エネルギー不足
いろいろ文句を言いたいところだが、一番気になっていることを確認しなくては。
「それよりまず聞きたい、涼子は本当に大丈夫なのか?」
「あー、やっぱり気になるよね!ミカ知ってた。」
なんだ、このノリは?
「簡単に言うと、君・・・トータの魂を二つに割って、りょこちゃんの中に入れました。」
キャアアアアアアアア!もうそういうのヤダ!
なんだよ二つに割ったって!
「そんでね、りょこちゃんの中に入った君がね、身体から出て行っちゃいそうなりょこちゃんの魂を繋ぎ止めてるんだよー。」
あいつの中に俺がいて、俺の魂とあいつの魂とが手を繋いでるシーンを想像した。
きもいな。
「要約すると、今のりょこちゃんは半分トータなんだ、だから大丈夫!」
いや…あの、わかんない、半分俺?どういう事?こりゃ聞くだけ無駄かな?怪我とかだって治ってる理由にはなってない様な気もするけど、説明聞いたって俺に理解できることでは無さそうだ。
言っている意味は良く分からないが、とにかくすごい自信だから信じるしかないんだろう、どうせ死んでしまった俺に出来る事はないだろうし・・・はっ!
「そうだ!俺は?俺は今どんな状態なんだ?」
さっき脳に寄生?しているとか言ってたな、ということは死んでる訳じゃあなさそうだし、そう云えば昨日の話だと魂を統合・・・実体化するとかなんとかって事だったな。
今の俺はそんな状態なのか?と予想してみる。
「うーん、そーだなー、なんてったらいいのかなー?・・・気付いてるとは思うんだけどー、今のトータは、全ての前世の魂の記憶が一つにまとまっててー。」
なるほど、それが魂の統合というやつか・・・。
「こんな事もあろうかと用意していた、蛋白質とかの人体構成物質を上手いこと混ぜ合わせて作ったおにんぎょさんに、トータを組み込んだのが今のじょーたいだよ。」
ギヤアアアアアアア!何ソレ気持ちわるい!
え?高過ぎるエネルギー云々はどうなった?いやまてよ、そう云えば魂を二つに割ったとか・・・。
「ホントは物凄いエネルギーを持ってココに来るはずだったんだけど、ちょっと元の世界で無茶し過ぎたから、最初の説明通りには出来なかったんだよ。」
やはりそうか、じゃあもしかして・・・
「と言う訳だから、予想よりも強い敵が来ちゃうかもだけど頑張ってね。」
という事になるよな、元々俺の存在がバリヤーになるみたいな話だったからな。
つまり、俺は弱体化して敵は強化されたのか・・・
なんだそのハードモード。
ちょっと短めになってしまいました。




