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友達

僕の名前は柊光ひいらぎひかる

彼の名前は桜井心さくらいしん


…そう僕らは同性愛者。

普段の生活の中ではそのことは誰にも言えない。

だからケータイの出会い系サイトで同じ悩みを持った友達を探す。

待ち合わせしたのはとある駅前。

「どこにいこうか?」

「オレ飲みにいきてぇ」

と心が言う。

とりあえず何も知らないことが多いので簡単に自分のこと話した。


相手はどうやら、隣の駅の居酒屋で働いているらしい。

僕はというとまだ大学生だった。

その日は初めて会ったというのもあり、様子の探り合いで終わった。

テレビで出会い系サイトが原因で起こった事件をよく目にしていたので、かなり警戒していた。

            「じゃあまた飲みにいこうね」

「そうだな。今度はいつにする?オレは毎週月曜が休みなんだ」

「そうなんだ。僕はバイトが終われば遊べるから」


と、お互いの事情を話しつつ僕は電車に乗った。


次の日、学校を終えバイトにいった。

「光ぅ!!おはよぉ!」

一人の女の子が話かけてくる。

彼女の名前は、田中由樹たなかゆき

僕が同性愛者だということを知っている唯一の友達だ。

「ねぇねぇ、昨日会ってきたんでしょ?どうだった?」「うん。まだ会ったばっかりだったから何とも言えないけど見た目は良かったよ!(笑)」

「またアンタはそういうこと言ってると前と同じ目に遭うよ!」

「ははっ。大丈夫だよ。今度はちゃんと相手見るから」


そう…警戒してた理由はテレビともう一つある。

どうして由樹が相手を選べと言ったのか。


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