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かつての神童が再起する物語。  作者: 橋中不治木
0章~プロローグ~
5/11

たとえば、九曜千暁【五】

 決闘当日の朝。

 昨日は、緊張と不安から一睡もできなかった・・・。なんだか、昔のテストを思い出す。しかし、昔と違うことがあるとすれば、俺には、一握り程の自信もないということ。

  

 花田豪は、準特選組だ。準特選組は、特選組ではないとは言え、相当な実力が無ければ、選ばれることはない。

 

 つまり、花田豪は相当強い。

 

 そして、魔法士同士の戦闘において、魔法は絶対の力を持つ。魔法の技量が勝敗を左右するといっても過言ではない。

(自身の魔法を補助する武器として、神器じんぎを用いることが多い。)

 

 魔法を全く使えない状態では話にならないということである。

 それこそ、大勢に醜態を晒すことになるに違いない。


 それでも、逃げるわけにはいかない。

 確かに、花田先輩の策略か成り行きで戦うことにはなった。

 でも、

 「いい加減、向き合わなきゃいけないだろ、俺。」

 それは、まるで自分に言い聞かせるようだった。

 そして、気合を入れるように自らの頬を叩き、青年は確かな足取りで決戦の会場へと向かった。

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