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勇者と追憶  作者: にもの
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Prolog

もし、この世界における「勇者」というものが「勇気ある者」を意味するなら、私は勇者では無いだろう。この世の成り立ちや理というものは案外単純に見えて複雑で、また複雑に見えて根本は単純であるものだ。

ただ、真実を知るという一点においてのみ、私はこの世界で最も全ての真実に近づいた自負がある。

魔法、剣、生物、空、大地、全ての壮大と思われるものは、実態の無い概念に縛られて神の箱庭と化す。

この小さな世界でたった1人、勇者として生まれてしまった以上は私に勇気がなくても私はこの世界でたった1人の勇者であり、勇気がなくても生まれた時から既に覚悟があったのだろうと思っている。

この旅は、勇者が仲間のみんなと冒険の末に魔王を倒す、なんて単純な旅だと思っていたが、どうやら違っていたらしい。もしこの追憶、もとい私の物語を読んでいる人がいるなら、是非最後まで読破して欲しい。読み終えた時何を感じるか、何を思うか、その感情を大切にして欲しい。

これは、たった1人の勇者とその追憶を記した冒険譚である。


ーラニ・フェリオスよりー

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