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薄幸少女の終活  作者: 夕暮れ
高校編
34/47

幕間 準備

 ペタペタと貼っていって..............うん、取り敢えず完成!!あとは一言コメント入れるだけ!


 何してるかって?.............内緒だよ♪


 でも、誰にも気づかれちゃダメなのに君には見つかっちゃった。


 しょうがない...........君には教えてあげる。けどね!誰にも言わないでよ!!!特にシィーちゃんとお姉ちゃんには言っちゃダメだよ!!


 もし言ったら本当に私君を呪うからね!!


 あっ!!嘘だって思ってるでしょ!!


 ふんっだ!!夜な夜な君は苦しむことになるんだからね!!絶対に呪ってやるからバラすのには覚悟しておいてよね!


 で、私が何をしているかというと、手作りの思い出アルバムを作ってるところ!


 現像してもらった写真を一枚ずつ丁寧に貼っていく。


 もちろん写真は全部2枚ずつもらってるから、1枚は普通のアルバムに。もう1枚は手作りアルバムに。


 取り敢えず今日作ったのは入院から退院までの間の写真を全部貼ったの。


 あとはコメント入れるだけだけどこの写真って恥ずかしいのもあるんだよね。


 例えば私の寝顔とか、シィーちゃんと一緒にお昼寝してたり、お姉ちゃんに甘えてる姿だったり、可愛い服着てはしゃいでる姿だったり色々あるんだよね。


 本当は見てほしくないくらい恥ずかしいけど、これも私の記録だから仕方ない。


 だからシィーちゃんとお姉ちゃんの恥ずかしい姿の写真も入れてやる!!


 これならおあいこだからいいよね?


 私だけ恥ずかしい思いをするのは不公平だもん!!2人にもちゃんと恥ずかしがってもらわないとね!


 コメントも入れ終わりつつあるけど、これどこに隠そうかな?


 まだこれを見られるわけにはいかないから2人に見つからないように隠さなきゃ!


 もちろん最後にはこのアルバムは2人に渡すけど、私がいる間は渡すつもりはない!!


 だって恥ずかしいだもん!!!


 まぁそこは置いといて、やっぱり鍵付きの引き出しに入れるのが一番良いのかな?


 鍵を閉めて、私がずっと持ってれば誰に開けれないしね!!


 ............あっ!これって手紙と一緒に入れておけば私がいなくなってもシィーちゃんが寂しい思いしなくて済むよね?


 だったらこれから家のあちこちに隠そうかな?


 宝探しみたいにすれば楽しいかも?だから!!


 最初のヒントは動画の中で言って、そこからは手紙の最後に書いていけばリレーみたいでいい感じになるね!


 よし!!じゃあ取り敢えず今日はアルバムも作ったし一旦終了!!


 手紙は可愛い便箋買ってきて書かないとね!!...........え?なんで可愛いのかって?そりゃもちろん私の趣味だよ!!


 コンコンコン


 にゃ!?もしかしてシィーちゃん?急いで隠さないと!!


「お姉ちゃんもうご飯できたから降りてきて〜」


 バタバタとアルバムを隠して急いで部屋から出る。


 ふー、危なかった........。もう少しでバレるところだったよ...........。


「今日は私がご飯作ったんだよ!!楽しみにしててね!!」


 シィーちゃんがキラキラ笑顔で言ってくる。


 この笑顔を失いたくないな。だから今の内に私の頭の中に焼き付けておこっと。


 私が寂しくならないようにいつでも思い出せるように。


 まだ声は出せないから首を縦に振った後シィーちゃんの手を取って一緒に1階に降りてく。


 出来るだけこの幸せな瞬間を味わえるようにゆっくりと降りてく。


「シキ早くこっちに来てよ。ご飯冷めるよ」


 1階に降りるとお姉ちゃんが迎えてくれる。お姉ちゃんも優しい笑顔を浮かべてる。


 こんな幸せな時間を過ごせるのは本当に嬉しい。


 これが私が望んだどこにでもあるような日常。


 でもこの日常を壊すのは私自身だからちょっと寂しい。


 だから私ができることを精一杯今の内にやっておく。


 アルバムも手紙もその一部。


 私も笑顔を浮かべて2人に寄り添う。


 3人姉妹で笑ってる姿は多分どこにでもある普通の家族の光景。


 でも私にとっては尊いこと。


 この瞬間を大切にしていきたい。


 いつもありがとうシィーちゃん!お姉ちゃん!


 ..................さっきからそこで覗いてる君。今見たことは誰にも言わないこと。


 良いね?もし破ったら.........ふふふ♪どうなっちゃうかな〜。楽しみだな〜。










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