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異世界ソビエト高校   作者: 石田研
1/23

~チューリップはどこに有る?~

説明・・・注意事項、

「似たような小説有るかもですが、とにかく無性に書きたくなったので書きます、

似てる設定結構多いかもしれませんが気にしないでください、

なんか似てきたなと思ってもキャラの流れに任せて行くので似ていくかもしれません。」

また、この作品は真面目路線です戦争賛美でも無いし、

ソビエト関連の地域や武器などを褒め称えるものでも有りません

過度なギャグや笑いに走る予定はありません、少しは書くかもしれません、

(注1,時には本当に酷い残酷描写などが有るので、だめな方はご遠慮ください。)

(注2,武器の説明など一部を噂の類も含め物語のために利用してますので、

本当で無い場合や間違いもありますので、あくまでフィクションとしてお楽しみください)

(注3勢いで書いていくので,,、。・等の記号を着けない時がかなりありますし着けるべき時に付いていない等ありますが、気にする方はご連慮した方が良いかもしれません。)

202X年 3月某日

ある日その時とある県のとある片田舎の高校に突然異常事態が起きた、

それは偶然と人為的が混ざった事態だった。

学校の地下に有った旧ボイラー室だった所は

現在は閉鎖されてて、少数の「魔術同好会」と言う名称が学校からも不審がられるからと

活動禁止を食らった彼らだったが、3人だけの小集団が秘密裏に利用してる部屋で

あったのが運の尽きだった、そこは設計上運悪く学校の中央地下だった、

そのモノ達は今まで見たことも無いひし形にも見える不思議な魔法陣とも文字の羅列とも、

取れる物を筆で床にペンキで書いていた。


「なあ、これって古代のヘブライ語系だろ?どうやって読んだんだ?」

と言った同好の士を他所に、呪術を行っっている本人はいたって普通に返答した。

「な~に、今の時代はネットが有るんだよ、翻訳なんて簡単さ、専門家用の辞書ソフトが

在るほど公然と出回ってる、後は細かな英文の間違いを本の辞書で正すだけってだけさ」

「おお、なるほど」これが成功すれば俺たちは初の召喚魔術師だぜ、

そう言ってる彼らの使用してる古本は、

同士で高3先輩が東京の古本屋に修学旅行で行った際買ってきた「お土産」の古本だ、

それを今回の試す事にしたらしい、当の先輩も大量の本を買ってきたので、

この本もいつ買ったか覚えていなかった、そんな代物だったったが実行していた3人は、

もの凄く何故かやる気が漲って実行していたのだが、

何故そんな本を先輩が何処から買ったかも、

なぜそんな本に乗っていた魔獣の召喚実験とかを試したいのかさえ本人も判らないでいた、

そして誰もこの後を理解して居なかった。


その頃の学校は春も暖かくなってきて、高校の制服もそろそろ冬服が鬱陶しくなって来た頃、

高校内でも有名なオタク集団である「PC科学研」「文芸部(漫画)」「アニ研」

の隣りにある、まあ昔「GUN部」と言うエアガン・武器を基本に扱う部活だったが、

悪い事をして一時解体された事で有名になった部活だったらしい、

だが結果処分された機材を除き古い書籍類だけが残り、

寂しく成った部の解体後に作られた「銃器研究会」という

資料系の同好会に変わった部に俺は入ってる。


まあ定員最低3人の所でここはギリギリな俺ら2・3人は、

現在銃と名の付けば割り箸のゴム銃からサバゲーまで、

何でも手を出す事に方向転換して教職員からの一定の理解が受けられている、

そんな2人の俺と適当部長の飯田伊織いおりは副部長の俺、佐藤辰巳たつみ

という2人の少し古風な名前持ちと一緒に、俺達は学校側が点検すると言う理由で、

何故か珍しく開放された校舎の屋上で様々な学生達が昼休憩を取りながら、

楽しんでいた片隅で俺は部室から出て来た古いガスガンの整備をしていたのだが…

「それはなんですかな?なにか妙な…」と部長の伊織が言うので、

俺は言う「まあガスって多少は見栄え悪いしな」と言うと伊織は

「いや、そうじゃなく確かに何か妙なガス臭いですが」と言うので

「あぁこれって昔の部活時に作ったらしい謎のガス銃セットだよ」

と俺が古いダンボールに入ってて部室の片隅から見つけ出した、

無記名なガス銃とガス缶だと説明したら、

「そ、それは違法なガス系では?教師や環境部に見つからないようにしないと、

今は使用禁止ですな」と怒られた、

「不味いもの見つけたかな?」と俺は頭を触って場を和ませるが失敗し、

