第四話 日常的非日常
我ながら驚くほどの病弱さ。。。。今週3回も熱&風邪を発症してしまった(汗
学校の検定もあるし、忙しいよ(泣)・・・・まぁ頑張ります。
翌日。朝早くからカーテンから漏れた日差しを浴びて起きてしまった。
「はぁ・・・・・今日から学校どうすればいいんだよ」
昨日、ベリスという悪魔に突然女にされてしまった。そんな突発的な出来事にまだ信じられない気持ちで一杯だった。
「心配するでない。お前の存在を知っている奴らの記憶を少々弄って置いた。皆からすればお前は、生まれた頃から可愛らしい女の子だぞ」
とニヤニヤしながら窓際に立っていたのは、全ての元凶・・・・ベリスである。
「なぁ・・・昨日といい何処から入って来るんだお前は!」
「私は悪魔だぞ?入れないところは無いぞ。」
そう。こいつは悪魔。本人曰く出来ない事は無いそうだ。そうなれば、皆の記憶を弄るのも不可能ではないだろう。不本意ながら一瞬感謝してしまった自分が憎たらしい。
ふと、時計に目を向けると短針が8時を指していた。
「っともうこんな時間じゃないか!ベリスはもう消えてくれよ!」
「そういうわけにはいかないな。お前は男に戻りたくないのか?これから生命エネルギーを取る方法を教えてやる。」
「・・・・・忘れた。そうだな。どうやったら生命エネルギーをとるんだ。教えてくれ。」
「簡単なことだ。人間には各々場所は違うが、生命エネルギーを一箇所に溜めている。そこに触り続けていればよいのだ。」
「触っているだけでいいのか?なら簡単に男に戻れそうだな!」
「そうだな。早く男に戻れるといいな」
ベリスは何か意味有り気そうに不気味な顔をしていたが、男に戻る方法が分かって有頂天になっていた僕は、気がつけなかった。
いつの間にか、用意されていたのか、机の上には新品らしい女子用の制服が置いてあった。四苦八苦しながらも着替え終えた頃には、ベリスの姿は消えてしまっていた。
女子用の制服は、男子用よりも着やすく軽かったが、スカートの方がスースーするのが難点なのかもしれない。
そう考えつつも、玄関を出て学校へ向かった。
□
学校へ着くと男女問わず目線が自分に集まっている事がすぐに分かった。
ましろ(女バージョン)は、自分で見ても一番可愛い類に入ると鏡で見ても一目で分かった。
だからこそ、このまま教室に入るのはとても勇気がいる・・・・・なぜかというと、アノ人がいるからだ。
「ましろちゃーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!」
もう声だけで周りにある窓ガラスが全て割れてしまいそうな声量で走ってきたのは、狩谷さんだ。
僕が女になっても、この人は変わらないようだ・・・・・・・・。
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