二人のテンションの落差
テンション上がるポイントはお互い噛み合わないみたいです。
「あ〜〜!たまらんっ!スパダリ年下ワンコ攻めとか最&高かよっ!天才すぐる!愛しさと切なさと心強さと〜!てぇてぇ〜!ひたすらに!我が人生に一片の悔いなし!」
「やっぱ咲穂先生は間違いないね。今回も本当に良かった。てかテンション爆上がりだね河口さん」
「君なあ。この神の造形を前にして良くそんな冷静で居られるな」
「いや、俺中々の感じで賞賛してたと思うけど…」
「まあ良いや。賞賛のテンション強要はしない。人それぞれ。」
「まあこんな感じでごめんね。所で河口さんってどうやって作家さん開拓してるの?」
「まあ主にツィットーかなあ。BL好きをフォローしまくってこれ良かったとかの口コミとか参考にしたりとか。後は電子コミックサイトのレビュー高いやつとか。隠れた名作とか見つけた時は本当アガる。」
「成る程〜大体俺と同じ感じか〜。俺、リバーマさんって人のおススメ結構参考にしてて、レビューとか凄い的確なんだよなあ。この人の推してるやつハズレ無いんだよな」
「…それ…ワタシです…」
「うっそ!マジで!うわぁすげぇ!神が目の前に居るわ。今日イチでテンション上がった。握手して下さいっ!」
「なんか咲穂先生の時と違う…まあ良いや。ハイどうぞ握手。」
「あざっす!いやーリアルに存在したんっすね〜!もうA Iなんじゃ無いかとか疑ってましたっす!」
「なんか田中キャラ変わってる…」
「気のせい気のせい」
「でも田中もBLのみならず色んなジャンル読み込んでるよね。色々詳しそう」
「まあ、広く浅くとも言えるかもだけど」
「私も知らないジャンルも知りたいし、リアルでBL話できる人貴重だし定期的に会って情報交換しない?」
「ハイ!喜んで!」
「なんか居酒屋みたいなってるけど…宜しくね。学校ではこの手の話題はタブーでね。私学校では空気でいたいから。」
「りょ」
そして田中との情報交換会が始まった。