第五話 涙・涙・青春・・・・?
投稿は週一回。
これだけは、守っとく。。。。。
「ましろちゃーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!」
走ってきたのは、狩谷さんだ。
僕が女になっても、この人は変わらないようだ・・・・・・・・。
「狩谷さん朝から五月蝿いよ・・・・・・」
「何言ってるのましろちゃん!朝は元気に挨拶しないとでしょ」
いや・・・・・あなたの場合は、元気を遥かに通り過ぎてる気がするんですよ・・・。
毎日の事なのに何故か慣れないこのお馴染みトーク。
「入鹿さん。もう止めてあげれば・・・・?ましろさんも困ってるし・・・」
ぉぉ流石、我がクラスのアイドル(僕目線)猪野さんだ。僕たちのトークにも苦笑い気味で止めてくれる。
「大丈夫。こう見えてもましろちゃんは喜んでるから。・・・・もしかしてましろちゃんに気があるから私に妬いてるの?可愛いな~」
「妬いてないから!私はただ、ましろさんが嫌がってると思うし・・その・・・・・少しは気になってるけど・・・・・」
最後の方は声が小さくなって聞こえなかったが、何故か猪野さんは顔を赤くして俯いてしまった。
何か困ってるように見えるのでここはフォローを入れておこう。
「狩谷さん。もうストップ!猪野さんも困ってるじゃないですか。」
「ありゃりゃ。ラブラブだね。私はお邪魔みたいだね。私はじゃぁここらでドロンするよ。」
昭和みたいな消え方で狩谷さんはどこかに行ってしまった。
何故か猪野さんも顔を真っ赤にして行ってしまった。狩谷さんに何かされたのだろうか・・・・?心配だ。
□
そんなやり取りがあるといつの間にか一時限を告げるチャイムが鳴っていた。
急いで教室に入ると教室中の視線が僕に集まってきた。・・・・・・はて。僕の後ろに誰かいるのかな?・・・いないか。
小声で話し合っている声が聞こえる。「ましろさんて意外と大胆だったんだね」「でもまさか百合だとは思わなかった」「あんなに可愛いのに猪野さんとなんてね」
・・・・・・・気のせいか。変なことばっかりしか聞こえない。
そんなところに狩谷さんが僕に近づいてきた。
「ましろちゃん。ちゃんと皆に美鈴ちゃんとの関係を話しておいたから。これで隠れないでいちゃいちゃ出来るね!」
狩谷さんよ。あなたとんでもないデマを流してないかい・・・・・。しかもよりによって猪野さんとなんて・・・・・。これが男だったなら最高に嬉しいが今は女だ。喜ぶに喜べない・・・・・。
クラスを見回すと、猪野さんはかなり恥しいようで俯いていた。
僕はまずこの状態を脱しようと席に座っていた猪野さんの手を取り、急いで教室を出ようとした。猪野さんも分かったようで、席を立った。二人で話し合って打開策を思い付かなければ色々と危ない。
「あ!ましろちゃん!あんまり興奮してるからって保健室に連れ込んじゃダメだよ!!」
狩谷さん。あなたは少し黙っててください。泣きそうになります・・・・。
僕と狩野さんは急いで教室を出た。
今、インフルエンザ流行ってるらしいですね。
何故か予防注射はしてないのに、インフルエンザは今までに一回もかかった事無いです。普通の風邪は一杯引くのにね。。。。。。不思議なり。
後書きなのに、本作とはまったく関係ないこと書いてていいのかな・・・・(汗