「今のうちに回収して廃棄ですな」と伊織が少し怒ってる、

そんな話をしていた時だ、俺は周囲の不思議な気に気づいた。

「なあ、今日って何か校内でイベントあったけ?」と俺が話し出すと、

「ぬあ、今日は特にないはずですな」と飯田が返す。


この飯田は語尾の口癖が「ですな」という少し変わった奴だが、

何か理由があると聞くとすごく博識で答えてくれる良い奴だ。

「だよな、だけど何か今日ってやけに校内殺気立ってないか?」

と違和感を感じた俺が言うというのも、

俺こと「佐藤辰巳」は何故か人一倍気配が読める不思議体質の持ち主だ、

と言っても幽霊が見えるとか、不思議生物が見えるとかではないし、

宇宙人だって見たこと無い魔法も使えないし、

ごく一般的な日本人だし家系も普通な普通人だったが気配だけは人一倍敏感で、

周囲の同級生から不吉な気配がしたら教えてほしいと言われ、

それを注意として教えて小遣い稼ぎをしていた程度だ、

まあ1回10円取ってる程度でね、だか今日は異常だった。

まるで学校自体が墓や荒らされてる廃屋のような不吉な感じがして、

校内の生徒がそれに釣られて荒れた気質になっているような気配がする、

だがそれを伝えてもあまり良いことはない。

というのも俺が少しの不吉な事程度なら教えてやると、

助かったラッキーといってくれるが、

怪我や死といった危険な場合は逆に後で恨まれるから逆に言わないように慎重にしてる、

気配がしても何が起きるか解らないので、コレといった対処方法が全く無いためだ、

放置するしかなく残念だが無かったことにしている、というのも、

過去に1度だけ、大怪我したクラスメイトを救えず批難された過去が有るのだ。

「特に殺気立ってても、うちは進学校だし特にいじめもないし、

コレといったこと起きない筈ですな」と飯田が返してくる、

こいつは事態の深刻さに気づいてないらしいが、

俺も対処方法がないのでどうにもならない。


「なあ、伊織、今日は本当に注意しろよ、なにか判らないが凄く危険だ、

下手すると怪我人が出るかも…」

と言えば「マジですか?、それってどのくらいですかな?」と飯田が聞き返す。

「そりゃ、気分が悪すぎる程だから、大体学校全体が震度6に遭遇するレベルだな」

と俺は答えると、

「そりゃ災害レベルですな、何も起きないことを願い、安全な場所まで移動しましょう」

と伊織は俺の「力」を知ってるはずだが、

普通の声で流して屋上からクラスへと戻っていくので付いて戻る、

と俺たち2人が階段を降りてクラスに戻る間に飯田は言った。


「本気で何か起きたら部室に集まるですな」

と耳元でボソッと言われて俺は伊織が周囲に気付かれないようにしていると気づいた、

恐らく伊織は俺がその事件の当時いじめに合ってた事を知ってる昔からの友人だから、

その点を配慮してくれたのだろう、俺にはその配慮が嬉しかった、

そうしてクラスに戻るといつもの悪友達である

「アニ研」の仲間たちが集まって何か円陣を組むかの如く話し合ってる。

「お前ら、どしたのですかな?」と伊織が聞くと友人の一人である

アニ研部長の吉田空太がいう彼は名前が(そら太)というのだが、

「ふうた」と言うかなり古い時に流行った動物の名前らしいが、

ネット時代になって掘り起こされ馬鹿にされる事が在る奴だった。

「あ~何か判らねえが他の奴らが急に睨んできててよ、

俺たちクラス下級だから集まって対抗するしか無いだろ」

と周囲の仲間も同意して頷いてる。

「だよな俺が言わなくても良いぐらい雰囲気悪いよな今日」

「そうなんだよ、俺たち何かしたかな?」と俺達が不思議がってると。

「何もしねーよ」と言ってきたのは「銃器研」唯一の女子で但馬零香だ、


彼女は父親がアメリカ好きで自宅までアメリカンテイストなので

なんとなく気質がアメリカンで合うからと言う理由でウチの銃器研に入り、

アメリカンな彼女は発火式リボルバー銃の抜き撃ち大会だけ出てる、

その為だけに入部した唯一の女子部員な奴だ。


それ以外の部活は出てこず女子バスケと兼部してる為何時もはバスケ部に居る、

そんな訳でうちの部は同好会未満の2・3人という形で何とかギリギリ存続してた訳だ、

そんな彼女の友人関連のつながりで俺達は多少だが、

女バスの女子とも多少だが繋がりが持ててる状況だったため、今オレたちと、

アニメ研究会の4人の彼らと、

女バスの一部4人の合計10が集まって椅子と机を移動させて,

周囲を覆って守りの体制をしていた。


「おら~お前ら何バカなことしてるんだよ~」と体育会系の生徒らが

