表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
固形のソラ  作者: ざくろ
10/12

第九話 過去編3

ついに十回目の投稿です!話数は九ですが......。


これからも頑張って書き続けていきます!


放課後。大抵の生徒は部活に行ってしまった時間、僕はたった一人で新聞委員会が特別に使っている空き教室でインタビュー相手を待っていた。



三年生の先輩によると相手は、僕と同じ一年生でありながら全国中学生弓道大会で優勝した凄腕の人らしい。


それを聞いたとき本当に僕一人で大丈夫なのか?と言ったが先輩曰わく


「別に適当でいいよ~。何も聞けなかったら捏造しちゃえば良いしね!」


との事.........本当に大丈夫かな。この人。余計に不安になってしまったがしょうがない。



そんなことを思い出していると扉をノックする音がした。


「ひゃい!ど、どうぞ入って下さい」


不意打ちで声が裏返ってしまった。

そんな僕の声を聴いてか少し笑っているような声で、失礼します、と一人の女の子が入ってきた。


「初めまして。一年B組の猪野 美鈴と申します。本日は部活のことでインタビューがあるとお伺いしたのですが.........?」


「は、初めまして!インタビューをさせていただく一年A組の本島 ましろと言います!お願いします!」


.........本当に駄目だ。完全に僕の方が緊張してしまった。


だが彼女.........猪野 美鈴さんを見るとその緊張が無くなってしまった。


今日、仁が言っていたことを思い出した。仁が言っていた人は間違えなくこの人だろう。

今までそれなりに綺麗な人を見てきた。だが猪野さんはそれを全て越えていると言っても良いほど、違った。



しばらく呆然としている僕に気づいたのか猪野さんが話しかけてきた。


「あのどうしたんですか?体調が悪いのですか?」


違うんです。違うんですよ猪野さん。あなたに見惚れてたんです。まぁ口では絶対言えないけど。


「大丈夫です!それよりも弓道の大会について.........」











その後、猪野さんに色々と弓道のことを聞いたが、練習のこと、大会のことなど聞いていたが、ほとんど頭に入ってこずに、あっという間に時間が過ぎてしまった。


「そろそろ時間ですね。今日はありがとうございました。」


「私こそこんなに話せて楽しかったです。ありがとうございました。」


そいうと猪野さんは出て行ってしまった。


今日は本島ましろの特別な日となった。




その後、インタビュー内容をまともに書けずに3年生に怒られたのは言うまでもなく....

来週ついにテストです!

それさえ終われば自由の身!


テスト頑張りますまで

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