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理由

前に付き合った彼氏。

名前はしゅん

一年付き合い、別れた。

すごくいい人だったんだ。初めのうちは、とても優しくて頼りがいがあって大好きだった。でも三ヶ月、半年経つうちに本性をだしていった。他の男とは浮気をし、それを悪いことだとも思ってない。僕と年はそう変わらないのに借金は300万近くあり、最後には僕の体を売って借金を返そうとした人だった…

人を信じるのが恐くなり、独りでいいと思った瞬間だった。


「あの時のこと忘れたわけじゃないでしょ!?」

「もちろん忘れてないよ。大丈夫だよ!もう誰とも付き合う気ないんだから」

「ホントぉ?じゃあなんで会いにいったの?」

「友達になれるかなぁって」

「だったらいいけど…」

由樹はかなり心配した様子だった。当たり前だ。僕が同性愛者だと知ったのは瞬のことがきっかけだったから。もともと口がうまかった瞬が借金を返す話を僕に持ちかけてきた時に、すごく悩んでダメもとで相談した相手が由樹だった。由樹は驚きもせずに話を聞いてくれて、

「アンタそれ絶対だまされてるよ!そんな男やめなさい!」

と言ってくれた。僕のことを受け入れてくれて、真剣に相談に乗ってくれた由樹。一生かかってもこの人に僕が受けた恩は返せない。そう思った。


バイトが終わり、家に帰りテレビを見ていた。

そのとき一通のメールがきた。

桜井心からだった。

「来週時間があったらまた飲みに行かない?」

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