話は大体は有ってるな、まあ仲良くってことですね」

「だろうな、しかし継承権ていう肩書の順位を上げたいだけでココまでするって、

何処までバカなんだ?親族だろうが」


「ええバカなんですよ理由はそういうふうにしなければいけない貴族である立場と、

上昇志向が空回りしてるバカな教育と言うのも有るでしょうが、流石にここ迄とは」

「何か有るのか」「わが帝国の話成れば」「大変だな」

「ええ大変です全くどうなるやら恐らくこの国からと言うかこの街から

追い出される可能性もあるから急がないとな」「急ぐ」「魔法と剣の訓練だよ」

「ああ」「頼みます師匠」「分かりました弟子」

こうして帝国の妨害が入りつつ、翌日から俺は魔法の練習を始めた。


「まだまだですよ」「てぇりゃあ」と水魔法から土魔法など詠唱を

切った帝国式な無詠唱は酷く魔力を使いその分を鍛えて増やす方法だそうで

言ってみれば無詠唱をするために脳の活動を魔力で

増幅して魔法を行使し使った魔力は魔力タンクを鍛えてゲージを伸ばすを

繰り返し、


俺は日中訓練を特別に頼み剣と魔法を同時に習う予習復習は夜だった

「ドンドンドン」と姫がお立腹になるほどだったので

俺はすぐに夜の散歩を許可したが、

それは三河の意向だった、いわいる周囲への安全宣言だ、

俺はその後時たま傭兵団の仮事務所に言って話してた、

今はそこが事務所となってる、


巨大な宿の1階にある食堂の前にある談話スペースで三河と話した。

「まあ良いですけどね、あの地球料理は、

でも出し過ぎじゃないですか?凄く売りまくってますよ」

「あれは良いのです、交換で傭兵団の食事代半額ですから、

皆腹いっぱい食べれれば、良い訓練が続けられますし」「だからって」

と俺は困った顔になる。

「揚げ物でジャンク系だけですし良いでしょう?」

「とか言ってどうせ、この国の上流会級にもなにか送ってるのでしょう?」

「ええこの街のあの石鹸事件はいい刺激でした、我々が後を継いで、

石鹸を独自生産するほどに今ではキースさんのグレン商会は大忙しですわ」

「そう着たか~」「ええ大喜びで各地で売ってくれてます、

貴方はにはこの男性用シャンプーを後こっちが女性用ヘアケアセットです、はい」

と言って渡してくれた。


「まあ良いけどさ、例のアレまだ出来ないのか?」「もう暫く掛かると聞いてます」

「俺もその話で止まってる所だ」「まあ偶然」

「良いけどさ、俺がある程度剣が使えるようになるまでに間に合うか?」

「努力させます」「頼みます」と俺は念押しして出てきたが、

とある物の完成はやはり遅いと思ったそして王女様班の詰め所で

ルイジャンが言ってきた。「ココ最近せわしないがお前らは何を企んでる?」

「あ?ん~と体鍛える、強くなる、周り喧嘩売ってこなくなる、勝ち?」

「随分と雑な考えだな」「いや考えではなく、今の所だがそれしか道が無いんだ」

と今日はルイジャンと2人で王女の散歩の日だった、

今頃馬車は入れの指定書通りにナターシャ率いる下女下男が清掃してるはずだ、

最近はおれが訓練と称して「ホーリーデスペル」

を姫様や馬車に掛けてるのでだいぶ薄まってきてる成果で、

下男や下女でも馬車内に入れるようになっていた。

「と言うか俺最近「ホーリーデスペル」しか使って無いんだが、

まあだいぶ上手く出来るようになったがなんか最近じゃ魔法での

