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薄幸少女の終活  作者: 夕暮れ
高校編
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無事の復帰

 私が倒れて1週間。もう梅雨の時期ですごくジメジメしてて気持ち悪い...........。


 あれから発作を抑える薬はいつもポケットの中に入れてる!!何が起こるか分からないからね!


 心臓に負担がかからないようにあれから走るとかの運動は控えてる。だからこの時点で体育祭に参加できないことが決定したの。すっごい悲しい.........。


 でも応援だけでも楽しいからそれでいいや。フォークダンスもするみたいだけど、まだ男の子に触られるのも、話すのも無理だから遠慮したいなぁ。


 みーちゃん達となら一緒にやりたい上手いこと先生調整してくれないかな?


「お姉ちゃん準備オッケー?」


 下からシィーちゃんが呼んでる。


 結局私の荷物のほとんどはシィーちゃんが持つようになったから私はお弁当とお財布と筆箱くらいしか持ってない。


 前に『シィーちゃん重くないの?』って聞いたら「お姉ちゃんの愛の方が重いから大丈夫!!」って言ってた。シィーちゃん大丈夫なのかな..........?


 重くないリュックを背負って部屋を出て玄関に行くと、いかにもズシリとした大きめのリュックを背負ってるシィーちゃんがいた。


『本当に大丈夫なの?やっぱり私持つよ?』


「だから大丈夫だって!!お姉ちゃん心配しすぎ!もう行くよ!!」


 シィーちゃんに手を引かれて学校に行く。日傘は今日から私がさすことになって、シィーちゃんはちゃっかり私と一緒に入ってる。


 もう、シィーちゃんは可愛いなぁ。


 ――――――――――――――――――――――――


「おはよう!!」


「おはよう!!..............ってシキ!?もう学校に来ても大丈夫なの!?」


「本当だよ!?無理しなくていいんだよ!?」


 あれ?みーちゃんの私のこと呼び捨てにしてる。まぁそっちの方が仲良くなった感じがしていいから気にしない!


『別にもう大丈夫だよ。ただちょっと病気が再発したっていうかなんていうか...........』


「それって大丈夫なの!?」


『うーん、大丈夫じゃないかも.........?心臓病だから心臓に負担をかけれないから運動は控えないとだし、多分いろいろ不便かも............?』


「「...................。」」


 あ!?やっちゃった..............。もうちょっと優しく説明すれば良かったのかな?


 みーちゃんは泣きそうな顔してるし、いつもニコニコ笑顔なひーちゃんは怖いくらい無表情になってる。


『えーっと、ごめんね?』


 頭を下げて謝っておく。余計な心配をかけたからね。


 頭を下げてたらみーちゃんに肩を掴まれて頭を上げさせられるとギュッて抱きしめられた。


「絶対.........私が守る..........から」


 か細い声でみーちゃんが言ってくれる。嬉しい.......嬉しいけど恥ずかしくないの?私をみんなの前で堂々と抱きしめてるけど大丈夫なの?


「ねぇシキちゃん。それって前に教えてくれたことが原因だったりする?」


 ひーちゃん、その声怖いよぉ。無表情だし、なんの感情もこもってない声だから分かるけど怒ってるよね?自分の感情を抑えてるからだよね?


 ひーちゃんがものすっごく怖いからスケッチブックに書く字が少し歪んじゃった。だ、だって怖いんだもん!!手がプルプル震えちゃったよ!!


『多分..........?関係ないとは言えないかも........?それよりもあのことは秘密だからね!!』


「そう...........分かったよ」


 うぅぅ〜怖いよぉ。一歩後ろに下がってシィーちゃんの制服の袖をキュッて握る。


「お姉ちゃん大丈夫だよ。ひばりはお姉ちゃんに怒ってるわけじゃないから」


 シィーちゃんは私の手を握ってくれる。ちょっと安心するね。


「.............あっ!ごめんねシキちゃん!!シキちゃんを怖がらせたくはなかったの!!」


 ひーちゃんがしゅん..........ってした顔で謝ってくれる。さっきまでの怒った雰囲気がなくなったから良かった。


 あれがひーちゃんの本性なんだね.......。怒らせないようにしなきゃ。


『大丈夫だよ。怖かったけどなんとか大丈夫。これからひーちゃんを怒らせちゃダメだって分かったよ!』


「もう..........!私はそんなに怖くないよ!」


「何言ってるのひばり。中学生の頃ひばりを怒らせた女子はひばりを見るたびに逃げてたじゃない」


「そうそう。それから少しの間ひばりを怒らせちゃダメってクラスで話したもんね〜」


 ふふふ、こんな光景ずっと見たかったんだ。本の中でしか見たことがなかったからすっごく憧れた。


 これが見たくて、こんな日常を過ごしたくてここに帰ってきたの。


 この学校に編入してからは本当に夢のような世界で、本当に私がいてもいいのか分からなかった。


 けどいつも私の友達が笑いかけてくれるからいていいんだなって思えたからすっごく嬉しかった。


「ちょっとシキ!!ちゃんと聞いてる?」


『うん!!聞いてるよ!!』


「お姉ちゃん嘘ついちゃダメ!!聞いてなかったでしょ!」


『あはは........バレちゃった』


「シキちゃん聞いてなかったの!?」


『ごめんね、みんな』


 うん。こうやって友達と騒げるって楽しいね。


『みんなただいま!』


 いきなりこんなこと言ったから不思議そうな顔してたけどこう返してくれた。


「「「お帰り!!」」」





ここまでお読みくださってありがとうございます。これからも更新はしていくつもりですが、書きたいことが思いつかず更新が停滞するかもしれませんので先に謝ります。ごめんなさい。

これからも頑張りますのでよろしくお願いします。

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