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(二)-12

 懐中電灯の二人は、林の中のカムラとスークに気づかぬまま、ジョギングで走って行ってしまった。もしも犬がいたらすぐに見つかってしまったに違いない。

 その後、二人はしばらくその場にいた。そしてそっと顔を出して左右を見た。こんな深夜に通る人はいないはずだ。

 二人は安全を確認すると林から出た。そして再び歩き始めた。

 S字カーブの道をさらに進んで行った。周囲にはちらほら民家が増えてきていた。

 そして進んで行くと十字路があった。二人はそこで左折した。


(続く)

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