番外編:それぞれのクリスマス
Let’s stop all the fight。
ハッピークリスマス。
これは一年前――。
俺が高校一年生、妹が中学二年生の話だ。
12月24日。
その日の朝、俺は鬱陶しい電話で目を覚ました。
目を開けず、着信音を頼りに手探りでスマホを見つけ出し、掛けてきた人物を確認せずに電話に出る。
「……もしも、しね」
『よお、今日って暇か――って朝っぱらから死刑宣告かよ!』
テンションの高い声に、俺はニュートラルギアの頭で「ああ、直人か」と面倒くさそうに返した。
七神直人。アホに生きてアホに死ぬ、俺のアホな友達……だった気がする。
「んだよ、朝っぱらから。せっかくの休みなんだから、寝かせてくれよ……」
『いやー、寝るなよ! お前、今日が何の日か分かってるのか!? クリスマスイブだぞ! クリスマスがイブってるんだぞ!』
イブるってどういう意味なんだ……とギアの入っていない頭で考えようとして、すぐに諦めた。アホのセリフに意味と理解を探す方が無駄だ。
「……そうだな、イブってるな。……で? 何か用事か? ふわぁ」
寝返りを打ちながら、欠伸を漏らして思考をニュートラルからローギアに入れる。段々エンジンがあったまってきた。
『用事っちゃ用事だけど。暇なら今日遊ばねえか?』
「……クリスマスに男から誘われるとはな。別にそういう趣味を否定するつもりはないけど、俺は残念ながらそっちの趣味はないので他を当たってくれ。じゃあ――」
『まてまて! 誤解を残したまま電話を切ろうとするな! ちげぇよ! 同じ彼女いない同士、街でナンパでもしにいかないかって話だよ!』
直人は必死に否定しながら電話を続ける。
『もうクラスの何人かには声かけたんだよ。で、今のところ俺とお前と他のメンツで4人だな。ま、ナンパは後回しでひとまずワーッと遊ぼうぜって話よ』
俺を勝手にメンツに入れるなよ……。
暖かい布団の中でもぞもぞと動きながら、「あー、そういうことなら」とチラリと視線を壁にかけたカレンダーに向けて、
「残念ながら俺はパスだ。先約がある」
『あー? 先約? まさか……デートとかじゃねえよな? ま、そんなわけねえか。あっはっははは!』
笑い声が電話の奥で聞こえる。何がおかしいのか知らないが、愉しいならそれでいいだろう。
俺はカレンダーの12月24日、つまりは今日の日付に赤い丸をしたマークを見つめて言う。
「ああ、そうだよ。今日はデートなんだよ」
昼頃、二度寝から起き上がった俺は、部屋で着替えてから一階のリビングに降りた。
すると、玄関で靴を履いている妹を見つけ、その背中に声を掛ける。
「どこか行くのか?」
ブーツを履く手を止めて、妹が不機嫌そうに振り返った。
「今日は何の日?」
質問を質問で返すなよ、と言いたかったが俺は優しいので答えてあげることにした。
「クリスマスがイブる日」
「そう、クリスマスがイブる日」
通じた。お兄さん、びっくりだ。
妹はジッと俺の恰好を眺め、何故か小さな溜め息を漏らす。
「ってことは、決まってるでしょ。イブと言えば、恋人と過ごす日。つまりはデートよ」
「ふうん。そりゃおめでとう。避妊はしろよ?」
ブンと何かが俺の頭上を通り抜けた。背後を振り返れば、玄関に置いてあった俺の革靴が階段の上に転がっていた。
「おい、あぶねーだろ。つーか人の靴を投げるなよ」
「うっさい! 兄ちゃんが変なこと言うからでしょ!?」
顔を真っ赤にした妹が唸るように睨んでくる。
……俺、なんか変なこと言ったか?
