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なにしよう  作者:
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おわり

異世界ものです。

自身が考えた世界を書き起こすとはどういう事なのか気になり書き始めました。

面白いものが読みたい方は引き返した方が吉。

時間を潰す事が目的の方はどうぞ、ついでに誤字脱字の報告お願いします。

私は十分に生きた、私自身はそう思う。

価値観は人それぞれだが50年生きられたらもう良かった、幼少期から青年期にかけての生活に不自由しなかったといば嘘になるが両親が頑張って働いていたのは知っていた、だから欲しいものが買えない事もあったが仕方がないと思っているし育ててもらった事に感謝もしている。

大学には行く気にはならなかった、家にお金が余りないのはなんとなく分かっていたから。

仕事は2度退職した、退職の理由はどちらも昇進が起点だった、人の上に立ち指示をだしたり纏めたりするのがどうにも出来なくてそれが苦痛で自主的に辞めてしまった。

他の人が面白いと思えるような思い出が私の人生を振り返ると特に語れる事も無いのだと死の間際に思いしかし特に語れる事など無いが私自身はそれで良かったのだと思う。

体はもう、動かないから考える事ぐらい…しか……………



ん?体から力が抜けていき、少しずつ寒くなってきて考える事もろくに出来なくてこれは死ぬと思ったのだが...

まだ生きているようだ。

不思議なことに、体が寝る前よりも動くような感覚があり体も温かい目を開けてみると視力はそこまで落ちてはいなかったはずなのだが、ぼんやりとしか見ることが出来ない体はあまり力が入らないが動くようなので動かして見る、ぼやけて見えるせいか自身の手足が随分と小さく見えるそうしていると近くに誰かが居る事に気付くよくは見えないが確かにそこにいる。


私は、一人暮しなので他に人が居るなら不法侵入どうしてこんな盗むような物もない家にと思いながらお前は誰だと大声を上げた。

「あうあ!あうあ!」

しかし思っていた言葉は出ず50歳を過ぎた男から出る声ですらなかった、なんでどうしてと口に出そうとしても

「あう~、あう~」

としか声は出なかった、気づいた時には先ほど見た不法侵入者はすぐ傍にいた大きいどう考えても大きい今の私が立ち上がったとしても膝位までしかない程大きいそうして私がひたすらに言葉にならない声をあげているとぼやけてはいるが両手が迫ってくる、体に少しは力が入るとはいえ立ち上がる事は出来ず殺されると思った、不法侵入してくるような人はそれぐらいしてくるだろうとしかし私に触れてはいるが大切なものを扱うかのようにゆっくりと持ち上げられた、どうやら危害を加えては来ないようだ。


そうして、抱き抱えられながら冷静になるまで随分と時間がかかった気がする目が覚めてからの事を考えると、どうやら不法侵入者だと思ったひとは不法侵入者では無いようだ何故かは分からないが私は赤子のようだ、傍に来た人が大きいのではなく私が小さいのだ、抱き抱えてくれている人が言うのだ。

「ユーリ様、元気に育って下さい」

と私に向けてそうやって声をかけて貰い、ああ今の私は赤子なんだろうと思う事ができた。


つまり、50数年生きた私は確かに終わったのだ。


読んで頂きありがとうございました。

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