~歯茎に埋まった親知らずとの格闘~ 抜歯編
親知らず抜歯の体験談です。今回は、抜歯前と抜歯中にすべきことをまとめました。
※初投稿のテストを兼ねての体験談です。
※この話はあくまで体験談ですのであまり鵜吞みにせず、お医者様の言葉に従ってください。
ふとしたときに奥歯が痛みませんか?
夜中に奥歯が疼きませんか?
奥歯が膿んで苦しんでいませんか?
そんなときに「ああ、そういえば親知らずについて何か言ってるやつがいたな」と、この話を思い出してくれればいいなと思います。
私は「完全に歯茎の中に埋まった親知らず」を抜歯しました。口を開けても歯の頭すら見えない親知らずです。親知らずが歯茎の中で横に倒れているんです。抜歯した後、正直、めちゃくちゃ辛かったです。
なので「親知らずが生えてきたかも?」と不安になっている方に向けて体験談を残しておこうと思いました。
痛みや腫れ、抜いた後の注意点や準備しておくべきものについて紹介したいと思います。
先に、要点だけ書いておきます。
・症状があるなら、若いうちに抜きましょう。
・抜歯中より、抜歯後の方が辛いです。
・渡されたガーゼはしっかり噛んで止血しましょう。貧血になります。
・うがい厳禁。
この4つだけ覚えておいてください。以下は、体験談です。
〇そもそもなんで親知らずを抜いたの?
私の場合は、親知らずが前の歯を強く押して痛みが出ていたからです。歯茎の中で前の歯をグイグイ押していたんでしょう。ズキズキと痛み、食事もろくにとれないことがあったため歯医者さんを受診しました。夜中には心臓の鼓動に合わせて奥歯がドクンドクンと疼いたりと、とにかく不愉快でした。皆さんにもそんな症状に悩まされていませんか?
〇抜歯って痛い?
抜歯中はまったく痛くありません。一番痛いのは、最初に打つ麻酔でしょうか。これもチクッとするレベルでそこまで怯えるものではありません。
ただ抜歯中は、ゴリゴリ、メキメキという音がずっと聞こえてきます。骨なり歯なり削っている音なのでしょう。口の中がまるで工事現場です。これはちょっと怖かったですね。
あと抜歯中より抜歯後の方が圧倒的に痛い、辛いです。
〇腫れる?
めちゃくちゃ腫れます。顔が四角になります。抜歯前に写真を撮っておくことを強くおすすめします。抜歯後の腫れたほっぺと見比べてみるとすごく面白いですよ。あと、私は頬にアザが浮かびあがりましたね。2週間もあれば消えるので、そこまで心配しなくてもいいそうです。
〇どれくらいで治る?
だいたい1週間で治ります。この期間を乗り越えれば、普通の生活に戻れます。痛み自体は、3、4日もあれば引きます。ただ完全に再生するには半年から1年かかるそうです。
〇親知らずって絶対に抜かなきゃダメ?
そんなことはありません。綺麗に真っ直ぐ生えてきた親知らずは立派な歯です。私の父の親知らずは、4本とも綺麗に生えており何の問題もありません。羨ましいですね。また完全にあごの骨の中に埋まって何の悪さもしてこない親知らずなら、放置していてもOKらしいです。
ただ痛みがあったり、腫れて膿が発生したりしているなら、遅かれ早かれ抜くべきだと私はお医者様に言われました。
そして親知らずの抜歯は「若いうちが良い」そうです。親知らずも私たちと共に成長します。歯として成熟した親知らずを抜くよりは、まだ成長途中の小さい親知らずを抜く方が受けるダメージも小さいということでしょう。年齢によるあご周りの骨の硬度もダメージに関係しているようです。若い方が骨が柔らかく抜きやすいんだとか。症状が出ているのなら、若い芽の内にとっとと摘んでしまいましょう。
〇そもそも親知らずってなに?
20歳前後で生えてくる奥歯のこと、ぐらいに思っていてください。人によって生え方が異なり、抜歯の際の難易度も全然違います。ただ、ちゃんと生えてこないことが多く、我々を苦しめてくることが多いです。しっかり真っ直ぐ生えてきてくれることを祈りましょう(詳しいことは検索してね!)。
私は親知らずを3本抜きました。下あごの親知らず2本と右上の親知らず1本です。左上の親知らずは完全にあごの骨に埋まっており、悪さできないと判断されたため抜歯を免れました。
〇どんな親知らずを抜いたの?