不思議そうに首を傾げると、妹は小さく舌打ちをしてブーツを履き終えて玄関のドアに手を掛けて、止まった。
「……兄ちゃんは、今日なんか予定あるの?」
「ん? ああ、俺もお前と同じだ。デートだよ」
「……あっそ。じゃ、行ってきます」
――行ってらっしゃい。
そう言おうと口を作る前に、まるで逃げるように出て行った妹を見つめる。
「……デート、ねえ」
年頃の女子中学生ともなれば、そりゃデートの一つや二つくらいするだろう。
しかも今日はクリスマスイブだ。予定がない方がおかしいくらいだろう。特に遊びたい、騒ぎたい盛りのあの年代には。
そう。何もおかしいことはない。至って普通で当然な出来事だ。
なのに、俺はなんで……。
「こんなにイライラしてるんだろうな……」
……。……シャワーでも浴びるか。
「――少年。実のところ、恥ずかしながら私の子供の頃の将来の夢は、サンタさんだったりするわけだよ」
助手席に座る俺の隣で、車を運転する菅谷姿さんが脈絡もなくそう言った。
「へえ。流石の姿さんでも、子供時代は普通の子供らしい夢を持っていたんですね」
俺は意外そうに相槌を打つ。
「てっきり世界の支配者とか悪の科学者とか、闇の組織のトップとかネタや冗談ではなく、真面目に言いそうな子供だと思っていました」
「まあ、確かに少年の言うような夢も高らかに語っていた年頃もあったけどね。それはもう物心付いた時には達成し終えていたから、さ」
すでに夢を叶えていたらしい。何を成し遂げたのかは、ここではあえて聞かない。聞きたくなかった。
「サンタさんってよくよく考えたら、たった一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配るだろう? しかも鍵を閉めて出入りが出来ない家でも、難なく入ることができる。私は、そういうサンタさんに憧れたんだよ」
まるで幼い頃のアルバムを見せられたような顔で笑う姿さんだが、言っていることは子供の考える理由ではない。
「言うならば、ルパンや二十面相すら超える天才だ。泥棒ではいないが、その神出鬼没さは当時の私の知る人間の中で群を抜いていた」
「サンタに憧れる理由が、ロケットに乗って月ではなく太陽に行くような大間違いですけど、子供というのはそんなものかもしれませんね」
「ふふっ。当時の私は子供だった。サンタが本当はいないと知っていて、それでもなりたいと思ってしまったのだからね。クリスマスといえば、真っ先に思い浮かべる思い出だよ」
「そうですか」
「来年からは今日のこのデートを真っ先に思い浮かべられるといいのだけれどね」
「……」
今年の夏から始めたバイト先の同僚にして、先輩である菅谷姿さん。
長い黒髪に凛々しい顔立ちとすらっとした体躯が印象のキレイなお姉さん。
竹を割ったような性格……というより、室内で爆竹をするような性格の人だけど、俺はこの人をかなり気に入っていた。
だからこそ、昨日。
『明日のクリスマスイブ、私とデートしろ、少年』
と言われ、予定の確認もせずに頷いてしまったことに、何一つの後悔はなかった。
「さて、清々しい会話もここまでだ。少年。実は少年をデートに誘ったのには、理由がある」
「俺のことが好きなんですよね? いいですよ、付き合いましょうか」
「実はね、私は生まれてこの方、異性とクリスマスデートというのをしたことがなくてね。同性とはあるんだけど、せっかくバイト先で面白い異性がいるなら、一度経験してみるのもいいかなと思って誘ったわけだ」
軽く告白をスルーされた。
そして中々にひどい理由だった。まあ、所詮そんなものだと思っていたけど。
菅谷姿は好奇心が強い。そして思い立ったら吉日、速攻実行、即決達成をする人間だ。
――時間は有限で、人間が出来ることは無限にある。ならば一つでも成すべきことは成した方が良いだろう。
以前、姿さんが言った言葉を思い出して、俺はシートに深く身体を埋めた。
「……それにしても、まさかドライブデートとは思いませんでしたよ」
正午の約束の時間に、待ち合い場所である俺の家にやってきた姿さんは、車に乗ってきていた。
俺はどちらかというと車よりバイクの方が好きなので、あまり詳しくはないが、姿さんの愛車は黒のスカイラインだった。
日産の名車であるスポーツカーで、姿さんのものはその中でも通称と呼ばれる三代目のものだ。
中々渋い趣味をしている。父さん好みの車だなあと眺めていると、姿さんが運転席から出てきた。
黒のライダースジャケットにスキニーの黒パンツの恰好をした姿さんは、まるで映画に出てくる女スパイのようだった。
そうして眠たげに缶コーヒーを俺に放って、「乗れ」と言って目的地も告げずに出発した。
「ちなみに――」と姿さんがチラリと隣の俺を見やって口を開いた。
「少年は、子供の頃に何かサンタさんにプレゼントをお願いしたことはあるのかい?」
「まあ、そりゃ……。俺も相応に子供の頃はサンタさんを信じてましたからね」
