自己紹介
内容を一部変更しました
「ウェイル、遅いぞー。こっち空いてるから早く座れ」
「そ、早く座る」
「お前らなぁ」
ウェイルはちゃっかり早く来て居た二人に促され席に向かう。
「ちっ、主役は遅れてくるってか良いご身分だな」
「ダ、ダークさんお久しぶりです、遅れてすみません。他の皆さんもお待たせしてしまったみたいですみません」
ううう、ダークさんメッチャ睨んでくるなー。やっぱあの事ずっと根に持ってるのかな、はあ・・・・・
ウェイルは部屋に着いて早々に絡まれる、ダークとウェイルは過去にpvp対人戦で何度か戦っておりその全てをウェイルが勝利している。 本来補助職であるウェイルに完膚なきまでに敗れプライドをズタズタにされたダークは目の敵にしており事あるごとにウェイルに絡んでいる。
別に迷惑行為などされているわけではないのでウェイルはそこまで気にしてないのだがダークはなかなか強面な顔をしており睨まれる度にメンタルをゴリゴリ削られていた。
ただでさえ遅れてきて申し訳ない状況なのにさらに追い打ちをかけられ戦う前に倒れそうな気分で席に急ぐ。
「全くダンお前のせいだぞ、まさか13王全員が集ってるとは思わなかった。知ってたらお前なんか置いて急いだのに、はあ・・・いきなりダークさんに睨まれたじゃん」
「そういやあダークの奴とよくpvpやってたよな?仲良かったんじゃないのか」
「いや、べつに仲が言い訳じゃないよ、それよりダンあんま余計な」
「おい、盾バカあんま余計な事ばっか喋ってると殺すぞ?」
ほらー、ダンが余計なことを言ってるからまたダークさんがこっちを睨んできたじゃん。
「あれか、喧嘩するほど仲がいいって昔の言葉にあったな」
「よーーし、盾バカお前の喧嘩買ってやる、表出ろコラ!」
「おっ?いいぞー丁度運動したいと思ってたんだ」
パンパン、二人を制止するように良く響く音が鳴る。
「二人ともその辺にしとこうか、これから大事な作戦会議なんだよ?」
「ラック邪魔すんじゃね、これは俺の喧嘩だ」
「・・・・・ダーク君が昔から喧嘩ぱっやいのは知ってるけど今は抑えてくれ、さもないと」
「なんだよ、いやまさかお前!!」
「昔君がやった恥ずかしい話を会議中にうっかり話してしまうかもしれないよ?」
「ちょっおま、それはずる「理解してくれたなら座ってくれるかな?」」
うっわラックさんの笑顔こっわ、ダークさんが一方的に黙らされたのも驚いたけどラックさんも笑顔で脅迫とか・・・流石最大規模のギルマス侮れん。
「ダン君ごめんねクエストが終わるまでダーク戦うのは待ってもらえるかな? この会議が終わり次第迷宮に向かう予定だしもう少しだけ待ってね」
「おう、わかった」
「流石ラックさんダンの扱いを良くわかってる」
「あははは、ウェイル君はいつも大変だね」
「ええ、それはもう」
おいこら、ダン何の話しだって顔するのやめろ。
「よし、じゃあ皆集まったことだし始めようか。 アンさんお願い」
「ラックありがとう。 今日は忙しい中集ってくれて本当にありがとう。主催ということで私が進行をさせてもらう。 今回は王称号限定のクエストということで見知った顔が多いと思うがまずは簡単に自己紹介をすませよう。 まずは私からだな。ギルド「風来坊」のギルマスをやっているアン・ゼチーアだ。 職業は
タンク職最上位【パラディン】称号は【鎧王】守りと攻撃を両立していると自負している、今回は指揮はラックに任せる予定なのでよろしく頼む。 よし、次はラック頼む」
「わかった。 何人か初めましての方がいるみたいだね。 僕はギルド「ガンマ1」でギルドマスターを任されているラックと言います。 職業は回復系特化の最上位職【大司祭】称号は【短杖王】
今回は僕が戦闘の指揮を執ることになってるからよろしく」
「ラックありがとう、よし次はリズ頼む」
次はリズか来た順かと思ったけど違うのか。
そんなことを思いつつ横にいるリズのほうを向くとこのバカは・・・・静かだと思ったら寝てやがる。
「おい、リズ起きろ」
「ふぁ~、あれウェイル着てたんだ」
「あれっ、じゃねえよ今自己紹介やってる真っ最中だよ、この中で一番新しい王称号なんだからしかっり挨拶しとけ」
「ん、わかった」
全くこいつはどんだけ肝が据わってたら此処で居眠りができるんだろ・・・・
ウェイルに状況の説明をされたリズが立ち上がる。
「私はリズ、王称号は【魔王】職業は【狂気の爆発少女】最近貰ったオリジナル職、好きな事は爆破、好きな魔法は爆破、得意魔法は爆破系全般、よろしく」
リズの自己紹介で場が騒がしくなる、それもそうだ何だってオリジナル職業持ちだって暴露されて黙ってるほうがおかしい、このフレデリーファイヤーで確認されてるオリジナル職業はたったの3つのみ今回で4つ目か10万に以上がプレーしてるゲームでたったの4つしかない激レア職業なのだからこの反応は当然と言えよう。
「皆静かに、で、リズ君と言ったね、その職業の効果など可能な限りでいいので教えては貰えないかな?もちろん無理にとは言わないオリジナル職の秘蔵はして当然だしね」
ラックさんの言う通りオリジナル職の秘蔵はして当然だと思う、下手に言いふらせば様々なプレイヤーに目を付けられかねない。
数が少ないのは、基本的に運営が面白そうなプレイヤーに送るものだし、まあ俺も持ってるんだけど殆ど情報公開してないからなぁ。
ちなみにだがウェイルはリズが新しい職業を手に入れたこと自体は話には聞いていたが、まさかオリジナルとは夢にもおもってなかったが・・・
「別に問題ない。 まず狂気の爆発少女は名前の通り私専用の爆破特化の魔法職で大きな特徴は3つ。 一つ爆破系スキル魔法が60%上昇、二つ爆破魔法以外の攻撃呪文が40%ダウン、三つ特殊スキルと魔法が使用可能になる、これは私の切り札だから秘密。 大体こんな感じ」
一通り説明を終え疲れた表情で椅子に座る。
おお、リズにしては随分と長い説明で驚いた、一言二言で終わらせるもんだと思ってた俺が恥ずかしい、見直したぞリズ。
リズの挨拶が終わり、アンさんが続ける。
「なるほど、リズ貴重な情報提供ありがとう。よし今度はダン頼む」
「おう」
ダンは立ち上がり簡単に自己紹介と特技などを説明していく。
ダンの順番が終わりその後【杖王リーン】【斧王ガッツ】【大剣王バクサン】【短剣王ダーク】【鞭王マリン】【弓王】【鈍器王コング】【軽剣王アーサー】と滞りなく終わる。そして最後に呼ばれたのはウェイルだった。
「最後はウェイルだ」
はぁ、なんで俺が最後なんだよ。
ウェイルは座っていた席から立ち上がり、軽く周りを見渡す、そして浅い礼をしてから自己紹介を始めた。
話しが進まない・・・いい加減巻いていかないとやばいかな(汗