身体の記憶ってあるんだね.......
今までの作品を読んでくださった皆様方ありがとうございます。アドバイス、ご要望等ありましたら感想等お願いしますね、
私が男性恐怖症と分かった翌日。今日は土曜日です。
なんかね私が男性恐怖症と分かって、ここに来るのは女の人だけになっちゃた........。
ごめんなさい。ご迷惑をおかけします。
今日もいつもの看護師さんが来て、検温を兼ねての筆談をしてくれる。やっぱり人と話すって楽しいねっ。
今の私は本を読むか、筆談をするか、字幕付きのテレビを見るしかない。
字幕付きって大体面白くないから見てない(笑)
でもね!!今日は朝から妹ちゃんが来てくれるらしい!!
今日朝起きたらね『お姉ちゃん!!今日私行くから楽しみにしてて!!朝から夕方までずっっと一緒にいよう!!』って言う連絡がきたの!!
本当に嬉しい!!お姉ちゃんとは仲良くなったけど、妹ちゃんとはまだだから.........。
早く来ないかな?まだかな?
ルンルンした気持ちでいたら、コンコンコンって聞こえた。
ん?もしかしてもう来てくれたの?
扉が開く。そこには赤髪の制服姿の可愛い女の子が入ってきた。
その手には『お待たせお姉ちゃん!!シィアと遊ぼ?』と書かれたスケッチブックがあった。
もう嬉しい!!私ができる最高の笑顔でお出迎えする!!
妹ちゃんがリュックを下ろしたのを確認すると、こっちに手招きをしてみる。
すると笑顔で妹ちゃんはこっちに来てくれた!
妹ちゃん可愛すぎるよ!!!
『どうしたの?』
『あのね、これからよろしくね妹ちゃん!!』
『うん!!よろしくねお姉ちゃん!!...........でもね妹ちゃんはやめてほしいな(笑)』
『分かったよ........よろしくねシィーちゃん!!』
『お姉ちゃんからそう呼ばれるの私すごく嬉しい!!』
本当に嬉しいんだろうなぁ。さっきから飛び跳ねて喜んでるもん。
なんでシィーちゃんはこんなに可愛いの?やっぱりあのお姉ちゃんの妹だからかな?
可愛いはいいんだけどシィーちゃん。いい加減大人しくしないと、ベッド壊れちゃうよ?
いくらシィーちゃんが軽くても、私とシィーちゃんが乗ってるんだから壊れちゃうかもしれないよ?
ちょっと落ち着いたかな?まだ嬉しそうにしてるけど、もう飛び跳ねてないね?........よかったベッドが壊れる前に収まって。
シィーちゃんと目が合う。何か期待に満ちたキラキラした目を私に向けるけど、ごめんね。私昔みたいにシィーちゃんのこと詳しくないから分からないの。ごめんね。
3秒くらい見つめあっていたら、シィーちゃんの方から目をそらして私に背を向けた。
シィーちゃんは私が少し動けばいつでも触れられる位置にいた。
ジッとシィーちゃんの背中を見ていたら、なにかしないといけないと思ったけど、何すればいいんだろう?
分からない。けど勝手に身体がシィーちゃんを抱きしめる。
え!?なんで私シィーちゃんを抱きしめてるの?そういえばシィーちゃんがキラキラした目をしたのってこうして欲しかったから?でもなんで?
ギュっと抱きしめてるとシィーちゃんが突然肩を震わせて泣き始めた。
あ!?ごめんね!!いきなり抱きしめちゃって...........嫌だったね?
『シィーちゃんごめんね。私に抱きしめられるの..............嫌だよね?』
シィーちゃんはふるふると首を横に振る。
『このままでいてお姉ちゃん』
震える手で書いた文字からまだシィーちゃんが泣いてることが分かる。
ごめんね.........私が泣かせちゃった........。
シィーちゃんを後ろから抱きしめたいままでいる。
もしかしてシィーちゃんは最初からこうして欲しかったの?だからあんな目してたの?だったら今泣いてるのは嬉し涙?
身体が勝手に動いたのは、もしかして私の身体が覚えていたから?
頭では分からなくても身体で覚えてたから、シィーちゃんがやってほしいって思ってたことができたの?
私はそのままさっきよりも強くギュっと抱きしめる。
それにシィーちゃんの耳の顔を寄せてみる。
多分........いや絶対に意味がないだろうけど、私は口を開かずにはいられなかった。ここで言わなきゃ絶対にダメな気がしたの。
「だ.......ょ........よ........ゃん」
「ーーーー!?」
え?今私話せたの!?でも........シィーちゃんが何言ってるか分かんない。
「ーーーー!!ーーーーーーーー!?」
ごめんねまだ聞こえないらしいよ。でもね私喋れたよ!!ほんのちょっとだけだけどね。
『ごめんね。まだ分からないの........』
『ううん大丈夫!!よかったねお姉ちゃん!!』
文字にすればシィーちゃんは自分のことのように喜んでくれているけど、未だ泣いてる。
どうにかして泣き止ませたいけど、どうすればいいんだろう?
そうだ!!お姉ちゃんと一緒のことすればいいんだ!!
私はシィーちゃんを抱きしめたまま後ろに倒れる。私と一緒に倒れたシィーちゃんは最初はびっくりしてたけど、すぐに自分の状況に気づいちゃって離れようとした。
でもそんなんこと私が許さないんだからね!!
ジタバタしてるシィーちゃんを抑えるように抱き込む。力はシィーちゃんの方が強いけど頑張った!!
シィーちゃんは諦めたのか、もう抵抗しなくなった。
ふふふ、それでいいんだよシィーちゃん。
私はそれからシィーちゃんの正面になるように動いて、もう一回シィーちゃんを正面から抱きしめる。
その時に頭をポンポンってしたり、頭を撫でたりしたのは無意識でやってた。
怖いね身体の記憶って!!私が知らないことでも身体の記憶が解決してくれる。
抵抗しなくなったシィーちゃんだけど、私が正面から抱きしめたら、シィーちゃんは今度は体をビクッとさせた。
ん?もしかして私また余計なことしちゃった?
とりあえず頭を撫でてみる。よしよしと撫でると、シィーちゃんの綺麗な赤髪からほんのりいい香りがしてきた。
いい匂いだね。やっぱり安心する匂いだ〜。
そう堪能してたらいきなりシィーちゃんに押し倒された。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
え!?どうしたのシィーちゃん!!何があったの?
私のパジャマを強く握りしめて、私の胸に顔を埋めて号泣している。
そっか。私ったらシィーちゃんをずっと傷つけてたんだね。ずっと寂しい思いさせてたんだね。
うん。これからは私に甘えてもいいんだからねシィーちゃん。
シィーちゃんが寂しい思いをした分以上に幸せにするから、もう遠慮しなくていいんだよ。
私の腕の中で泣き続けるシィーちゃん。身長も身体の全体的な大きさも私よりも大きいのに、こんなに身体を小さくして泣いてる。
もう大丈夫。私が帰ってきたから。だからシィーちゃんはもう大丈夫。
これから一緒に暮らしていこ?私がシィーちゃんを受け入れられるから。辛いことも、楽しいことも、悲しい時も、嬉しい時もずっとそばにいるから。
だからもう大丈夫。あとはお姉ちゃんに任せててね。
シィーちゃんが泣き止むまで私はずっとシィーちゃんを抱きしめてた。
もうこれ以上離れ離れにならないように。
シィアちゃん書くの難しい!!今回は少し長くなりましたが許してください。




