1━EX.神々ノ視点ソノ壱
読まなくてもオーケーです
本編のメインメンバーどころか、主人公も出てこない?
簡単に言うと、主人公の行動を見る神々視点です。
ネタバレがあります
神A「おいーす」
神B「遅い、何やってた」
神A「なははは、ちょっと監獄大陸で遊んでた」
神C「ええぇ」
神A「“奈落”がえげつないんだよなぁ」
神B「“戦神”よりはマシでしょ?」
神C「ですね」
ここは、『Freedom Frontier』内にあって、無い場所。
異次元空間(という設定)であり、“神々之間”と呼ばれる場所。
運営からは、“覗きルーム”と呼ばれている。
といっても、一部の音声と場所は見ることは出来ないし、全員を監視するのは不可能なので、もっぱらバグの確認のために、さらっと世界を見渡すぐらいだ。
ちなみに、この三人は男性であり、男性プレイヤー担当である。
女性プレイヤー担当も勿論いる。
神C「それにしても、この一年間色々ありましたね~」
神B「開始1ヶ月で“伍極”の一人に出会ったプレイヤーが出た時は、叫んだね」
神A「しかも、よりによって“巨神”だぞ? “伍極”の中でも屈指の強者だ………」
神C「そのプレイヤーが、今の最強ですからね━━━はぁ!?」
神B「なんだ?」
神A「どうした?」
神C「“修練の地”への到達プレイヤーがっ!」
神A「はぁ!? あそこはどこも面倒な場所にあるだろ? そんなとこに行けるのは………あ、“戦神”は行けるか」
神C「いえ………ランダムで到達したプレイヤーです」
神B「…………え?」
神A「…………は? はぁ!? 確率どんだけ低くしたとおもってんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」
神B「で、何処?」
神C「“修練の洞”………です」
神A「よりによってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
“修練の地”とは、通常の場所よりも行動によるステータス上昇がは早い場所で、そのどれもが秘境や過酷な場所にあり、普通のプレイヤーではまずたどり着くことは不可能である。
神C「ま、まぁ修練モンスターに直ぐにやられますよ!」
神B「そうだな、心配しなくても大丈夫か」
神A「だ、だよな! アハハハハ!」
◇
神B「うわぁ……」
神C「どうしました?」
神B「例のプレイヤーなんだけど、ファイターとソードマン相手に、無傷で戦ってる」
神A「イレギュラー倒した時も思ったが、なんだよこの化け物………リアル格闘家か? ステータスが高いからって、倒せるのは本当にギリギリの設定なんだが………」
“修練の地”に出現するモンスターは、プレイヤーの能力の総合から、ギリギリ勝てるように強さと数が設定されており、技能面からいえば普通のプレイヤーは絶対に勝てない。
神A「【格上殺し】まで持ってるし、このプレイヤートンでもない格上撃破プレイヤーになるんじゃ………」
神B「ははははは、まぁでも限界もある………あ」
神C「あ、オリハルコン砕きましたね」
神A「……ということは?」
神B「【全てを砕きうる物】出ましたね」
神A「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!! なんでこんな初っぱなから手にいれてんだこのプレイヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
神C「ま、まぁまぁ、これより上のアレの取得は流石に無理レベルですから、だから大丈夫ですよ」
神A「………だよな」
神B「うんうん」
神C「………ですよ!(なんか嫌な予感するな……)」
◇
神A「このプレイヤァ。オリハルコン持って行くきかよ」
神C「まぁ、落ちてら拾いますよそりゃ」
神B「しかし、ここから出ても直ぐに神殿行きだし、もう暫く安心だな、うん」
神A「だよな!」
神C「あはははは、あれ? モンスターが全然━━━あぁ!!」
神B「うそん」
神A「アルハガルナ出現する日だったぁ!?!?」
神B「落ち着け! 大丈夫、直ぐに去る………よ?」
神C「威圧に耐えましたね」
神A「【無心】スキルの使い方間違ってるから! というか、このプレイヤー素の精神力も半端じゃないんだけど!?」
神B「お、ブレスだ。しかし、一番弱めのやつか」
神C「それでも、オーバーキル………へ?」
神A「耐えたぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」
神B「あ」
神C「あ」
神A「あ」
神B「………【竜帝の友】取得しましたね」
神C「………他にも色々便利そうな……もとい、手にいれることもしかしたらないんじゃ……っていうのが多いですね」
神A「しかも、“覇王”か………」
神B「あはははは」
神C「あはははは」
神A「アハハハハハハハ……………もう嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
次回からは、二章が始まります。
遂にヒロインがっ! ちゃんとでます。ち ゃ ん と でます。
 




