仲直り
我が家は築30年のアパートで、ダイニングキッチン、居室、居室と並んだ間取りの2DK。
奥の部屋が涼子と蓮璽の部屋で手前が両親の部屋。
となると必然的に俺の部屋はダイニングキッチンということになる。
納得はいかないがしょうがないな。
その俺の部屋で今は勉強中だ、だが帰りの出来事が気になってイマイチ集中出来ない。
三神さんの言っていた事は本当なのだろうか?
戯言にしか聞こえないが、何やら真に迫るものがあったような気がする。
また明日とか言ってたけどなんか憂鬱だなあ、っと今日になったか。
時計を見ると12時を数分過ぎたところだった。
朝は早起きしてランニングついでにバイトの新聞配達がある。
いつもなら午前1時過ぎくらいに寝ても朝5時前くらいには起きれるのだが、何だか今日は夢見が悪そうなので早めに寝たほうが良さそうだな。
そう思ってテーブルを片付けようとしたタイミングで涼子が俺の部屋ことダイニングキッチンに入ってきた。
ジロリと俺を睨むが、先程の様な激情はもう治まったかのようだった。
「さっきのご飯まだある?」
「あるけど、今から食べるのか?」
こんな時間に食べたら太るぞ、と思ったが口には出さない。
また怒られそうだからな。
「だって・・・折角・・・っていうか、そう、勿体無いじゃない。」
まあそうだけど…寝るのはもうちょっと後にするか。
「待ってろ、今あっため直してやる。」
「うん、ありがと。」
なんだ?随分素直だな、いつもこうならいいのに。
俺は温め直した料理を涼子の前に置き、正面に座る。
「さっきはゴメン、ちょっとカッとなちゃった。」
「いいさ、気にしてないよ、それこそいつもの事だろ。それに俺も無神経だった、こっちこそごめんな。」
モソモソ食べる涼子を見ながら、ふと
「なあ、俺がいなくなったら・・・どうする?」
と思わず聞いてしまっていた。
なんだこの小っ恥ずかしい質問は。
さっき死ねとか言われたから、自分自身結構気にしていたのかもしれないな。
さすがに、俺が死んだらどうする?とは聞けない。
何マジに考えちゃってんの、とかまた馬鹿にされそうだ。
「は?」
アホを見る目で見られた。
うっかり聞いちゃったこっちが恥ずかしくなっている状態で、その反応はキツイ。
「なに、どっか行くの?」
「いや、その予定はない。」
「馬ッ鹿じゃないの。」
ですよねー。
どのみち馬鹿と言われるのか。
「ご馳走様。」
「洗い物は俺がやっとくから早く寝ろ。」
「うん…。」
戻ろうとした涼子が一瞬立ち止まり、
「…やだ…。」
と小さく呟いて部屋に戻っていった。
よかった、死ねとか言われなくて…。
って、なんか俺もナーバスになってるな、何故か。
食器を洗って床に就く。
何だか変な予感がした様な気がした。
どういう流れに持っていこうか全然決まってませんが、筆は乗ってきました。
このまま筆の趣くままに進めていきます。




