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プロローグ

誤字脱字があったらぜひいってください!


主人公はイルマ君ですけど、最初は身の上話です。


あと、性格変わります。

▲△▲△


 魔法。

 魔法は、大気中にある、エーラによって起こすことが出来る。

 エーラは、大気中にあるが、詳しくはわかっていることはない。

 どうして、そんなものが存在するのか、誰がそれを見つけたのかは正確には確認されてはいない。

 ただ、そこにあるのが当たり前のような空気的存在なのだ。

 しかし、この世界に人体について詳しくは解明されてはいない。

 理由は簡単だ、魔法というものが発達した世界で、科学という理論は存在せず、病気や、怪我などはすべて回復魔法を頼っているため、医療機関が発達するのが遅いのだ。

 よってこの世界の人間たちは、自分たちの体の構造は分かってはいない。

 唯一科学側のものとすれば薬剤師。

 特定の薬どうしを、磨り潰して新たな効果のある薬を作る程度だ。

 エーラは、自然と生物のなかで循環しており、体の成長とともに、エーラが体の保有量が増える。

 保有量が多ければ、発動できる魔法の回数が多くなり、大量のエーラを使って、高密度でより強力な魔法を放つことが出来る。

 しかし、この世界で魔法が使えないものが少なからずいる。

 体の中でエーラがうまく循環せず、体全体にいきわたらない。

 よって、うまくエーラを練ることができない。

 そんなこの世界の中には必ずしも不幸な人間がいる。

 それは、数えれば数えるほど増えるだろう。ただでさえ奴隷制度があり、貴族や王族が権力を持つ封建制や絶対王政の時代だ。

 平民は碌な人権を与えられてはいない。

 奴隷はさらにひどい。

 まるで、生き地獄を味合わされているようなものだ。死なせてほしくなるほど傷つけられ、せめと殺してくれと、助けをこいても、拷問に近いもので、痛めつけられ、絶命を迎える。

 男は労働に回され、ストレスを発散させるための体。女は慰めものにされ、調整され、ただひたすら快楽に身をゆだねる体へと。

 そんな、彼らのほんの一人。貴族の家に生まれたが、魔法が使うことができずにいて、家を追い出される。

 彼は、ある自分の中にある異能な存在とともに自分と世界を壊し、すべてを作った。

 しかし、最終的に彼は幸せだっただろう。

 彼の行動は、彼の親友によって語り継がれ、後の歴史書に記されていた。

 それは何年、何十年と、学校の歴史の授業で使われることになるほどだ。

 自身をだまし、親友をだまし、最愛の人をだました英雄と・・・












 ザーラ。

 この世界の大都市で、周りは海に囲まれているが、輸入状態もよく、他国のものが多く観光する人気スポットである。

 一つは天然水。

 ザーラで取れる天然の水は、健康によく水の精霊が多く存在している山で取れる。

 その山は、ザーラの中で一番の貴族の家の所有地で、それを販売することで財を得た。

 一つは温泉。

 同じく、山で掘れた温泉で旅の疲れを癒す。

 水の精霊が豊富で、魔力の回復が早いし美容効果があるので女性客の訪れる数が多い。また、精霊契約の場でも多く使われ、学生の精霊との契約支援もしている。

 そのほかにもさまざまな効果が得られるので誰もが訪れたくなる魅力的場所なのだ。 

 それだけなら、ほかの貴族に奪われたかもしれないが、その貴族のものは代々とても頭がよく切れ物で、友人関係は豊富で、王族のパイプがある。当然使えているものたちにも力はある。 

 なので、他の貴族は手が出せなかった。

 ザァーラは剣も魔法も得意でかなりの達人で、全力で戦い会えるのは北東にいる、マーカスか南西にいるジェミニや、街のギルドでSランクの魔槍の使い手や、破壊の魔術師などさまざまなものがいるが、彼らは世界の有名なので、めったに表舞台には出てこないので、戦争でも起きない限り戦うところを見ることはないと思われる。

