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第一部:四 親子

「で、ルトガー上級大将は反旗を翻したのか?」


帝都にて、新たに帝国軍最高司令官に就任したガウス大元帥は苛立ちを隠しきれなかった


「はっ、現在はブリュー平原に待機していたクルドア騎士団本隊と合流してアノン城に向かっています」


「ルトガーめ、謀反者め!!」


ガウスは顔を赤らめ、手に持っていたグラスを床に叩き付けた


「兵を集めろ」


「????」


「兵を集めろと言ったんだ!!ムクハド大将!!お前は制圧軍を編成しろ!!ダグラス元帥はどこだ!?」


「少しは静かにしたらどうだガウス?私はここにいるぞ」


落ち着いた口調で彼は返答した


まさに武人と言った体格を持ち、炎のように赤々しい赤髪だ


「ダグラス!!お前に先発軍10万の指揮を任せる!!レイル、ルトガー両名の首を取って来い!!いいな!!」


拒否権は無いに等しい


「・・・わかった」








「ダグラス元帥」


部屋をあとにしたダグラスに、1人の男が近づいていった


「少将か、私に何かようか?」


引き締まった細身の体に、赤き髪をたらしたゲイルはダグラスを引き止めた


「あっ、その、元帥はそれでいいのですか?」


「いいとは、どう言う事だ?」


ゲイルは若干迷うそぶりを見せたが、決意したようだ


「元帥と、今は亡きシド大元帥、好敵手であり親友だったはずです。その息子を殺すなど、元帥はいいのですか?」


ダグラスは大きくため息をついてから返答した


「私は帝国の人間だ、帝国に反旗を翻した者を許すわけにはいかない。・・・それが、親友の息子であってもだ」


「自分の息子であってもですか?父上」


ダグラスはゲイルをカッと睨んだ


「そうだ、たとえ我が息子であってもだ、それとここでは元帥と呼べと言ったはずだ」


そう言うとゲイルに背をむけ、去った


「一応言っておきます、私も先発隊と行動を共にします」


ゲイルはダグラスの背中に向けて言った


「勝手にしろ」

更新が遅いくて申し訳ございません(汗)

それでいて短い・・・

申し訳ございません(汗)

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