私の親知らずは、歯茎の中に完全に埋まったタイプでした。歯の頭すら出ていないタイプとなります。そのくせ歯茎の中で前の奥歯をぐいぐいと押してくる厄介なやつです。このタイプの親知らずは、若年層に多いようです。しかも年々増えてきているとか。いま中学生だよ、高校生だよ、なんて人はもしかしたら私と同じ状態になるかもしれませんね。
最悪なことに、このタイプの親知らずはなかなか抜けず、近場の歯医者さんでは、抜歯を拒否されることが多いそうです。私も紹介状をいただき、医大の方で抜歯してきました。しかも体への負担の面から一気に抜くことはできず、長い期間を必要としました。時間に余裕のある大学生の内に抜いておくのが一番良いかもしれませんね。
歯の頭が出てきているタイプの親知らずは、歯医者さんで割と簡単に抜歯ができるそうです。ものによっては5分もかからないとか。
〇抜歯の難易度
計3本の親知らずを抜いた私としては、下あごの親知らずの抜歯が辛かったです。特に膿んで酷かった右下の親知らずが一番きつかったですね。抜歯後なかなか痛みが引いてくれませんでした。
辛さは、右下→左下→右上の順ですね。一般的にも、下あごの親知らずの抜歯は難易度が高くなっているそうです。上あごと下あごの骨の柔らかさが関係しているらしいです。下あごの骨の方が硬いんでしょうね。下の親知らずを抜くときは、ある程度の覚悟を持って望みましょう。
〇抜歯中はどうすればいい?
手術中にできることは何もありません。お医者様の言うことに従い、時が過ぎるのを待ちましょう。まな板の上の鯉というやつですね。
病院によるのかもしれませんが、スマホで遊ぶことはできません。別の気の紛らわせ方を考えておきましょう。
また全身麻酔は断られました。特別な事情(パニック障害など)のある方向けの処置だそうです。これも病院によるのかもしれませんが、局所麻酔で抜く覚悟だけはしておきましょう。
〇抜歯の手術はどれくらいで終わる?
私の場合は、だいたい30分ぐらいで済みました。上の親知らずは、20分程度。下の親知らずは30分程度でした。お医者様の行う準備の時間もあり、手術室の中でただ寝転がっているだけの時間もありましたね。5分くらいは放置されていました。ちなみに一番ドキドキする時間です。
〇何を準備しておけばいい?
やるべきことを済ませておきましょう。
抜歯当日に予定を入れるのはおすすめしません。出血の具合によっては、貧血を引き起こすこともあります。私も右下の親知らずを抜いた後、貧血になり、倒れかけました。人生で初めて車椅子で運ばれたうえに、吐き気とめまいとの格闘が始まり死ぬかと思いました。万が一を考え、その後の用事はすべて済ませておきましょう。
ガーゼ(ティッシュ)の用意
抜歯後、出血が続くかもしれません。血を止めるためにガーゼを噛めるよう準備しておきましょう。ティッシュでも大丈夫だそうです。
柔らかい食事の用意
硬いものを食べるのは自殺行為です。そもそも口が開きません。柔らかい食べ物を買い込んでおくことを強くおすすめします。以下は私のおすすめです。
・ゼリー
最高です。丸飲み可能!抜歯後の味方ですね。好きな味を買っておきましょう。プリンもいいかもしれません。
・ウイダー系のゼリー(絶対に皿に開けてください)
量もあっておすすめではありますが、吸って飲むのはNGです。血餅(抜歯のかさぶた)が剥がれてしまいます。スプーンですくって食べましょう。
・おかゆ
とろっとろにしておきましょう。あまり米粒が残っていると、うっかり抜歯でできた空洞に入り込みかねません。
・スープ&食パン(耳なし)
かなり助けられた組み合わせですね。熱々にするのはやめておきましょう。抜歯後の状況で口内を火傷したらいよいよ食べるものがなくなります。
スープの中に小さく小さく千切った食パンを投入していきます。サンドイッチ用の食パンであれば完璧ですね。厚みがあるようなら、薄く裂くのもありです。ふやけた食パンは抜歯後の強い味方ですね。
耳は硬いのでおすすめしません。千切っておいて後日、ジャムでもつけて食べましょう。またスープの具には注意しましょう。たまに固い具が混じっています。
抜歯前に準備できることと言えば、これくらいでしょうか。
次話では「親知らずを抜歯後に気をつけること」についてお話したいと思います。
次回は、親知らずを抜いた後にすべきことについてまとめています。
もしよろしければ、次回もよろしくお願いいたします。
役に立ったなとか、面白かったなと思ってくれた人がいてくれれば嬉しいです。