河-田安保条約締結
河口さんはまだ諦めていなかったようです
『今日16:00サイゼで』
「今日は田中に悲しいお知らせがある」
「何だろう。こえーな」
「あの佐藤に実は彼女が居たことが判明した。佐藤はノンケだった事が露呈した。」
「まだ佐藤ネタ引きずってたんかい。てかマジどうでもいいお知らせと情報だな」
「まあ気落ちせず新しい恋に向けて頑張ろう田中!」
「なんか河口さんの中でどんどんストーリーが展開してってるな…てか俺そもそも人を恋愛として好きになれないし。」
「次の候補は山崎とかどうだろう。あいつは少々鈍臭い所はあるけど愛されキャラだし」
「なんかお見合い仲介業者みたいになって来てるぞ。てか人の恋路を心配してるけど河口さんはどうなのよ。好きな人とか居ないの?」
「え〜まあ居るよ。それなりに。ずっと片想いだけどね」
「へえ〜!ちゃんと人間だった!」
「なんだよ。私はアバターでは無いぞ。」
「身近な人の恋愛話興味あるなあ。やっぱ架空の物語でなくてリアル事案は参考になる。聞きたい〜」
「そんな面白い話でもないぜよ。まあ私陰キャだしさ。キラキラした物語は期待しないでおくんなまし。」
「それがリアルなんだよー。現実的で。」
「分かった分かった。田中がBL書いてくれる約束してくれるなら教えてしんぜる。」
「交換条件のハードルが一方的に此方に不利な内容だな。何も物語書いた事無いのにいきなりBLは難しい。とりあえず何か書いたらでも良い?」
「まあそれで妥協しよう。私の方もそんな対して面白くもない内容だしな。」
「じゃそういう事で。」
「はいよ。君の活躍に期待する。」