筋肉無理やり動かす訓練して体がすごく痛いけど鍛えられてるのはわかるし」

「あれを連続で使ってるのか、止めとけ」

「だが決結果的に筋力や各所の数値が上がっててな」

「やり過ぎると廃人になるぞ、その昔筋肉を鍛える方法で一般的だった

らしいが、ある時一気に鍛えると試した男が筋肉が全部耐えられず切れてな、

生きてるだけの人間になったらしく規制が掛かってる」

「でも俺異世界人だし」


「だからだ、こっちの魔法学の権威達は異世界人為ら問題無いかもと不安がって、

俺に探るよう書簡が来たと言ってるのに目の前でやってるし、

俺はどうすれば良いんだ?」「ええと、調査中?」「分かったそうしておこう」

と成ったそして…。

「辰巳さん聞きましたか?」とナターシャが聞いてくる。


「なんの話だい?」「お食事です」「飯?」

「はい、今このべルネアル王国では空前の新食事ブームだそうです、

聞けば普段食べづらい芋や豆が少しの手間で美味しくなるとかで王都も含め、

この国発信の新定番料理となると吟遊詩人が歌ってて大騒ぎですよ」


「ああそりゃ俺らが最近食べてるコロッケとかだな昨日も食べたろ芋料理」

「え、あれですか?昔から有ったのでは?」

「無いな、この大陸には無かったらしいが、うちの傭兵団が売り込んで、

王国も満足してくれて何よりだ」

「え~美味しいってコロッケとかですか~たしかに美味しいですけど普通というか」

「だから俺らは普通でもこの国や他国では初めてだ、お前は今まで

コロッケ食べたこと有ったか」「いいえ、この街の特産物かな~と」

「それは無いな、この世界では油は揚げ料理のためじゃねえだろう」

「まあ普通は使いませんね」「だからだ、それがこの町では既に普通だし、

今世界は変わろうとしてるだろう、となると、

その元と仲良くしておけば利益が出る儲かるって考える商人たちが出てくる、

となれば俺達が必要だ、だから俺たちが必要な世界を作ってる、

ほんの一部で良いんだ、平和で俺たちを認めてくれればそれでいい、

そんな場所で暮らしたいし、上手く帰れるなら、

そっちが良いかも知れないけど、まだ旅はしてる最中だしね」


「凄い考えですねそれは凄く良いです」

「だけど良いだけだね、精々夢って所だ、今回の魔法暗殺未遂事件もあったし、

皆んなやりたい放題だ無茶苦茶だよ、特にあのディランダル王国、

昨日聞いたけどこっちの北西で帝国南の国境で大暴れで下手すると戦争だとか、

バカなのか?あの国は、3カ国と戦うっていくら勇者や

俺の同期の生徒達を戦わせても勝てないだろう?」

「まあ普通はそう思うだろうけどそれだけ勇者ってのは凄くてね、

普通は勇者は一回で1人見つかれば良い方だと聞く、我々にもそれが普通だ、

だが一回に数人も勇者や英雄がバンバン出てくる、今回が可笑しいのさ」

「それそれ、どうして100人単位で異世界人を召喚するとか出来るんだ?」

「それだが帝国でもおかしいと話になってた普通勇者召喚は勇者召喚しても、

勇者しか来無いし、多数の人間を呼ぶのは大変で率は低いらしい、

そして勇者ってのは特別でね、そのだな…未だな女性を対価にしないと、

呼べないんだ、つまりそれだけの未来に生まれるだろう、

国民を犠牲にしないと呼べない、それだけ危険で野蛮な呪法だと聞いてる」

「俺のときもそうだったよ、その、女性たちがそのな、

だからあの国が嫌いでも有るんだが、だがどうして召喚するんだ?