周囲の雰囲気がわからない奴がからかってるが俺達はそれどころじゃなかった。

「一体どうなってるんだ?異様に気分が怖いというかさぁ」

「アイツら急に苛立ち始めやがってさ、全く嫌な奴らだよね」と零香が怒る。

「ああ、どうにも体育会系の連中が中心となって何かわからんが苛立ち始めた感じだな」

とアニメ研の友人の1人である武下生実いくみが言った、

とその時だった。


クラスを出た先の隣のクラスの廊下付近から突然真っ白な光がものすごく光って来た

まるで非常識な明るさのガスか何かが突然爆発したような異様なほど早く光りながら

膨らんできたような感じだった、


「ガス?」と飯田が言い「何だったんだ?」と俺が言った瞬間だった、

その時に俺たち約1学年分の生徒達は真っ白な光に包まれ、


その時既に俺たちは、

ディランダル王国の魔法研究棟の召喚室と呼ばれている場所に召喚されていたのだった。


光が収まった瞬間、

「おお!」と複数の男達の声が響く不思議な室内に俺たちを含む同学年生たちが居た、

ふと見でも解るほどに他のクラスの生徒までがいるのだ、

光が収まると何故か周囲が普通に見え、光による痛みや感覚の麻痺は無かった、

そしてよく見れば俺たちは周囲が今までは天然木の机と椅子で守ってたのが無くなり、

妙に頑丈そうな石畳で出来てる体育館程の広さの壁が覆う場所に居た、

また地面は一面レンガで覆われていて天井は洞窟風な突起が有る灰色の天井だった。

「「「「きゃ~~~~~!」」」」と女子生徒を中心に一斉に叫びだし、

次に男子も含め俺も周囲の変化に驚き騒ぐのに釣られて驚く。

「マジか・・・ここどこよ!」と皆騒ぎ出し俺も含め一気に混乱し始めた、

何が起きたか解らなかったが周囲を見回すと俺らの学校で

有名なブランドの白ジャージを着た無駄にかっこ良い服を着たり、

物凄いきれい好きだが逆にダサい体育教師の教師も居るのが見える、

あの教師はやっとの事で体育教師の免許が取れたという噂のある程ミスばかりして

周囲からバカにされていたが、単に気の弱いだけで逆に物凄く綺麗好きだが、

トレーニングや事球技などに詳しく、真面目な教師でよくイケメンや金持ち生徒に

かわれていた人物だった、そんな彼は気が弱いせいか、

他の教師陣から監視の名目で職員室から昼はいつも追い出されて

副担任として必ず2-Eで食事を取っている、

つまり、彼が居ればその人物がいる所が学年の最後のクラスであり、

その後ろが職員室だった筈だがその後ろは残念な事にレンガの壁に変わっていた、

それを理解した瞬間、俺は無力な気持ちになった。


教師と言う、この事態を唯一解決できる保護者・権力者な面があるはずだが、

残念な一人しか目につかなかったのだからとその時だった。

「ええい、沈まれ~~!!騒がしいぞ蛮族!」

とおっさん声で周囲を律したのは、木製の木組みで出来てるデカイ壁のような所に、

在る物見台らしき所に立ってるオッサン?のような人物だった、

見るからに人相の悪いデブッてるが背の高い黒い豪華な

服装をした異世界漫画とかで見る貴族風の服装のおっさんと、

物凄く銀色に光る剣を持ち持つやせ細った金ぴかな鎧を着たおっさんだ。


「我わ、ディランダル王国宰相 ドルトンと申す、そなたら異世界の蛮族の徒よ、

お主らは我らの声に答え勇者の召喚式に答えた、

つまりお主らの中に勇者がいる筈だ我が国は勇者を欲している、

なぜなら我が国は魔獣や魔族の侵略に有るからだそのため、

我が国の精鋭魔術師団の生贄儀式により勇者召喚式を行ったさあこの中に、

勇者がいるはずである、いでよ勇者!」

と一頻り説明した宰相と言う人相の悪いデブの後ろには、

よく見れば木の壁の隙間の先に大量の事切れた女性?(人形)

的なのが山となってるように見えるそんな人達が見えないようにだろうか、

絨毯のような無駄に豪華な、赤い布で覆われて隠されているが、

それを見た女子や気の弱い生徒が気絶したり泣いたり騒いでいるが俺らにはどうにも出来ない、

男子のイケメン達や体育系の奴らは守るどころか逆に避ける様にしてるしまつだ。


すると呆れた顔の先程のデブに魔術師団の偉い人らしいローブで体を包んだ爺さんが、

耳打ちすると笑顔でこちらを見て言う。


「この中にいる勇者を探す、我々はその勇者と優良なスキル持ちがいれば良い、

それ以外の者には慈悲を与え国内の街の一角をやろう、

そこに住むが良い、その土地で生きることを許そうぞ、ガハハハ」と言い放つと、

総金属鎧で覆われた騎士やフルプレートメイルを着た兵士らが一斉に取り囲み、

一人ひとり俺たち生徒の両腕を捕まえて強制的に魔術師?

