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薄幸少女の終活  作者: 夕暮れ
高校編
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やっぱり.........かな?

久々投稿2回目です。次の更新は下書き全くないので、今書いている物と相談しながらこちらも更新します。(最低でも月2回は更新したいなぁという願望です)

 ん~~~お腹いっぱい!お金持ちって聞いたからなんか見たことない料理ばっかり出るのかなって思ったけど全然でなくて、私でも知ってるような料理ばっかりで安心しちゃった。


 んーー?って考えてたら光鈴さんから「私が作ったのよ。少し手伝ってもらったけどね!」ってパチン☆ってウインクしながら言われちゃった。


 可愛い!!大人の女性なのに綺麗って感じじゃなくて可愛い!!もう憧れます!!


「それに見慣れない物だと食べづらいし、食べ方分からなくて緊張して味が分からなくなっちゃうでしょ?でも見たことも食べたこともある物だと安心して美味しく食べれるでしょ?だからそうしたの」


 その通りです!!ものすっごく美味しかったです!!


 食べ方に困ることもなかったし、みんなで話しながら食べたからよけいに美味しかったです!!........テーブルマナーについては見逃してください。まだ上手くできないんです............。あれでも精一杯綺麗に食べたつもりなんです。だから、仕方ない子ねぇ~って目で見ないでください。恥ずかしいです。


 それからご飯を食べ終わったら少し休憩してお風呂に入る準備をする。いつも使ってるシャンプーとかを小分けにして持ってきたからそれを持ってお風呂にGO!!


「ひばりここのお風呂って大きいの?さすがに4人一緒に入れなくない?」


「魅音安心して。そこら辺の旅館と同じくらいの大きさだから。お母さんが使用人さんも使えるようにってお願いしたらしいんだけど絶対嘘。あんなの絶対個人の趣味で大きくしたんだから..............。」


「うわぁ、さすが富豪。やることが違う」


 たしかに。旅館って泊まるところだよね?そんなところと同じくらいなら相当大きいんだろうな。うちのも大きいけど2人が一緒に入るのが限界だからなぁ.............。


「お姉ちゃん大丈夫?背中とか足の傷跡見られちゃうよ?」


 そそそってよって来たシィーちゃんにコソコソ言われる。........そういえば考えてなかった。いっつも1人で入るかシィーちゃんかお姉ちゃんの家族に乱入されて2人で入ってるから気づかなかった。


 それに背中の傷跡とか見せたことないから大丈夫かな?


 普段は服に隠れるし、体操服に着替える時は下着とこの長い白髪に隠れてるから気にしてなかったんだけど今日は違う...........。お風呂なんだから全部脱がなきゃいけないし、髪だって洗うし、湯船につかる時なんて髪を結ってお湯につからないようにするから隠せない。どうしよう!!


「だいじょぶ、くな、い。どうしよ...........。」


「隠せないから言っちゃうしかないね」


「だよね」


 それしかないよね?あの時の記憶はまだおぼろけにしか思い出してないし、これ以上思い出したくもないけど、鏡越しに自分の背中を見た時はけっこうな傷跡が残ってた。


 たぶん薄着の状態でゴツゴツじた地面をひきずられたのかな?それに火傷っぽい跡もあったからタバコでも押し付けられた?


「シキちゃんどうしたの?なんか暗い雰囲気出てるけどもしかしてお風呂嫌いだった?」


「ううん。そんなこ、と、ないよ。むし、ろ、お風呂、は好、きかな」


「よかった~。じゃあどうしたの?」


「ちょっと、ね?えっと、もしかし、たらね?私、一緒、に、お風呂、入れな、いかもし、れない」


「え?どうして?」


「これの、せ、いで、嫌なき、もちに、するかもだ、から」


 とりあえず左袖をまくって、腕時計を外してリスカした時の傷跡を見せる。こっちなら前に見せたことあるし大丈夫かな?


