表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命を惜しむな、名を惜しめ  作者: 但馬筆人
5/72

幕府の御家人

足元に突き刺さる槍を手に取った多門は、


「日ノ本の槍だが、どこから飛んできた?」


飛んできた方向を見ると、ひとりの騎馬武者が、敵に囲まれていた。


「卑怯なり!我は、竹崎 季長である。正々堂々勝負いたせ。」


その光景を見て、多門はため息をついた。


「ありゃ幕府の御家人だな。」

軽薄そうな男こと、大蔵績永オオクラ ツグナガが声を掛ける。


「ああ、確か少弐景資殿の陣に寡兵で参陣していたのを見たな。」


多門も記憶を辿る。


「確か先駆けとして行ったはずだが追いついてしまったのか?」


その言葉に、績永は、


「逆だ、追い抜かれたんだ。ワシ等が菊池殿と赤坂で戦っていた時に、ほぼ首がないと分かったから先駆けて、攻め入ったのだ。 ほっておけばいいだろう。」


そういわれたが、多門はほっておくことができず敵に向けて駆け出した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