第一章 新しいスタート
高校に入ってから、私は詩を書くのをやめた。代わりに、日記を書くようになった。日記帳は紫色で、表紙の中央には紫色の小さな石が飾ってあって、その下に「6月生まれの女の子」と書かれている。私はこの日記帳がとても好きである。
人生はどうかって?悪くはないよ。新しいクラスの友達と話したりもした。結構みんな優しそう。私にはややワイルドで賑やか過ぎるようではあったけど…
「ブリトニー・スピアーズって本当にカッコいい!!めっちゃ好き!!」
「私はアリシア・キーズの方が好き!『カルマ』って歌が特に好き!」
みんな楽しそうに話していた。私は席に座り…座り…座った…
私はなぜみんなで天気とか、学校のイベントとか、そういう話だけできないのかと思った。私はあんまりテレビを見ないので、芸能人の話にはついていけない。
男の子の中には一人で座っている子もいたが、ほとんどの女の子はどこかに集まって話していた。私は女の子として、一人で座っている寂しい人みたいに見られたくなかった。
私は表面的な笑顔で、楽しそうに話す女の子たちのグループの端に立ってみた。私は自分がバカみたいに感じたが、ひたすら立って会話に参加するチャンスを待った。
ようやく、ある女の子が私に「何部に入るの?」と聞いてきた。
「私は空手部に入ると思う。」と私は答えた。というか、既に私はこの部に入っている。これからもその部に所属し続けるというだけ。私はダンス部にも興味を持っていたが、カラ・ブルーフィルズという尊敬する先輩が空手部にいて…
「へぇ、いつものあなたとのギャップが面白いね。」と別の女の子が言った。
私はそのコメントをあまり嬉しいと感じなかったが、それでも笑ってごまかした。
その時、中学からの友達が私の名前を呼んだ。「アイリーン!」
「あ、やっほ。」私は笑顔で言った。
「アイリーン、こっちおいでよ!」
私は友達からの誘いが嬉しかった。彼女の名前はメガン・モリスだった。
私の担任の先生はキャンベル先生で、優しい男性の先生だった。彼は将来のための道を選ぶこと、勉強のこと、ボランティア活動のことなど色々とお話していた。
私は半分、先生のお話を聞き、半分、新しい学年やクラスでの素晴らしい最高の学校生活を夢描いていた。でも私はシャイだからなかなか賑やかな女の子たちのグループに入ることが難しかった。人気者のグループ。私が欲しかったのは人気だけじゃない。私は成功や自信、エクスタシーが欲しかった…私はとてもハンサムな人と恋をしたかったし、いい成績を取りたかったし、コンテストなどにも優勝したかった―すなわち、全てが欲しかった。みんな、聞いて、私はきっと全てを手に入れた女の子になるから!
時々、夢は儚く、「現実にはあり得ない」と感じることがある。しかし、それ以外の時は、私に希望や幸せ、ワクワクを与えてくれる。まず、いい友達を作りたい。私の人生に友達は必要。夢だのこれからだの以前に、今友達が欲しい。