詩 終わりの時間
いつか終わる みんな平等に
いつか死んでしまう 生きるのをやめて
それでも だからといって 大体の人たちは
今すぐ息を止めたりはしないだろう
どうせ いつか 砕ける星だ
どうせ いつか なくなる世界だ
人間なんて いつまで在れるかわからない
歴史なんて いつまで続くかわからない
それでも呼吸を止めないだろう
何が完璧な終わりかわからない
何を終わりと定義するのかわからない
だから 終わりなんて気にする意味がない
いつか 終わるときが来るならと おびえる
そんな 時間こそ 終わりにしてしまえばいい