が何か石版のような物を当てて調べ始めたすると数人調べて

魔術師が慌ただしく生徒たちを剣や木の棒で叩いたり突いたりして、

汚い物でも選り分けていく様にした後、

結果少数となった俺と同じ学年の集団の方に魔術師が集まりだした。


そして選ばれた1人目はどうやら「彼」が対象らしい、

「おお、勇者の卵!英雄ですぞ、それも複数居ます」

そう云う相手をよく見れば、彼はうちの学校でもイケメン集団を形成してる中でも、

地元で有名な金持ち企業の息子で、父親は市議会議員だった、

おかげで彼は外見の良さと周囲の取り巻きを連れて俺たちやアニ研等の、

文化系の部活の生徒を差別し「オタクは死ね」と言って蹴ってきたり、

罵倒する行為をして毛嫌いしてエリートたちの仲間意識を買う奴で、

実は臆病な奴、そいつ、「高田健斗」が該当者らしい。


「凄いですぞ、最初の者は「英雄」のスキル+1持ちで身体強化魔法

「剛力」と神聖魔法「神聖水流」という聖水の矢を作れる者です、

これならアンデットが抹殺できるでしょう、

ともう1人の山上裕翔ゆうとが魔法使いのエライさんに褒められてる、

おお、こちらは「英雄」のスキル+2持ちで「神聖烈火」神聖な火炎持ちです、

魔族を焼き滅ぼせますぞ、この者らは今は「英雄」、

育てば上位「勇者」になりますぞ上手くいけば最上位の神聖勇者にまで成れます、

ああこちらにも、宰相様が城で鍛えて育てたいでしょう人材ですな、」

と言う。


どうやら高田は他の勇者候補の「英雄」で勇者より多少見劣りするらしい、

すると今度は「おお聖女様ですか、」と声が上がったその相手は

学年カースト上位の生徒会に所属してる山吹琴音らしい、

「ふむ、このオナゴは見た目も良いスキル「聖者の進行」持ち、

これは全体耐魔防御で、魔法が防御できます神聖回復魔法「聖者の息吹+1」

を持ってるとこの物は神殿で預かりますぞ!」

といわれる山吹だが良いのは見た目と上位カーストの女子達と仲間だけで、

他のクラスでもおとなしい性格や見た目が少し普通以下なら即男女ともに

「ブスや貧乏は死ね」と普通に言い放つ持論を持つヤバい奴だ、

他を認めたくないのか嫌そうな生徒の顔が見える、


何しろ彼女は兎に角見た目と学力だけは良く学生モデルをしてるとか聞くし、

学校生活では影口が酷い奴だった。


何しろ彼女は口が悪く更に噂好きという大変困った性格で、

噂をねじ曲げ更に酷くして笑う嫌な性格だ

更に魔術師長らしい一番身なりのいい爺さんが叫ぶが発言内容は最悪だった、

ざわめきが続く中「また一人有望なスキル持ち発見!しました」と言う魔術師の声が響く。

「おお、この者が一番高いスキル【英雄】+3です、君言葉は喋れるかね?」

「南川新だ」

「おお、素晴らしい、話せるとはコレは丁度いい、さあこちらへ」

と言われたそいつは見た目だけの鬼畜野郎で今もどうだと言わんばかりの笑顔で歩いてる

そいつは生徒会長で山吹が好きな見た目だけは良いが性格が酷い男だが、

山吹には従順でそして奴は教師と女子にいい顔をして居る、

男子、それも自分より下に見える人には徹底的に蔑んだ態度を取るそんな奴、

現在「英雄」のトップが生徒会長の「南川新」だった「ふふふ、」と

人をモノ扱いしてる目で見てて何より嫌らしい目で見てる細い目つきが怖かった。


「うあ、気持ち悪い、最悪だ」と誰かがぼそっと言ったが彼らの所までは届かなかった、

こんな奴らが勇者になって欲しくないのは皆同じだが、

このままでは彼女は聖女として神殿とやらに連れて行かれ、

奴らは城とかで勇者訓練を受けるとか言ってる、

俺ら的には彼女らが連れて行かれるとかはどうでもいいが、逆に奴らに俺らの事を

何この国の奴らに言われるかで俺らの立場が変わるので気が気ではない状態だった、

そのためこの事態を収められそうな人物を探したのだが、

誰かいないかと思って周囲を見渡すが、ウチの学年の生徒以外

教師は例の白ジャージの山田みつお以外に他の教師は居ない、

やはり昼休憩だったため手には箸と弁当箱を持って右往左往してる最悪だ。

此方側からの交渉や話を詰められるリーダーとなりうる人物が居ない、

更に今の南川新が今回始めて言葉が通じることが珍しいと言ってる事を利用して、

王国宰相と名乗った人物に接触を図っていた、気づけば奴は近くの騎士?

