第九章 みんなの注目を浴びる
修学旅行は忘れ難い思い出になった。何年かぶりに、私はみんなの注目を集めた…
中学生の頃の修学旅行は比較的普通だった。私は友達と話したり遊んだりしたが、男の子と関わることはほとんどなかった。今年はバスでくじ引きをしたら、グレゴリーの隣になった。
彼は色んな話をした。自分の描いた絵を見せてくれたのが印象的だった。カリフォルニアの山の風景画だった。私はとても感心した。
その頃には、みんなグレグが私に恋していることを知っていた。私がバスから降りると、「告白されたの?」とリックという男の子が聞いてきた。
私は笑顔で何でそう聞くのか尋ねると、「みんな気になっているからだよ」とリックは答えた。
昼食の時、女の子たちは私がグレグに何て答えたのか聞いてきた。私は声に出して言えなかった。恥ずかしいから。するとある女の子が、「アイリーン、机の下で答えを教えてよ!」と言った。
それはいい考えだ。机の下で、私は×印をし、断ったことを示した。みんな笑った。
これで私はこの学校に来て、初めてみんなの注目を集めた。そして、私はとても嬉しかった。
その夜、私は友人のサリーやローレンス・ギルバートと(メガンは寝てしまっていたので)、将来の夢について語り合った。私は作家になりたいと話した。サリーは「作家で生きていけそう?」と聞いてきた。
私は書くことが得意だったので、自信をもって「うん。」と言った。以前、コンテストで賞をとったこともある。サリーはピアノが得意なので、ピアニストになりたかったが、それで生きていける自信はなかった。ローレンスは絵を描くのが上手なので、漫画家になりたいと話した。
私は志の高い友達を尊敬した。夢は素晴らしい。意欲とエネルギーを与えてくれる。目標を達成できるように人生を歩んでいこうという、刺激を与えてくれる。人生を明るくしてくれる。
私は修学旅行がとても楽しかった。人生って素晴らしい時がある(そして、私はもうすぐ素晴らしい十六歳を迎える!)。