主要登場人物紹介(※随時追加予定)(※第一部のネタバレを含みます)
いつになるかわからない第二部に向けて、ちょいとした登場人物紹介をば。
・田宮十兵衛
主人公。
御年70オーバーのおじいちゃん。
『あー戦いたい!この年まで超がんばって身に付けた武芸で生きるか死ぬかの大暴れしたいけど、日本が平和すぎてどうにもなんない!やだ!この時代やだ!なんでわしは戦国時代に産まれなかったの!!』
という、ちょっとアレな望みを持っていた人。
その願いを女神リトスに見初められ、異世界に転移することとなった。
その際に30歳前後まで若返ったため、見た目は目つきの鋭いお爺ちゃん言葉の変な青年となる。
まだ見ぬ強者、まだ見ぬ景色、まだ見ぬ美女やあれやこれを求めて異世界を満喫中。
剣・槍・徒手(素手)・甲冑組手・棒等の各種武術に精通している。
武術の次くらいに女性が大好きだが、基本的に商売女との関係しか求めない。
好きなものは武術、鍛錬、旅行、酒、いい女。
嫌いなものは弱者を楽しみの為に殺す連中。
保有加護
・翻訳
保有武装
・地球から持ってきた愛刀と脇差(どちらも無銘)
女神の後付け加護により、自動修復と体内の魔力を放出する機能が追加されている。
十兵衛以外の人間が許可なく持つと、神罰によって即死する。
それ以外は何の変哲もない日本刀。
対象が斬れるか斬れないかは、ひとえに十兵衛の技量次第。
習得技能
・南雲流
平安時代以前から続く古流武術の一派。
正々堂々をそこらへんのドブにポイしたような技が数多く存在する、超実戦流派。
基本の技の他に、それぞれの武器種ごとに『奥伝』というさらにピーキーな技が10個ずつと、その発展先である『崩』が存在する。
さらに、『これなに・・・?』と十兵衛自身にもイマイチ使い所が不明な『外典』というものがある。
流派の決まりごとは2つだけ。
1つ、『他流試合においては、この一切を断るべからず』※意訳(挑まれた勝負から逃げるな)
1つ、『殊更卒爾、粗野、鬼畜の者。また無辜の民に享楽の刃を振るいし者、生きて帰すべからず』※意訳(度を越して失礼だったり、乱暴者だったり、外道な連中・・・特に弱い者を愉しみの為に手にかけようとする連中は片っ端からぶち殺せ)
十兵衛の仲間たち。
・『七ツ谷』のセリン
エルフ。
年齢非公開。
十兵衛の現地仲間兼雇い主。
魔術ギルドの所属。
王都から辺境へ魔物の調査にやってきたが、雇った傭兵の裏切りによってあわやゴブリンの苗床にされるところを十兵衛に助けられた。
それが縁で十兵衛を専属傭兵として雇い入れるが、異世界出身という十兵衛の特殊な出自を知ってこんな面白そうな対象離してなるものかと決意中。
基本的に聡明で有能、人当たりも柔らかく性格もいいが・・・こと自分が興味を惹かれた対象を前にするとヤバいくらい周囲を気にしなくなる。
特に精霊関係。
周囲の精霊からは『こわエルフ』『やばエルフ』『やじゅう』等と恐れられている。
哀れ。
強力な魔術師であり、研究者。
攻撃力が高く、高度な魔術に精通している。
なお、回復系の魔術の適正はない。
攻撃力全ぶっぱ系エルフ。
最近、普通なら習得に何十年単位の修行を必要とする『精霊との意思疎通』を根性で会得した。
結構な家柄の出身らしい。
その胸は平坦で、その体も平坦であった。
・ラギ
『リザード』という、蜥蜴っぽい種族の女性。
年齢15歳。
ギルドで合同依頼を受けた縁で十兵衛と知り合う。
発声器官が人族とは少々異なるため、カタコトのようなイントネーションで話す。
2メートル近い長身。
顔の上半分を仮面で隠している。
その理由は、番となる相手以外に顔を見せないという種族の掟のため。
優れた弓師であり、並の人間では引くこともできない強弓を使って長大な矢を放つ。
未だ若輩だが、それでも同時に複数の矢を放つような絶技を習得している。
元々が強者を尊ぶ性質のある種族であるため、並外れた戦士としての十兵衛を尊敬している。
また、リザードの里にいるころは祖父母によく懐いていたので十兵衛の持つ『お爺ちゃん』的な雰囲気が心地いいのか、気に入っている。
言葉は固いが、内面は年相応の少女らしいものを持っている。
強い十兵衛は好きだが、それはそれとして大怪我ばっかりするので心配している。
最近、女神リトス経由で弓神のお墨付きの証を授かった。
遠い遠いご先祖様は龍みたいなモノらしい。
ジュウベ、大好キ!
・ペトラ
オーガという、1対の角を持つ種族の女性。
年齢16歳。
190センチ近い長身。
鍛え上げられた筋肉を持つ女戦士。
本人はハーフだと自称しているが、オーガは先祖代々強い他種族の血を取り込む事を好むためにハーフどころではない可能性がある。
元々はセリンに雇われていた専属傭兵であり、その縁で十兵衛と知り合う。
素手で自分を圧倒し。なおかつ人族でありながら自分を差し置いて最前線に身を躍らせてしかも強い十兵衛がいたく気に入っている。
出身地を離れた目的は、多くのオーガ種の女性がそうであるように婿探しと傭兵働き。
だが、お眼鏡にかなう男にとんと出会わなかったため、今では傭兵働きの方が主となった。
根っから男勝りなため、自分の容姿に無頓着。
そっち方面の情緒は小学生レベルである。
好物は酒。
凄まじいザルだが、その限界を超えて飲むのでよく酔いつぶれる。
酔っている状態でも痴漢くらいは素手で挽肉にできる。
戦闘スタイルは、バトルアックス2本を使う近接型。
戦神の加護により、身体能力を底上げしてひたすらぶん殴るという脳筋戦法を得意とする。
・天鼓
雷の精霊。
おそらく『発生』してから100年前後。
雷の精霊であるため、空の上にいた。
地上で雷のようなモノを使っている十兵衛に興味を持ち、近付いてみたら思いのほか居心地が良かったのでついて行くことにした。
十兵衛に『天鼓』と名付けられたことによって精霊としての『格』が上昇。
より縁が深まった。
基本的に精霊に寿命はないため、飽きるまで十兵衛に引っ付いていようと思っている。
無尽蔵の魔力のためいつでも浮かんでいるが、それはそれとして十兵衛の肩や頭に乗るのが好き。
他の一般精霊に比べ、経験と『格』の分だけ知能が高い。
だが情緒は子供。