 ミラは魔法の腕が逸脱しており、魔女と恐れられたほどの技量を持ってる。

そんな、貴族の家の現当主:ザァーラ・エルバーンと妻:ミラ・エルバーンとの間に二つの子ができた。










 ザーラ。

 ザーラの中心部のある貴族の家の敷地内に帯たった城。

 大きさはそこらへんの庶民の家を100個並べても足りないくらいの豪邸で、執事は約180人、メイドは120人と、計300人に及ぶ人数のものが働いている。

 そこで働くものは、いわゆる人生の勝ち組だ。

 給料は破格で、一年働くだけで五年は遊んで暮らせる金が入る。

 300人にはそれぞれ順位があり、ミスをすることによって減点されることがある。

 逆に、いいことや、気に入られることがあると加点される。

 順位が300の人が減点をされると、見習いの生徒の中で1位の人が繰り上がり、300位になる。

 もちろん、最初は減点をされてもすぐには入れ替わりは行われないが、何度も繰り返すと入れ替わりが発生する。

 なので、順位が上位のものは、ある程度信用が置けるものや、金や財力があるもの、そして、一番重要なのが、・・・強いことだ。当主を身を捨てても守るか、背中を合わせて戦えるレベルに到達しないと決してこの職には就けない。当然、推薦もありだ。

 上位のものが、下位のものにすることも良くあることだ。

 そして、その順位1位で、唯一当主を超える剣技を持つのがセシル・マーキンであり、彼は敷地内の道場で現当主とその息子の鍛錬を見守っていた。

 中から聞こえてくるのはデキの悪い息子と、出来の良い娘を比べたものだった。

 「なにをやっているんだお前は!! ミーサはすでに2系統もの魔法を使えるのにお前は7歳になってもいまだにゼロだと!!」

 「ごめんなさい!! すぐに、すぐに魔法を使えるようになりますから怒らないでください!!」

 「だまれ無能が!! エルバーン家の恥さらしめ!!」

 脅えた様子の息子を当主は鳩尾に足蹴りを何度も落とした。

 警戒はしていたが、子供は腹筋に力を入れていなかったため腹に力強いけりをもらい咳き込み、酸素を求めて息をする。

 そして、けられても泣かず、すぐに正座をしてひたすらすぐに魔法を使えるようになりますからと、繰り返すだけの人形のように声を発していた。昔から、泣いた時には「泣くな!! 男だろ」や「泣いたって何も変わらない」といわれ続けてきた彼には泣くという選択権は存在していなかった。泣いたって何も変わらないし、助けてもらえるわけでもないのを知っているから。