「...............っ!何回見てもそれ慣れないね.........」


「ごめんね」


 やっぱり。


 私だってこの傷跡を見るのに覚悟がいるのに、みんなならもっとだよね?.............やっぱり1人でお風呂に入ろうかな。首とか背中、足にも傷跡はあるんだからね?絶対そっちの方が良い。


「みんなご、めん。私、やっぱりあ、とで、1人で、入るね」


「ダメ!シキ1人でなんてかわいそう!!だったら私も後でいい!!」


「みーちゃん、私に、気にせ、ずに、みんなでは、いって?これ見、るの、怖いで、しょ?みんなに、嫌なき、もち、させたく、ないから、ね?」



「そんなことない!!たしかに見るのは怖いよ。でもね大丈夫。だってそこにいるのはシキなんだから」


「え?」


「傷跡があったってシキは私の、私達の大切な友達なんだから!それに私は見るのが怖いわけじゃない!そんなことをされたシキを想像しちゃうの。1人で、誰も助けてくれなくて、暴力を振るわれるシキを想像しちゃうの。だから私はそれだけが怖いの.......。最近仲良くなって、私がシキを知る前につけられた傷だって知ってるけど、それでも悔しいの!!私の大切な友達になにするんだって!何もできない自分が嫌で、それでシキが壊れるのが怖いの!」


「でもね、ただそれだけ。シキは私の大切な友達なんだからそんなこと気にしちゃダメ!遠慮なんかしちゃダメ!私は、私達はシキの全部を受け止めてあげるから!だから1人でなんて言わないで!!」


「そうだよ!!そんなのシキちゃんが気にすることじゃないし傷跡がなんなの!!そんなの関係ない!!シキちゃんだから一緒がいいんだから!」


「そう、なの?」


「もちろん!!この程度で友達辞めれるほど私は諦めがよくないよ!」


「逆に友達を辞めてもらっても困るんだけどね」


 いつの間にか私を受け入れてくれる人が2人も増えていたんだね。


 たしかに傷跡を見せるのは怖い。怖がらせるとかじゃなくて私が怖かった。


 みんなが離れていくんじゃないかって。私を怖がってのけ者にするんじゃないかって怖かった。


 だから言いたくはなかったんだ。


 受け入れられるとは思っていなかったから。


 だってこの傷跡は私が汚された証拠。私が壊された証拠。そして()がいなくなった証拠でもあるんだから。


 だからね、私すっごく嬉しいんだ。こんな私でも、こんな身体でも友達って言ってくれるんだから。


「そっか、ありが、と」


 溢れてくる涙なんて気にしない。今目の前にいる大切な友達にお礼を言わなきゃ。


 こんな私でも友達って思ってくれてありがとうって。


「もう、シキ泣かないの」


「そうだよ?こんなことで泣いてたらこれからもっと泣くよ?」


 そう言って笑いながらみーちゃんとひーちゃんが抱きしめてくれる。泣いている私を隠すように抱きしめてくれる。


「よかったねお姉ちゃん」


「う、ん!」


「みんなお姉ちゃんに抱き着いてズルいから私もまざる!!」


「わっ!シィーちゃ、ん、あぶな、いよ」


 後ろからギューって抱き着いてくるシィーちゃん。


 ふふふ、4人がこうやって広い廊下の真ん中で小さく抱き合ってるのっておもしろいな。


「シキが落ち着くまでこうしとく?」


「そうだね。シキちゃんが落ち着くまでね」


 ..............ん?落ち着くまで?


 あの、もう私大丈夫なんだけど。早くお風呂に行こ?


「3人と、も、もうわ、たし、大丈夫だ、から、はやく、行こ?」


「えー?まだシキ泣いてるからダメ―」


「そ、そんな、こと、ないから」


「無理はダメだよ?もうちょっとこのままでいよっ?」


「で、でも、早く行、かないと時、間が........」


「明日はお休みだから大丈夫だよ?お姉ちゃん」


「ううぅぅぅぅ..................。」


 み、味方が誰1人いない.............?どうすればいいの??


 これって絶対私の意志関係なく続くよね?


 べつに今の状態嫌じゃないしむしろ嬉しいけどね、恥ずかしいよぉ。


 いつ使用人さんとか光鈴さんに見つかるんじゃないかって怖いよぉ。


 ううぅぅぅ.........。


「ん?ま、待って!ひばり!シキがマジ泣きし始めたよ!!ごめんシキ!!」


「え?..........ほんとだ!?シキちゃんごめんね!!!そうだね!早くお風呂に行こうか!!」


 右手をひーちゃんに掴まれて連れて行かれる。


 早く行こって言ったのに........みんながあんなことするから泣いちゃったじゃん.........。


 ...............もういいや!!こんな気持ちお風呂で全部流してやる!!!!



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