とはいえ、小学生になる頃には、ファンタジーだと理解していたが。
「ほう、それは清々しいな。何をお願いしたんだ? 世界平和か?」
「サンタさんを信じる子供が、世界平和なんてファンタジーを信じると思いますか?」
「サンタさんを信じるから、こそじゃないのか?」
確かに、一理ある。……あるか? 分からない。
俺は溜め息を吐いて、幼い頃の記憶を振り返ってすぐに頭を振って答えた。
「そうですね……子供の頃は覚えてませんが、中学の時にクリスマスに欲しいプレゼントについて、妹とそういう雑談をしましたよ」
「雑談ね……。その時、少年は妹ちゃんになんて答えたんだ?」
「《可愛い妹が欲しい》」
「……。それに対して、妹ちゃんはなんて言った?」
「《カッコいい兄が欲しい》。……生意気でしょ?」
「いや、二人とも不器用だと思うよ」
――全く。君たちは清々しくないな。ある意味清々しいんだろうけど。
そう言った姿さんに、俺は何も返さずに代わりに別の話題を振った。
「ところで、国道を走ってますけどどこに向かってるんですか?」
「いや、特に決めてない。何となく、向かい風に向かって走ってる」
あんたは気ままな旅人か。
「どこか行きたい場所があるなら、連れて行ってやるぞ? まあ、少年はバイク持ってるから遠出は慣れているだろうけど」
「そうですね……。なら、せっかくなのでちょっと遠くにある大きめのバイクショップでも行きたいです」
「ん、分かった」
頷いた姿さんは、カーナビを操作してショップの住所を入力する。そしてその後は他愛ない会話をしながら、ドライブを楽しんだ。
バイクショップを行った後は、遅めのランチを済ませ、その後は姿さんの気の向くまま色々な場所を巡った。
いかにも潰れそうな古本屋、カップルが多いイルミネーションスポット、よく分からない展示品で埋め尽くされた美術館、サバイバルゲームショップなどなど。
そうして、すでに時刻は夕刻を超えて18時半。
地元に戻ってきて、近くの遊びなれた街までやってきてふと信号待ち中に、姿さんがぼそりと言った。
「なんだこのデート、全く、これっぽっちも、清々しくないぞ」
「でしょうね」
デートというのは、《どこ》に行くかではなく、《誰》と行くかであるとは言うものの。
流石に意味不明な場所を巡ってもムードもへったくれもない。まあ、楽しかったには楽しかったけど。
「デートってなんだ? 街中のバカップルどもは一体イブの日にどこで何をしているんだ?」
「まあ、イブっていってもすることはいつもと同じなんでしょう」
「すること……ふむ。セックスか」
発言が赤信号だった。
「うーん、少年のことは嫌いじゃないが、流石に身体を許すのは気が引けるな。清々しくないな」
「……俺的には、姿さんとするのはやぶさかではありませんけど」
こう見えて、立派に思春期ですから。
――ま、冗談ですけど……と言おうとして、青信号で発進した姿さんが呟いた。
「じゃあ、セックスするか」
「……は?」
車は細い路地を曲がり、突き進んでいく。やがて目の前に城のような建物が見えてきて、車は門を抜けて駐車場に入っていく。
ちらりと視界に入った門のプレートには、《休憩5000円。宿泊8000円》と書かれていた。
車を駐車させ、エンジンを切った姿さんはシートベルトを外して、助手席の俺を見やる。
「さて、少年。質問だ。今日はクリスマスイブ。私と少年は男女。場所はラブホテル。さて、この後することは一体なんでしょう?」
――清々しい回答を期待する。
そう付け足した姿さんは、ジッと俺を見つめてくる。
俺はごくりと喉を鳴らし、蛇に睨まれたカエルのように瞬きすら忘れてただ姿さんと目を合わせる。
どう答えればいいのだろう。なんて答えればいいのだろう。
菅谷姿。俺は彼女をどう思っているのだろう。
嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。
……こんなチャンス、二度はないだろう。
小さく深呼吸をして、「……姿さん。俺――」と答えようと口を開いた瞬間、
「残念。タイムアップだ」
そう言った姿さんは、俺の脳天に拳骨を叩きこんだ。頭の上で星が回る俺をよそに、姿さんは素早く腕を伸ばして助手席のドアを開けて、俺を車から蹴落とした。
「……は? ちょ、姿さん?」
「デートは終わりだ。中々に清々しかったが、これ以上続けるのは清々しくなさそうなので終わりにしよう。じゃ、気を付けて帰れよ、少年。その拳骨はお年玉だ」
「いや、お年玉には早いでしょ――って姿さん、ちょ――」
言うが早く、素早く助手席のドアを閉めて狂った牛のようにエンジンを吹かせて、姿さんの運転する車はホテルの駐車場から出て行ってしまった。
一人、ポツンと残された俺は、ゆっくりと尻に付いた砂を払い落としながら。
――もう来年は絶対に誘われても断ろう。
そう、固く決意するのだった。
徒歩で駅に向かっていると、ちらほらと雪が降ってきた。
