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薄幸少女の終活  作者: 夕暮れ
病院編
7/47

身体の記憶ってあるんだね.......

今までの作品を読んでくださった皆様方ありがとうございます。アドバイス、ご要望等ありましたら感想等お願いしますね、

 私が男性恐怖症と分かった翌日。今日は土曜日です。


 なんかね私が男性恐怖症と分かって、ここに来るのは女の人だけになっちゃた........。


 ごめんなさい。ご迷惑をおかけします。


 今日もいつもの看護師さんが来て、検温を兼ねての筆談をしてくれる。やっぱり人と話すって楽しいねっ。


 今の私は本を読むか、筆談をするか、字幕付きのテレビを見るしかない。


 字幕付きって大体面白くないから見てない(笑)


 でもね!!今日は朝から妹ちゃんが来てくれるらしい!!


 今日朝起きたらね『お姉ちゃん!!今日私行くから楽しみにしてて!!朝から夕方までずっっと一緒にいよう!!』って言う連絡がきたの!!


 本当に嬉しい!!お姉ちゃんとは仲良くなったけど、妹ちゃんとはまだだから.........。


 早く来ないかな?まだかな?


 ルンルンした気持ちでいたら、コンコンコンって聞こえた。


 ん?もしかしてもう来てくれたの?


 扉が開く。そこには赤髪の制服姿の可愛い女の子が入ってきた。


 その手には『お待たせお姉ちゃん!!シィアと遊ぼ?』と書かれたスケッチブックがあった。


 もう嬉しい!!私ができる最高の笑顔でお出迎えする!!


 妹ちゃんがリュックを下ろしたのを確認すると、こっちに手招きをしてみる。


 すると笑顔で妹ちゃんはこっちに来てくれた!


 妹ちゃん可愛すぎるよ!!!


『どうしたの?』


『あのね、これからよろしくね妹ちゃん!!』


『うん!!よろしくねお姉ちゃん!!...........でもね妹ちゃんはやめてほしいな(笑)』


『分かったよ........よろしくねシィーちゃん!!』


『お姉ちゃんからそう呼ばれるの私すごく嬉しい!!』


 本当に嬉しいんだろうなぁ。さっきから飛び跳ねて喜んでるもん。


 なんでシィーちゃんはこんなに可愛いの?やっぱりあのお姉ちゃんの妹だからかな?


 可愛いはいいんだけどシィーちゃん。いい加減大人しくしないと、ベッド壊れちゃうよ?


 いくらシィーちゃんが軽くても、私とシィーちゃんが乗ってるんだから壊れちゃうかもしれないよ?


 ちょっと落ち着いたかな?まだ嬉しそうにしてるけど、もう飛び跳ねてないね?........よかったベッドが壊れる前に収まって。


 シィーちゃんと目が合う。何か期待に満ちたキラキラした目を私に向けるけど、ごめんね。私昔みたいにシィーちゃんのこと詳しくないから分からないの。ごめんね。


 3秒くらい見つめあっていたら、シィーちゃんの方から目をそらして私に背を向けた。


 シィーちゃんは私が少し動けばいつでも触れられる位置にいた。


 ジッとシィーちゃんの背中を見ていたら、なにかしないといけないと思ったけど、何すればいいんだろう?


 分からない。けど勝手に身体がシィーちゃんを抱きしめる。


 え!?なんで私シィーちゃんを抱きしめてるの?そういえばシィーちゃんがキラキラした目をしたのってこうして欲しかったから?でもなんで?


 ギュっと抱きしめてるとシィーちゃんが突然肩を震わせて泣き始めた。


 あ!?ごめんね!!いきなり抱きしめちゃって...........嫌だったね?


