田中は受けか攻めか
どっちなんでしょね?
『今日16:00サイゼで』
「所で私は常々田中のカップリングについて考えて見たわけよ」
「俺かい」
「まあ先ずは田中は受けか攻めか。マジでフツメンだからよく言えば何方でも転用可能。悪く言えば何方になってもこれと言ったキュンポイントが無い。」
「全てが悪口にしか聞こえないんだが」
「だから相手が誰が良いか迷走中なんだよな。佐藤とかどうだろう」
「佐藤かよ!ポッチャリキノコじゃねえか!川崎とかにしてくれよ」
「川崎はバリ一軍だよ!?おこがましい。」
「だったらせめて苗字が伊集院とか西園寺とかカッコいいやつにしてくれよ。佐藤とかまず名前が平凡過ぎる」
「そんな苗字のやつはうちの学校にはいない。あと日本全国の佐藤さんを今敵に回したぞ。佐藤はいい奴だよ?嫌な顔せずに消しゴムとか貸してくれるし」
「いい奴なのは知ってるよ!ただ妄想ならビジュアルがイケメンの奴を充てがってくれよ。」
「佐藤って実は凄いんだよ。YouTubeでアップしてるボカロ曲再生数エグいよ。生活出来るレベル」
「へぇー。てかすげぇ佐藤推してくるな」
「sugar mush-room名義」
「キノコの自覚はあるんだな。てか詳しいな。」
「うん。マドカが教えてくれた」
「ギャルの江藤さん?仲良いの?意外な組み合わせ。」
「小学校から一緒なんだー。」
「へえー」
「所で田中は何か創作とかはしないの?」
「話が飛ぶな〜。俺?特に自分で何か書くとかはした事ないなあ。」
「あれだけ色々ジャンルに詳しいのに勿体ない。洞察力もあるし、考察も面白いし、感想もフラットで的確だし。」
「何か急に持ち上げ出して気持ち悪いな…」
「BL書こうず!絶対面白いの書けると思う!」
「えー…読むのは好きだけど書こうとまでは思わんなあ…寧ろ詳しい河口さんが書いたら?」
「私の夢はねえ…良い作品に神絵師をマッチングさせる事〜」
「最近分かって来たけど君余り人の話聞かないタイプだね…」
「そんな事ないよー。返答が面倒な内容はスルーしてるだけ。」
「より悪質だったわ」
「まあ自分で書けたり描けたりしたら良いんだけどねー。特に絵の才能は親譲りで壊滅的だからなあ」
「左様ですか。」
「だからねー夢の実現の為に絵師さんも沢山フォローしてるんだー。いつかオファーとかできたりしたら良いなあ」
「夢が叶うとイイね〜(棒)」
「だから田中の書いた作品に合う絵師さんもピックアップ出来る準備はある。」
「だから書かんて」
結局俺のカップリングは河口さんの中で佐藤になったんだろうか…どっちが攻め?