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黒い薔薇の花言葉  作者: まゆたん注意報
3/6

白髪の老人

意識を失ったあたしは目を覚ますとヘリコプターの中にいた。


運転席には白髪の中年男性…老人…?


「お嬢さん、お目覚めかい?」


「ここはどこ…!?あなたは誰!?」


「君がお腹を強く打った衝撃でね…。僕のクリニックに運んでるんだよ。」


あ…あたし、力士の下敷きになって気絶したんだ。

琉ちゃろとの赤ちゃん…大丈夫かな…?


「さぁ着いたよ!これから手術だ。麻酔をするよ。」


チラリと高須クリニックという看板が見えたがすぐに気を失った。


数時間後。


ロマンスグレーの老人が鏡をベッドに横たわるあたしに差し出した。


「だ…誰なの!?」


「フフフ。僕の名前は高須。君を全身整形させてもらったよ。」


「あたしと琉ちゃろの赤ちゃんは!?」


「残念ながら助からなかった。うちは整形クリニックだからね。その代わり君が美しく生まれ変わったんだ。」


「そんな…」


琉ちゃろとあたしの愛の証が消えた…。


「ううぅ…ごめんね琉ちゃろ…(涙)」


帰り道、夜空を見上げ何度も琉ちゃろと赤ちゃんに謝った。


あたしの中で琉ちゃろは永遠に生き続けるよ…。


家に着くと部屋に幼稚園の頃からのくされ縁、騎士(ナイト)がいた。


「メロディー…大丈夫か?」


「騎士…ふぇぇ…ふぇぇーん(涙)」


騎士はあたしを優しく抱き締めた。

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