らしき甲冑達を連れてドルトンと名乗ったデブった某南の将軍風のおっさんと

話しこんでいるようで、最初は話すことが出来ることさえ驚いてたのに、

あのデブった宰相は「低魔力だが戦力になりそうな物がいると何かと便利」と、

生徒会長たちの話に乗って連れて行くらしい生徒たちは次第に順番で

石版で調査されていった。

その結果最終的に有望スキル持ち3対俺たち普通7に別れさせられて、

彼らは王都に行くらしい、

そして何故か俺らは残り7割に残ったまだ調べても居ないのにだ

「勇者」候補を得た偉そうな連中はといえば、既に彼らに夢中だ、

今の所魔術師は、俺たち「アニメ研」「銃器研」

と残った生徒をまとめた俺ら残りを見もせず放置して帰る所だった。


俺らは全く逃げ道がない建物の作りだったからどうにも為らない状態で、

そのため選ばれた豪華な「スキル持ち」は心持ち笑顔で先に、

この建物から出ていくらしい選ばれなかった俺らは残され、

後からしぶしぶ何処かに連れて行かれるらしい、

そして残された普通スキル持ちの俺らは気づけは真っ青な顔をしていた。


「まあアニ研で借りて読んでるラノベではクラスごと召喚された時は、

召喚された残りが良いんだってさ、」とアニ研の木田が励ますが、全員信じてなかった、

「多分まずい方に行くだろ、召喚とかされる場合基本その国は文明が未発達で

生活水準が低いから生きていくのに苦労する話が多いぜ」という奴もいて、

逆に混乱してしまう始末だった、全てが結果次第、

俺も含めこの先がどうなるのかで皆不安でいっぱいだった所で「おい次、お前だお前」と

いきなり横から声を掛けられ驚くと魔術師の下っ端だろうおっさんが、

嫌そうな声を上げながら重そうな石版を抱えながら俺を睨んでいた。

「次はお前だ、言葉が分かるんだろう?石版の上の水晶に手を乗せろ」

と凄んでて俺は仕方がなく手を乗せる。


「ふむ、レベル5で職業は「技工の徒」で「木工職人」か、

魔法は土「土壁+1」でスキルは「なし」・・・

「ふん、「技術職か、先程の者より劣ってるな平民、やはり先程の者を採用する、

こいつは普通すぎるハズレだ」「は!、先程の者を連れて着ます」

と言って横にいた兵士が隣のクラスの男子を嫌がるのを無理やり連れて行く、

どうやら俺のレベルは一般的な市民レベルらしいこんな事態になっては居たが

少しだけ期待してた俺が居たまあ今更だがせめて魔法は凄いとか何か欲しかったよ、

そして俺は仲間の元に集まる、


ヤハリというか俺と飯田など銃器研とアニメ研は普通だったらしい。

よく見れば学年カースト上位の連中が何故か良いスキル持ちとして集められて、

今回連れていかれたと俺は不信がって居ると横で調べてる魔術師の助手?

