表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Snow flakes   作者: 山吹 ことり
リトルスノー編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/92

幕間|休憩

 スタジオの近くに、新しい自販機が増えていた。


「なあ、これ見た?」


 ハヤテが指差す。


「プロテイン入りコーヒーだってさ」


「誰が飲むんだよ」


 コウタが即座に返す。


「社会人バンドマン」


 ハヤテが真顔で言い、二人が笑う。


 練習後、三人は並んで缶を眺める。

 結局、誰もそれを選ばなかった。


「いつものでいいか」


「だな」


 ヒナタはブラックを押す。

 苦い音が、缶の中で鳴った。


「最近さ」


 ハヤテが言う。


「平日ライブの後って、曜日分かんなくならね?」


「なる」


 コウタが即答する。


「次の日、普通に仕事なのが一番やばい」


「それな」


 三人で笑う。


 特別な話はしない。

 EPのことも、曲のことも出てこない。


 それでも、

 スタジオに入る前のこの時間だけは、

 昔とあまり変わらなかった。


「じゃ、行くか」


 ハヤテが言う。


 ヒナタはギターケースを持ち直す。


 音を出す前の、

 いちばん軽い瞬間。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