 その様子を過去の自分と重ねるように見ていたセシルは現実をしっかり見ていた。

 まるで、自分のときとまったく同じと・・・




 その後の深夜にセシルは当主の息子、イルマに話があると言われていた。

 大体予想はついていたので、特に断る必要はないので一つ返事でOKした。

 場所は夜景がよく見える中庭。月明かりが照らす中でセシルはイルマに話しかけられていた。

 「ねぇ、セシルは父さんより強いんだよね?」

 「いえいえ、強くはありませんよ。剣だけが勝っているだけですよ」

 「それでも、剣は強いんだよね?」

 「ええ、今――、イルマ様の言いたいことはよくわかりますよ」

 その言葉にイルマの顔は目を見開いて驚いている。

 その顔に少しだけ頬が緩む。

 「イルマ様は私に・・・剣を教えてほしいのでしょう?」

 その言葉に覚悟を決めたように夜空を見上げ、イルマは言った。

 「・・・うん。それと、父さんには言わないでほしいんだ」

 「わかっておりますよ。証明をしたいのでしょう?」

 「うん、でも、どうして僕の言いたいことわかったの?」

 「それはですね、・・・自分の昔ととても似ていたからでしょうな」

 セシルは遠い過去の記憶を思い出しながら、その経緯をイルマに話した。

 20年前、ある貴族の家に新たな子が生まれました。

 その子供は、兄と同じく、魔法と剣に優れた良い騎士になるだろうと、当初は期待されていた。

 しかし、八歳になっても魔法の才はありませんでした。

 兄は、八歳のころに一系統の魔法が使える用になったので、多少前後があると思い、両親は暖かい目で彼の成長を見守っていた。

 しかし、彼は10歳になっても魔法が使えることはありませんでした。

 そして、とうとう家族に見限られ、家を追い出され、必死に力を求めて世界を回った。

 しかし、14の頃、彼は世界を見て絶望に近いものを味わうことになった。

 自分の力じゃ到底かなわない化け物に遭遇することになり、深手を受けながらも逃げた。


 それから、彼は師を探すことにしました。

 魔法が使えない。

 だけど、魔法が使える人より強い騎士を。

 そうして、彼は見つけることが出来ました。

 アルバスを・・・

 アルバスは決して表舞台には出なかったが、もし、表舞台で動いていたなら確実に名をはせた戦士になっていただろう。

 なぜなら、彼は普段から魔法を使わずさまざまな強者たちを打ち倒していたからだ。

 別に魔法が使えないわけじゃない、むしろ、身体強化を使えるほど魔法についてかなり高位に存在する存在だ。

 身体強化はかなり魔法の中で高等のもので、使えるものが少ない。

 それは、魔力消費が激しく、コントロールがかなり難しいからだ。

 体全体なら、何とか中等くらいの魔術師なら行うことができるが、部分的な強化はより、精密さが必要になるので、とても誰もが使えるような代物ではない。

 もちろん、頭もよくなければならない。

 頭の中で、演算を行うからだ。

 基本的に魔法は頭の中での想像力が元だ、想像力は人間の中で思いのほか脳を使うことになるので、高等魔法を使えるものは頭がよくなければならない。

 未だにそのことに気づいているものは少ない。

 いや、ごく僅かと言ってもいい。

 本来、この世界の概念だけでは魔法について説明がつかないのである。

 こことは違う世界で判明した

 だが、高等魔法を使える彼は魔法が好きではなかった。

 魔法は、使えるか使えないかで個人を評価され、差別が行われることが何よりも気に入らなかった。

 魔法がつかるか使えないかでは、その人間の価値は変わらないのに、貴族や王族などは平気で差別を行う。もしかしたら、その中にとんでもない才能を秘めたものがいるかもしれないのに。

 だから、彼は魔法を使わずとも、魔法を使うものと同等、いや圧倒的差をつけて戦えることを証明したかった。

 そして、それは叶った。

 だが、その先の世界は彼の見た買った世界ではなかった。

 いつの間にか闇に染まった体。目の前の世界。

 なぜ、自分はこんなところにいるのだろうか。

 自分は何のためにこんなことをしてきたのか。

 危うく、本来の目的を忘れ、自分の中の狂気に飲み込まれるところだったが、何とかその線を越えずに正気保つことができた。

 すぐに彼は、闇の、裏の世界から姿を消した。

 そして、自分のうわさを聞いてやってくるものを待った。

 魔法がなくても、魔法使いには勝てると。

 そうして、ある少年が、この辺境の地へとやってきた。 

 

 その先は言わなくてもわかるだろう?


 無事自分の経緯を話し終えたセシルはすやすやと寝ているイルマの前髪を掻き分けなでる。

(ふふ、きっとイルマ様は強くなりますよ。心も体も)

 こうして、時は経つ。

 そして、イルマの物語が始まる。

 決して良い物語に成ることはないだろうが、それが彼らの、いや、彼自身の選んだ道だ。

 イレギュラーさえ現れれば因果は破壊される。

 今のままでは・・・





やっちまったー! てか、まあ、いきずまちゃったから書いちゃった。


亀更新でいきますから、気長に・・・


てか、エルバーン家の設定いらないと思ってしまった。


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