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光と心

「そろそろ準備はいいかぁ?」


「バッチリだよ☆」


「僕のほうも大丈夫!!」


「とうとうこの日がきちまったなぁ…」


冬司さんは何か昔を思い出しているのか突然そんなことをいい始めた。


「あの日からもう2年かぁ…やっとオレらもテレビに出られるようになったんだなぁ」


そう。心の手術からもう2年が経っていた。

あの日僕はすべてを失ったと思った。


でもこうしてたくさんの人の前で唄うことができる。


「光?緊張してるの?」


「うん…ちょっとね」


「光君なら大丈夫だ!オレらがついてる!」




冬司さんは笑顔で励ましてくれた。

由樹もまた僕の肩をたたき、笑顔でピースする。


そうだ。こんなとこで緊張してる場合じゃない。

これから僕が書いた詩を僕の今までの気持ちを心の曲に乗せてみんなに届けなくちゃ。


僕が書いた詩は心との思い出、由樹と冬司さんの暖かい優しさ。

そして…僕以外にもこの世界に生きてる同性愛であることに苦しんでる誰か。

男が男を好きになるとかそんなの関係ない。


みんな同じ人間なんだ。

認めてくれる人は必ずいる。

それを伝えていきたいんだ。

それが僕の使命。


いや…


「じゃあそろそろいこう!心も準備はいい?」


「あぁ、大丈夫だ」


心は生きていた。


あのあと奇跡的に息を吹き返し、回復した。


心も死ぬ瞬間がわかってたみたいだけど、そのとき僕の唄が聴こえてきて戻らなきゃって思ったみたい。


意識が戻ったあと心が僕に言った初めての言葉は、


『おまえのこと守るって言っただろ?』


だった。


心は僕を独りにしなかった。


伝えるのは僕と…心の使命だ。




この後、僕らは『HEART』は唄い続けた。


苦しんでる誰かの為に、そして僕ら自身の為に。



初めて書いたから、なんだか最後がわけわからなくなっちゃいました。(笑)でも読んでくれる人がいてすごく嬉しかったです!読んでくれた皆さん☆ホントにありがとうございました!!

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