ローラースケートドッチボール①
縛りワード ドッチボール ローラースケート 全知全能
単平『うおおおおおッッ‼︎いっけぇええええッッッッ‼︎』
オレの名は土土単平小学4年生‼︎
ドッチボールを愛し、ドッチボールに愛され、
ドッチボールの炎に取り憑かれ男だぜッ‼︎‼︎
今日の昼休みもクラスのみんなと一緒に
グラウンドでドッチボールの練習をするぜっ‼︎
単平『うッ⁈なんだお前ら⁈』
グラウンドに到着するといつもドッチボール用に使ってる
グラウンドの場所がローラースケートで遊ぶ6年生たちに
よって不当に占拠されていた。
単平『オイっ‼︎ここは俺たち4年生の陣地だぞ?!』
6年生『へへッ証拠でもあるのか?』
単平『なにィッ⁉︎』
クラスメイトの喉仏念仁が6年生の
スケートを履いた靴で蹴飛ばされる。
単平『念仁‼︎大丈夫か?!』
単平『やりやがったなー!!上級生だからって調子にのりやがって!!正々堂々ドッチボールで勝負しろッ‼︎』
6年生『ピュー〜イ♪そんなこと言ったってよ。俺らは別にお前らみてぇにドッチボールガチ勢じゃねぇし。スケートで勝負するってんなら考えてやってもいいけどなぁ』
単平『何ィ〜‼︎』
⁇『面白そうじゃないの』
単平『だれだッ⁈』
サラサラ金髪ポニーテールの少年が土管の上でエヴァの
カヲル君座りをしている。
『ボクは路々浦助人。
ローラースケートを愛し、ローラースケートに愛され、ローラースケートに祈りと誓いと愛を捧げた6年生の番長的存在さ。』
単平『ろ、6年生の番長的存在だとォ〜⁈4年生のリーダー的存在の俺と似た匂いを感じるぜ…!』
路々浦『今の状況は要約するとこうだろう?ドッチボールで勝敗を決めるとなれば6年生が不利に、逆にローラースケートで…となれば4年生が不利となる。つまりこのまま歪みあっていても議論は平行線だ。違うか?』
単平『そ、そうだな…!(何を言ってるのかよくわからんが)』
路々浦『フフ…そこでボクは思いついたよ。最大公約数ってやつをね…』
単平『さ、サイダーコーラグッズ…⁈なんだかわからんが
勿体ぶらずにさっさと言え‼︎』
路々浦『簡単なことさドッチボールとローラースケートを合体させた新スポーツ、名付けて”ローラースケートドッチボール”で勝敗を決めるのはどうか…という提案さ!!』
単平『ろ、ローラースケートドッチボールだとォッ?!』
路々浦『6年生が勝てばこの陣地は今後永久に6年生のもの、逆に4年生が勝てば4年生が永続的に占拠していい。どうだい、乗るか?』
単平『いいだろう‼︎面白そうじゃないかローラースケートドッチボール‼︎血闘ぜ‼︎ただしオレ達は絶対に負けないがなッ‼︎』
続く…