的な人で仕事をしてる小柄で腐女子っぽい女性が小声で、

「女神は見た目に拘る伝説は本当なのか…」

と独り言としてワザとチョット大きい声で言いながら石版を拭き布で運んでいる、

俺たちにはその話聞こえてたけどねそして俺たちは怒った、

世界の管理してる神?らしい女神という存在はラノベに有るような

見た目が良い者が好きらしいという傾向が有るのかもしれないと言う事に。


「まじか?イケメン優勢とかモゲロ」とか言う声が聞こえる、

「だね、ホント美人優位とか爆発して欲しい」

「と言うか、その昔は王政では美男子・美人は貴族に取り込まれとか聞くが、

それの名残ですかね?」

と伊織が昔のヨーロッパの貴族や王族が美系を積極的に取り込んだ話と

関連を探して考え込んでる。


「それ、恐らく今回とは関係ないだろう?、ここ異世界だよ常識が通用しないって、」

と俺が言うと「うーんそうでもないですな、基本物理や経験則は同じはずですしな、」

と言いながらも考え込んでるので言ってやる。


「いや、別宇宙なら物理も違う可能性も無くは無い筈でだねえ、」

と俺が言うと横から武下が話に入ってきた。

「いやそうだろ魔法がある以上は物理法則も変わってくるんじゃねえか?、

この世界って相当じゃないか?スキルってどんな物理よ」

「あ~そうなるな、そもそもが、よく分からん力の行使だしな」

「ですな」などと考察してると遠くから争ってる声が来こえた。

「だから、俺たちも一緒に連れて行けって!」と山田が叫び。


「うるさい、お前ら平民ははあっちの門からあの男についていけ!」

と全身鎧の騎士らしい目立つ奴と言い合ってる、どうやら、

ただ1人巻き込まれて来た教師の山田は、

必死に教師としての行動をやっと開始したらしいがだがもう遅いと思う。

生徒を一纏めにして誰もはぐれないようにしたいらしいが、

意見を言うのが遅かったもう俺たちは2つに分けられてしまった後だ。


と気随て教師として早く行動してほしかったものだ、そして王国の兵士達は、

優良なスキル持ちの勇者予定一行をどこかに連れていく様指示すると、

「おい、さっさとそっちの汚い平民など出て行かせろ!」

その他である俺たちは汚い服装の男たちに付いて行けという指示を出された、

宰相とかいう男の言った通り俺たちはどこかに連れて行かれた、

方法は簡単だ、兵士が周囲を囲んで剣や槍で脅して見たこともない通路に。


「ほら行け、!」と何度も言い、

脅して押していくだけで俺たちは逃げるために進むしか無かったからだ、

俺たちは住む場所をくれてやると言ってた所に移動させられるらしい、


結局、山田の意見は却下され槍で叩かれて仕方がなく、

俺たち7割は残った生徒たちで固まりレンガ造りの建物から出た、

周囲は草木でさえ無い何も無い平地で外に出た俺たちは驚くばかりだ、

何しろ高校生とは言え普通の県内にある周囲は普通の街だった高校に通ってた俺たちが、

いきなり周囲1キロには確実に何もないただの硬い踏み固められた

土の荒野っぽい所に出るとか普通無いし、

目の前には大量に用意された幌馬車らしい木で出来たダンプ的な車体が有る、

また、それはぼろぼろの車体でやけに汚い何か解らないが生臭い酷い匂いがした。

「おら、さっさと乗れ、全くついてないぜ」

と嫌な感じのする御者の男の声を聞きながら