ここ数年は12月に雪が降ったことがないので、珍しい。
手を差し伸べて粉雪を掴むと、それはすぐに手の体温で溶けてしまった。
この雪では積もりはしないだろう。だが、電車が遅延でもすれば厄介だ。早めに帰路に就いた方が正解だろう。
……それにしても。
ホワイトクリスマスにムードもへったくれもないなと思いながら、駅前に辿り着くと。
「……ん?」
見知った顔が駅の柱に背中を付けて、どこか虚ろ気な瞳で人混みを眺めていた。
見慣れた黒髪に白のニット帽子をかぶり、これまた既視感のあるグレーのダッフルコートを身にまとった彼女は、まるでクリスマスの背景に溶け込むかのように世界から離れていた。
俺はすぐに視線を外したが、相手の方も俺を認めたのか、柱から離れて俺の方へやってきた。
「兄ちゃん。こんなところで何してんの」
怪訝な眼差しを俺に向けるこのか。それはこっちのセリフだ。
「俺はデート帰りだ」
「ふうん。早かったんだね。もしかして、フラれた?」
ニヤニヤと玩具を見つけたような顔をしたこのかに、俺は「さてな」とはぐらかす。
当たっているだけに恥ずかしい。
「お前こそここで何してるんだよ? デートはどうした?」
「こっちも終わったよ」
「避妊はしたか?」
「死ね」
拳を俺の鳩尾に叩き込む。少し痛かった。
「……じゃあ、お互い用事もないし。帰るか?」
腕時計を眺め、電車の時刻表を思い出す。今からなら十分後くらいに帰りの電車が来るはずだ。
「……」
と、不意にこのかの視線に気づき、俺は彼女を見下ろす。
「なんだよ?」
「……。いーや。やっぱ同じ兄でも違うな―って」
「は?」
「なんでもない。帰ろ、兄ちゃん。雪降ってきたし、寒いし、ゴッサムだし」
「それを言うなら極寒だ」
俺とこのかは電車に乗り込み、家に近い駅で降りた。
家に一番近いとはいえ、徒歩で二十分以上離れているので、少しだけ雪の中を歩かなければならない。
兄妹そろって帰路に就いていると、特に無言でも問題ないのだが、少しくらいは会話が欲しいものだ。
俺は『イエティって夏は暑そうだよな、犬みたいに毛が変わるのかな』とどうでもいい話題を振ろうとしたが、先にこのかの方が口を開いた。
「……今日さ。友達のお兄さんとデートしてきたんだよね」
「ん、そうか」
何の話かと思ったら、そんなどうでもいい話題か。つまらないなと思いながら相槌を打つ。
「一つ上の先輩で、ちょっと前に告白されたんだけど断ったんだ。でも、友達にどうしてもって頼まれて、今日お試しデートしてきたんだけど」
「ふうん。イケメンだった?」
「うん、兄ちゃんよりは」
「さいで」
軽くディスられた。
「でも、なんか会話が面白くないっていうか。受け答えは全部『マジで』だし、口癖は『俺が思うに~』でこっちの話なんか全然聞かないし。もう色々最悪だった」
「……そっか」
つまらなそうに本日のデートのレビューを述べたこのかは、ちらりと俺を見やって言う。
「……兄ちゃんの方はどうだったの?」
「何が」
「……デート」
ああ、俺の方ね……と少しだけ考えて、まあ多少は楽しめたけど、結局は終わりが終わりだったのであまり面白かったという総評ではないな。
だが、何となくこのかと同じ感想は嫌なので。
「まあ、楽しかったよ」と見栄を張った。
「ふうん。それは良かったごんすね」
《ごんす》ってどういう語尾だよ。
「……」
このかは不満げに地面に視線を投げながら歩く。
……ったく、しゃーねえな。
「……そういや、ケーキは食べてなかったから満足度って言うとそんなに高くはなかったかもな。うん」
「ケーキ食べるか食べないかで、デートの評価が下がるっておかしくない?」
「うっせ。クリスマスはケーキを食べる日だろ?」
「違うと思うけど……。ん、じゃあ。兄ちゃんのデートはそれなりに不満だったわけだ?」
「おう」
「……ふふっ」
少しだけはにかんだこのかは、何が面白いのか数歩俺より前に出て言った。
「じゃ、お互いクリスマスデートはダメだった記念に、帰りにケーキでも食べにいこっか」
「実に残念な記念だな」
「ちなみに、兄ちゃんが奢ってね」
「別にいいけどよ……」
小さくため息を吐いて、何やら元気になったらしいこのかの姿を見て、俺は小さく笑う。
ほんと、つまらないクリスマスだ。
このかに追いついた俺は、そういやと思い出す。
「クリスマスと言えば、プレゼントもあったな」
「あったね。私はあげてないけど、一応もらったよ」
俺はどちらもなかった。
「……兄ちゃんは、何か欲しいプレゼントでもあるの?」
「可愛い妹が欲しい」
ぐいっと手袋をした手で、このかに頬を引っ張られた。
「なにふんだよ……」
「別に」
手を離したこのかは、再び俺から数歩だけ前を歩く。
俺はそんな彼女の背中に、何気なく尋ねる。
「ちなみに、何をもらったんだ?」
ピタリと止まったこのかが振り返る。
「ひみつ」
少し早めのクリスマス番外編。




