2人でお風呂。
札幌市内の高級ホテルに
馳さんが運転する
ワンボックスカ-は
到着したが
高級ホテル特有の入口である
車寄せには車は停車せずに
地下の駐車場に車を回している。
芸能人や政治家も使う
高級ホテルには
一般客が使う入口と
別の違う入口が
用意されている場合が多い
『少しお待ち下さい』
そう言って馳さんだけが
車を降りてエレベーターに向かい
乗り込んでいく。
その後5分ほど経った頃
馳さんが戻って来て
『お待たせしました』と言って
運転席に座ると
『こちらになります』と言って
車を動かして
搬入口と書かれた
運搬業者用の地下2階の
駐車場へと車を動かした。
その光景を見ていた立花は
『なるほどね』と頷いてる。
全く意味が分からない女神は
『何が、なるほどなんですか?』と
質問すると
立花は笑いながら
説明を始めた。
絵色女神のような
トップアイドルが
ホテルのフロントで
チェックインの手続きなど
していたら
目立ってしまうし
部屋がバレてしまい
セキュリティ的にも
問題になってしまう。
なので、このホテルでは
食材やゴミ回収をする
出入り業者が使う
地下2階の駐車場の端に
VIP用の入口が
準備されていたのだ。
ホテルの人間から
説明を受けた馳さんに
先導されると
奥の方にエレベーターが
見えてきた。
だが普通のエレベーターと違い
上に行きたい時に押す
ボタンは無い。
すると馳さんが
クレジットカードのような
カ-ドをエレベーターの
一部にタッチすると
機械が反応して
エレベーターのドアが開いた。
『じゃあ明日の朝
9時にこちらに
お迎えに上がります』
そう言って立花に
カ-ドキ-を渡した
馳さんは一礼をして
車に乗り去って行った。
立花と女神がエレベーターに
乗り込むと
中にはB2と15しか
ボタンがない。
他の階には
止まらないので
他のボタンは
必要ないのだ。
熱狂的なファンが
同じホテルに泊まって
目当てのタレントが
泊まっていると
予想している
最上階に向かうが
そのフロアは
一般人が行ける最上階なだけで
目当てのタレントの泊まる階には
辿り着けないのであった。
女神が、その説明を
聞いていているうちに
エレベーターは
目的の最上階に着く。
部屋番号は
カ-ドキ-に書いてあり
その部屋のドアに
カ-ドを接触させると
『ガチャ』とドアが解錠された。
部屋に入ると学校の教室と
同じくらいの部屋が
広がっており
大きな窓からは
札幌の夜景が眼下に
広がっている。
『キャ〜、素敵』と
初めて遊園地に来た
子供のように
はしゃいで部屋の端から端まで
走り回っている女神を
優しく微笑みながら
見守っている立花は
『この部屋、
ロイヤルスィートだろ?』
『一泊いくら、するんだ?』と
独り言を呟いていると
『立花さん、大変です』
『コッチに来て下さい』と
女神が遠くで騒いでいる。
女神が騒ぐ方に行くと
そこは浴室で
洗い場だけで8帖はある空間で
浴槽は一辺が2mくらいの
正方形の大きさなので
大人が同時に5人入っても
余裕がある大きさであった。
その浴槽には
お湯が絶えず流れており
浴槽から、お湯が
溢れていたのだ。
『これって止めなくても
良いんですか?』と
女神が質問をしてきたので
源泉かけ流しで
ある事を立花が説明すると
『ヤッタ〜、温泉だ』と
女神は大喜びしている。
地方に泊まりに行く事が多い
タレントだが
ホテル内の大浴場は
使用禁止となっている。
一般人と一緒に入っていて
タレントだと分かり
盗撮されてSNSに
アップされたら終わりだ。
『ご飯の前に風呂に入るのか?』
立花に、そう聞かれた女神は
『そうでした』と言って
慌てリビングへと向かう。
筋子のおにぎりを食べながら
『あの、お風呂を自分ん家に
作ったら、いくら
するんでしょうね?』と
女神が質問をして来たので
『たぶん、風呂部分だけで
1000万円はするだろうな』と
立花が答えると
『1000万?』と
声がうわずって
女神は驚いている。
『もう2度と入れないから
今日と朝、2回入っちゃおう』
女神が嬉しそうに
言っているのを見て
立花がいじわるな笑みを
浮かべながら
『一緒に入って、
洗いっこをするか?』と
提案すると
急に恥ずかしそうな
表情に変わり
下を向きながら
『うん』と彼女は頷いた。
既に時間は24時に近く
明日の事もあるので
早く寝なくてはと考えていたが
先ほどの風呂を見て
立花もテンションが
高くなっており
急いで食事を済ますと
女神を連れて風呂場に
入っていった。
裸で立ったまま
困ったように下を向いている
女神に対して
立花はボディーソ-プを
タオルにかけて
凄い勢いで泡立てると
その泡だけを、すくい取り
女神の身体に
塗りたくり始めた。
泡で指が滑りながら
彼女の身体をまさぐり
クビから背中に流れ
腰から、お尻に滑り
太ももの内側に
立花の両手が
潜り込んだ時には
『あん』と
女神は吐息を漏らして
しまった。
少なくなった泡を
タオルから補充した立花は
女神を風呂の端に座らせて
足を90度に開かせると
中心に泡を塗りたくる。
集中的に一部を
洗われている女神は
顔を天井に向けて
苦悶の表情を浮かべていたが
やがて電気が流れたように
何度もビクン、ビクンと
カラダを痙攣させると
電池が切れたように
ガクンと、うなだれたのだった。
立花に支えられていた女神は
お湯をかけられると
少しずつ正気に戻り
先に湯船に入る事となる。
頭を洗っている立花を
浴槽の中から見ていた
女神だが視線は
一ヶ所に集中しており
完全体となって
上を向いている
立花の立花を
凝視しており
下半身が熱くなるのを
感じていた。
立花が頭を洗い終わる頃
女神は浴槽から出て
立花に近づき
『アタシが洗います』と
言って、立花の横に跪いて
立花の身体を洗い始める。
その後、浴槽のお湯が
半分以上無くなるほど
暴れた2人は
部屋のベッドに移り
改めて愛しあうのであった。