光魔法。
申し訳ございません。
アリスsideのトリアより大人っぽくなりました。
男の子サイド苦手でして。
本当は儚げな弱気な内気なびしょうねんですっ!
こんなに大人っぽくありません。
強調しますね。
僕たちは泣き続けた。
なんか僕の中にたまってたのが全部なくなって、レオやフォルツと本音で話したい。
友達になりたい。そう思った。
僕の本当の性格も受け入れてくれた気がしたアリスは僕の恩人だな。ととても思ってしまう。
「ひっく。」
まだ声をあげて泣いているアリスに「お、おちついた?」
と声をかける。
「う、うん。」
まだ、実質泣いてるな。
そう思い背中をさする。
「目真っ赤だよっ!?」
そんな時あることに気づきぎょっとした。
サファイアを思わせる瞳が真っ赤になっていた。
僕は震える手でアリスの目じりにたまった涙を拭きとる。
手を放そうとしたとき、僕の指先が黄金に光った。
アリスの瞳を見てみると、真っ赤だった色が深い青色に変わっていた。
これはお父様が僕が泣いているときにやってくれる治癒魔法だった。
「え!?これってひ、光魔法っ!?」
僕の口から上ずった声がこぼれた。
お母様とお父様の光魔法。
国では貴重とされる光魔法に目覚めたんだ。
嬉しい。
アリスに伝えたい。
お父様に伝えたい。
お母様に伝えたい。
レオやフォルツにも。驚かせたい!
そんなことを考えてるとアリスが崩れ落ちた。
僕は手をアリスの額に当てる。
「熱い。」
あんな高等魔法を使って、泣き崩れたんだ。
そりゃ疲れちゃうよ。
僕はアリスを抱き上げる。
ハラリ。と淡い金髪が僕の手にかかる。
「これは、公爵とレオに殺されちゃうよ。」
頭を抱えながら屋敷への道を歩き出した。
「僕はずっとアリスを守る。
困ったときは助けるし泣くよ。一緒に。」
そう呟きながら。