俺たちは仕方がなく兵士の誘導で荷台に乗って移動を始めた。


物資を積んだ馬車が5台で俺達が7割総勢約6~70人程度で乗り込む。

馬車10台に乗って移動用馬車を現地の兵士?かどうかわからないが、

男達が包囲しつつ進んだ、俺の乗った馬車をよく見れば、

馬とカピパラをあわせて2で割ったような丸いが力の強そうな足の太い、

不思議生物が謎の異世界で馬車を引っ張っていた、

そして操ってる御者のおっさんは俺たちにこういった。


「まあ理解出来ねえだろうが、諦めなこの国が呼んだ勇者は、

昨年大きな戦いに駆り出されて全員死んじまったらしいからな、

今回も残りのお前さんらみたいなのは俺たちみたいな市民にまとめて下賜って

形で放り投げて終わりだお前らみたいなのは何故か衰弱して死んじまうがね、

せいぜい死なずに居てくれ、墓を掘るだけ損するからな」

と衝撃の発言に俺達は驚いた。

「はあっ?、それって俺達は死ぬって事か?」

と俺は驚いて怒ったが今度は御者が驚いた御者に一番近かった、

俺が怒ったのにびっくりしたらしい。


「おお言葉がわかるのかええとだな、実際何でかそうなんだからしょうがねえだろ、

俺ら市民はそんなお前さんらに普通に接してるぞ、

何しろお前さんらは賢者様だしな中に少し言葉が通じる奴らがいて、

そいつらが俺らに知識を授けてくれるだから俺ら田舎の街人は、

あんたらを賢者って言うのさ、だが今まで来た人らは大体は何故か

言葉が通じなくてな大抵は普通に働いて居るがその内数人が逃げて

どこかに行くか家に閉じこったりして飯を食ってるのに何故か衰弱して死んじまうがな、

まあ住人の大半は連れて行かれた娘っ子の代わりに、

無理やり連れられて来たあんたらに同情してるんだけどな、

しっかし今回は言葉が通じるとは思わなくてな、ひどい言い方をしたすまん」

と言われてこっちも謝罪を受け入れつつ話を聞いた。

「まあ、謝罪は受け入れる、だが衰弱ってどうしてそうなるんだ?飯を食ってて

そうなるって可怪しいだろ?」と聞くと、

「ああ、俺らの食べてる食事と同じもの食ってても何故かそうなってな、

俺らの中じゃ呪いじゃねえかっていう嫌なこと言うやつも居るが、

基本は解らねえって話で終わるな、まあとにかく俺らの街までのんびりしてくれ」

と言われ仕方がなく移動することに同意した。


まあ皆あの宰相とかが向かった国王の居る王都に行かなくて良いだけでも、

少しホッとしてるし、

あの忌まわしい目つきの奴らと一緒に居たくないとも俺は思っていたらしい、

その後、一時休憩で馬車が草地で止まり、誰かが言って全員で点呼を取った所、

現在俺たちは総勢・教師1生徒64人居ることが分かっただが、

それだけしか残っていないとも言えた。


そして移動する幌馬車を操る御者11人と国に労役で護衛の任務中だという市民が20人弱、

そこに混じってどう見ても目つきの鋭い精鋭風の革鎧を着て槍を持った監視兵が4人いて、

彼らはいかにも上から目線で「守ってやってるぞ」と言わんばかりの目つきで、

物資の積まれた馬車の御者席に座り俺たちの乗った馬車を先導するように走り始めた、

こうして俺たちは知らない星の知らない土地である王国辺境の街に向かって移動を始めた。


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