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空に浮かぶは…。

作者: 七星 天冬


あの日

もし

僕ら出会っていなければ

こんな運命には

ならなかったのかな。


水の滴る音を聞く度に

君の声を思い出す。


葉の揺れる影を見る度に

君の長く綺麗な髪を思い出す。


青く高い空を見る度に

君の顔を忘れていく。


なんでかな

あんなに愛しかったのに。

一番思い出したい

君の笑顔を忘れていくんだ。


それを実感していく僕は

朝がくるのを恐れた。


陽が昇るとまた

君の笑顔を忘れていそうで。


毎日 毎日

どれくらい眠れない夜を過ごしたろう。


ある日

限界がきた僕は

倒れてしまった。


その時

僕は夢を見た。


暗く 果てない道を

ただただ歩くしかなかった

そんな中優しく温かい光が

僕の前に現われたんだ。


何故かはわからないけど

それが君だとすぐにわかった。


君は言った


『私は幸せだよ。貴方と出会えて。幸せだったよ。だから私の分までちゃんと生きて。約束したでしょ?』


その時フワリと笑った気がした。


…やっと君の笑顔を思い出せた。

嬉しくて、切なくて君を抱き締めようとした時

白い光に包まれた。







気がつくとそこは

ベッドの上で、見慣れない天井が広がっていた。


医者が言うには、睡眠不足と精神的疲労が溜まって倒れたらしい。


3日間はここで過ごすことになってしまった。


僕のベッドはちょうど窓際で

外には緑の葉をつけた木と

噴水がキラキラ光っていた


そして空はいつもより

高く青く澄んでいた。



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― 新着の感想 ―
[一言] 弱い、文字として弱い。非常にいい詩なんだけど絵があってのナレーションか口で伝えないと難しい。
2008/09/22 23:10 退会済み
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