勇者の出現率が低いのか?国内では現れないのか?」

「それは無理なんだ、この世界の者からは勇者は生まれない、出るのは

【魔王】だけだ、だから召喚がされるんだが、

本来は勇者は各国が魔王出現の予兆を察知して召喚する持ち回りの呪法、

そのため殆どの国にも召喚の間は有るだが現在は使えないので封鎖されてて、

あのガリア教国でさえ召喚の間は持っては居る、

呼ばないけどな、今回はと言っても20年ほど前がディランダル王国の番だった、

のだが一度呼んでから、以来勇者の召喚を続けて戦争ばかりに明け暮れてる、

その結果詳しくは知らないがどの国も勇者を呼べては居ないらしい」

「それで今回は俺たちだったと」「ああ」「酷えなディランダル王国」

「だな、しかし3カ国との戦争か、また呼んだか?」

「おい、怖いこと言うなよ来てたら不味いだろう」「そうか?可能性は」

「有るけどさ、口にするとホントになると俺の国では言うんだ、そういうのを、

俺たちは【フラグ】と言う、言う時はタイミングと言葉に注意だ、

戦場で幸せになる的な話をすると必ず死ぬとかな…、

ほら救助が来ると聞くと急に警戒が緩んで死ぬとか…

運命とかを周囲のを惹き付けてしまう的な感じだな、

昔は言霊といったが代々俺の国ではそう言われて恐れられてる」

「本当なのか?」「まあ言い伝えだがな」

「ん~興味は有るな、たしかに我が帝国でも多々ある、

皇帝陛下を罵倒すると必ず近くに兵が居て捕まるとかな、

まあそれは国内に警務兵が多いからなんだが、国民の平民の間にも

そういう話は有るぞ」

「やっぱりそういうのあるんだ共感できる話だ」と俺達が話してたら

ナターシャが言ってきた、「でも~それだと本当に呼んだって事になるのでは?」

「調べさせよう」

「だな俺も朝になったら聞きに行ってくる」

「それが良いですね」とナターシャははにかむ、

「しかしナターシャはよく気づくよな俺は結構気づかない方だが」

「それはお2人の話を聞いてれば分かりますって」「そうかな?」「そうです!」


「まあ良いか、でさ話少し戻るけど俺たちの国の食事が、

こっちに伝わってるって言ったろそこで出た売上で石鹸作ったらしい、

ほら例の石鹸事件でやる気になったそうでな、

これがルイの分でこっちがナターシャの分、後こっちのが姫様専用の分だが、

問題は如何にしてキレイだと認識させないかだったんだが、

うちの制作班が沼の泥を入れて匂いをしないようにしたらしい、

王族級は超高級品使うだろとなればいい匂いは必要だ、

だから敢えて逆に行ったそうだその分はそっちのナターシャのほうに

入れといた下女達で使うと良いよ試作品だが、

この国の王家への献上品と同等だからな試して感想を聞かせてくれ、

後今言った通り、献上品級だからもう二度と手には入らないからな、

注意して使ってくれ」

「い、良いんですか?」

「それは使って試す役が居るだろ食事は毒味役が居るようにさ」

「はい毒味役のナターシャ精一杯この石鹸で髪を洗います」

とナターシャは目をキラキラさせて喜びを隠せない顔で喜んでいた、

そこで一応だが辰巳は言う。


「ああその石鹸は普通のだ、髪を洗うのはシャンプーと言ってな、

液体なんだ、水っぽいんだなだからそっちの瓶のほうが

問題の髪を洗う専用の奴な」「はい!」

「それって幾らくらいするんだ?」と呆れてるルイジャンに俺は。

「値段か?~え~と1瓶で、大体2十万ロン?」「はあ?~」

とルイジャンは驚くので、

「いや本当だから凄く高い材料使ってるらしいから」

「凄いです!!」とナターシャは目が完全に獲物を狙う狼だった。

「だから毒にならんか試してくれという訳でさ」

「はい!」とナターシャは風のように消えた。


「ああ忘れてたルイの分はこれだ、無くなったら言ってくれ、

爽やかな男の匂いで男性王族向けの奴なんだ試して感想行ってね」

「おい良いのか」「一応お試しだからさ本番用はしっかり送るように

テストしてからでないと送れないよ、特に髪を洗う石鹸だ、

カブれたとか髪が抜けたとかでは困るのは俺らだからな」

「ああ、たしかにそれだと間違いなく首が飛ぶな」「ああ空高くな」

と言って居ると。

「ドンドンドン」と足音がした。

「まあ程よくしておきますので、お試しをと言っても、姫様分はナターシャより

下回りますがそれでもこの世界には無かった物ですからはい」と「ドンドン」

と2回足音がなる。


「とぉ、ところでだがルイ、姫様の事を聞くって例の話何処まで行ってる」

「ああ来歴の話か」「ああ小さい時分の話ならその頃程度の事から、

最近ならそれに有った奴でって話になるが」「うん、それだが、どうも分からん」

「はあ~?」「だから未だ解っておらんのだ、

これは推進派も調べてびっくりしてる事だがまず姫が第2~9番目の妃様から

生まれた事だけは確かだがその後何処で育ちどうしていたかも、

不明でいつから学ばれ、どういうふうに育ったかはもっと謎だ」

「国外に出た可能性は」「無いとは否定出来ないが、とにかく謎でな」

「どうしてだ?」「それは帝国の王族の出生に話が行くんだが、

お生まれに成ってから3歳までは自室で過ごされ、

5歳で場内の特別な王族位専用区画で過ごされる7歳までは外には出ないから、

基本城に入れない下位貴族にはまず知らされない成人して初めて顔が見れるからな」

「ええとそれじゃあ姫様は今まで帝国国内の貴族と接点が無い?」

「ああそうだ無いんだだから王族に聞いて回ってるが皇帝陛下は何も言われない

らしく、その話になると全くの無言になるそうだ」

「「ふう~」そりゃ辛いだろうが普通はこういう事だから

「病を直せ!」とか有るだろうよ」

「其処が難しい、もしその呪いが何処に居ても罹る系統のものならどうだ?」

「話で聞いた集団呪術魔法とかいう国家規模のやつか」

「ああそうだ、見たり聞いたりした事は無いが有ることだけは確実だ」

「それってやりそうな国家ってディランダル王国っぽいなぁあの国何でもしそうだし」

「まあ君が召喚されてひどい目に有ってた以上はそうだろうが、他にも出来そうな

国は有る、ガリア教国とかな、あの国は神聖魔法研究が盛んだ、

当然実験でバカが出るかも知れないし、

一応国家としては厳正な国だからな正しさは正しい国家を作るという理念だが」

「それは理解できるがグレーゾーンが無いというのも少し怖いな、

しかし解らないというのも怖いな、この呪いを解呪出来る知識がある人物って

居ないものかねえ、デスペルのレベルが+10なら確実なのか?

それとも更に上位の特別な解呪魔法が有るとか?」

「さあな」と悔しいが知識不足で最後は湿った話になった。


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