『シィーちゃんごめんね。私に抱きしめられるの..............嫌だよね?』


 シィーちゃんはふるふると首を横に振る。


『このままでいてお姉ちゃん』


 震える手で書いた文字からまだシィーちゃんが泣いてることが分かる。


 ごめんね.........私が泣かせちゃった........。


 シィーちゃんを後ろから抱きしめたいままでいる。


 もしかしてシィーちゃんは最初からこうして欲しかったの?だからあんな目してたの?だったら今泣いてるのは嬉し涙?


 身体が勝手に動いたのは、もしかして私の身体が覚えていたから?


 頭では分からなくても身体で覚えてたから、シィーちゃんがやってほしいって思ってたことができたの?


 私はそのままさっきよりも強くギュっと抱きしめる。


 それにシィーちゃんの耳の顔を寄せてみる。


 多分........いや絶対に意味がないだろうけど、私は口を開かずにはいられなかった。ここで言わなきゃ絶対にダメな気がしたの。


「だ.......ょ........よ........ゃん」


「ーーーー!?」


 え?今私話せたの!?でも........シィーちゃんが何言ってるか分かんない。


「ーーーー!!ーーーーーーーー!?」


 ごめんねまだ聞こえないらしいよ。でもね私喋れたよ!!ほんのちょっとだけだけどね。


『ごめんね。まだ分からないの........』


『ううん大丈夫!!よかったねお姉ちゃん!!』


 文字にすればシィーちゃんは自分のことのように喜んでくれているけど、未だ泣いてる。


 どうにかして泣き止ませたいけど、どうすればいいんだろう?


 そうだ!!お姉ちゃんと一緒のことすればいいんだ!!


 私はシィーちゃんを抱きしめたまま後ろに倒れる。私と一緒に倒れたシィーちゃんは最初はびっくりしてたけど、すぐに自分の状況に気づいちゃって離れようとした。


 でもそんなんこと私が許さないんだからね!!


 ジタバタしてるシィーちゃんを抑えるように抱き込む。力はシィーちゃんの方が強いけど頑張った!!


 シィーちゃんは諦めたのか、もう抵抗しなくなった。


 ふふふ、それでいいんだよシィーちゃん。


 私はそれからシィーちゃんの正面になるように動いて、もう一回シィーちゃんを正面から抱きしめる。


 その時に頭をポンポンってしたり、頭を撫でたりしたのは無意識でやってた。


 怖いね身体の記憶って!!私が知らないことでも身体の記憶が解決してくれる。


 抵抗しなくなったシィーちゃんだけど、私が正面から抱きしめたら、シィーちゃんは今度は体をビクッとさせた。


 ん?もしかして私また余計なことしちゃった?


 とりあえず頭を撫でてみる。よしよしと撫でると、シィーちゃんの綺麗な赤髪からほんのりいい香りがしてきた。


 いい匂いだね。やっぱり安心する匂いだ〜。


 そう堪能してたらいきなりシィーちゃんに押し倒された。


「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


 え!?どうしたのシィーちゃん!!何があったの?


 私のパジャマを強く握りしめて、私の胸に顔を埋めて号泣している。


 そっか。私ったらシィーちゃんをずっと傷つけてたんだね。ずっと寂しい思いさせてたんだね。


 うん。これからは私に甘えてもいいんだからねシィーちゃん。


 シィーちゃんが寂しい思いをした分以上に幸せにするから、もう遠慮しなくていいんだよ。


 私の腕の中で泣き続けるシィーちゃん。身長も身体の全体的な大きさも私よりも大きいのに、こんなに身体を小さくして泣いてる。


 もう大丈夫。私が帰ってきたから。だからシィーちゃんはもう大丈夫。


 これから一緒に暮らしていこ?私がシィーちゃんを受け入れられるから。辛いことも、楽しいことも、悲しい時も、嬉しい時もずっとそばにいるから。


 だからもう大丈夫。あとはお姉ちゃんに任せててね。


 シィーちゃんが泣き止むまで私はずっとシィーちゃんを抱きしめてた。


 もうこれ以上離れ離れにならないように。





シィアちゃん書くの難しい!!今回は少し長くなりましたが許してください。

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