他人を助けるのが、最も自分を成長させる
俺は最近、他人を助ける事に凝っている
昔は、どこまでも一人で前に進めた
だが年齢のせいか、今は他人の力を借りる事も多くなった
これは劣化以外の、何物でもない
人間は壊れる、衰える、愚かに成るモノだ
俺はそんなのは嫌だ、たった一人で自給自足し、どこまでも前に進めるのが最高だと思っている
だいたい、他人の力を借りるのは、沢山の制約と制限を受けるのだ
ハッキリ言って、昔に比べて、人生の濃度が圧倒的に減ってしまったと、俺は自覚的だし確信している
日々がどんどん、退屈に満ち溢れていく、その確信が満ち溢れて、俺はどんどん俺が薄くなって、かつての俺が遠くに行ってしまう気がする
いや実際に、過去の俺は遠い存在に成ってしまった、死んだかのように、存在感がだんだん知覚できなくなっていくのだ。
俺はかつての、昔の俺が大好きだし、そのように在りたいのだ。
こんな、俺が俺である事を否定する、拒否する、こんな世界は間違っているし、俺は全力全開で拒否する。
今は最悪最低以外の、何物でもないのだ。
この現状を変えるなら、無垢な無罪の少女を、幾ら苦しめたって良いと思う。
そう思う時点で、俺は人間的に堕落している事を自覚したのだ。
幸せだった時は、こんな事を思わなかった。
不幸に成って、最愛の存在を失って、初めてあらゆる人道も倫理も無価値になったのだ。
人道や倫理、人間として在りたいと願うのは、
所詮は愛する存在に認められたい、幸福である為でしか無い、
二流になれば、不幸に成れば、最愛の存在を失えば、人間は絶対に堕落するのだ。
堕落して、あらゆる人道・倫理を逸脱して、超越して、生きるようになる。
こんな生命体に、俺は一切の、絶対の価値も意味も感じない。
溢れるほどに無限大の、マイナスの意味と価値を覚えるだけだ。
俺はかつての俺に戻りたい。
だがもう永遠に、俺は幸せだった頃、全盛期であり最盛期、最愛の存在の傍に居られた俺ではいられない。
残された道は、ただただ超人として、全てを超越して、死んだように屍として、生きるほかに絶対に無いと確信しているのだ。