表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は巻き込まれただけなので、すぐに元の世界に帰して下さい。  作者: NALI


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/70

第13話 新しい魔法



次の日に、ウォルが文献を読んで帰ってきた。


「ハナ!今日もいろいろ試して見よう!」


私は庭園の休憩する場所で(四阿って言うのをシェリーに教えてもらった。)今、まさに!チーズケーキを食べる瞬間だった。


急に声をかけられて、思わず落としてしまった・・・しかもドレスの上に。


「あ・・・・」

私は、恥ずかしく顔が赤くなる。


「ハナ、ごめんね!私が急に声をかけたから。」

慌てて、シェリーやジャンが私の元に来る。私は恥ずかしく

「大丈夫!大丈夫!でもドレスがシミになったらどうしよう。」


と言って私はドレスのスカート部分に落ちたケーキをナフキンで取っていたら


「そんなの気にしなくていい・・・・・え!!!!」

ウォルは私に声をかけている途中で言葉を失っていた。



シェリーもジャンも目の前で魔法を見て

「これは、素晴らしい!」


「ハナ様!すごいです!」



「え?」




私の手から虹色の光りが出ていた。


固形がなくなる事はないが、ドレスについたケーキは跡形もなくなくなっていた。むしろシミもなく、綺麗になっている。


「ハナ?魔法を使ったみたいだよ・・・・。」


「え?いつ?」


「ハナは、思った事が魔法になるみたいだ!」


「私、魔法を使った感覚が全くないんだけど。」


「それなんだよね、魔素を使うと疲れるし魔力を使うのに、それなりに体内の魔素の減少に気づくはずなんだけど。ハナは、魔素がなくならないのかもしれない。無限なのかな?」





あ!思い出した!この世界に来る時に

『生活魔法INFINITYインフィニティ


後なんだっけ?

『共通言語、体感対応、ウィルス拒否・・・そしてギフト』






これってウォルに言った方がいいよね?





「ウォル、今思い出したんだけど。この世界に来るときに、私も特殊能力をもらってたの。」



「え?ハナ、どうして黙ってたの?」



「黙ってたわけじゃなくて、忘れてた?」

私は、エヘヘっととぼけて笑って見せた。


「ハナらしいね。」

ウォルも優しく微笑んでくれた。




ウォル〜!ウォルってばめっちゃ優しい!



「何の特殊能力なのかな?」


「えっと、『共通言語、体感対応、ウィルス拒否、生活魔法INFINITYインフィニティ』だったよ。」



ウォルはその場で考え込んだ。



「共通言語は、理解できる。結局ハナ達の言葉も文字もきっと違ったんだろう。だからハナは、初めて会った時に文字を確認したんだね?」


私はうんうんと頷いた。


「体感対応とウィルス拒否って・・・・ハナがいた場所と、気候が違うのかな?ウィルスって何かな?」


「ウィルスって、風邪の原因だったり、病気の原因だったりするよ。多分私も雷斗もこの世界の免疫がないから、これがないときっとすぐに病気になるのかも?裏を返せば、めったに病気にならないのかな。」



「そうか。それは良かった。」



「問題は生活魔法INFINITYインフィニティだよね?ウォルは聞いたことある?」


「文献にも少しあったけど、それと同じかわからない。同じなら、自分の身の回りに関する物を召喚できるとあった。」


「私も召喚できるのかな?どちらかというと、こうなったらいいなとかが魔法になってるような気がするけど。」



ウォルも初めて聞く魔法に、困っている感じだった。



「確かに収納魔法も今のCleanクリーン魔法も、生活に役立つよね?インフィニティってもしかしたら、無限に、生活魔法なら使えるって事なのかも。ハナの魔素はなくならないんだ。逆に攻撃魔法、防御魔法は全然使えなかったから、勇者様と魔王を倒しに行くのは、絶対に無理だね。」


ウォルは『絶対に無理』って強調した。



「じゃあやっぱり、私の魔法じゃ役立たずなんだね。」


私はその場に崩れ落ちた。



「ハナ、落ち込まないで!ハナはここで生きて行けるんだから!どうやって、身を守るかを考えて行こう!」


「ところでその魔法って人にも使えるのかな?」

ウォルは地面の土を自分の顔や洋服につけて汚した。



「ハナ!Cleanクリーン魔法をかけてみて!」


ウォルは私に両手を広げて見せた。



私は心の中で『Cleanクリーン』と唱えてみた。

すると私の両手から円形の文字のようなものが出て、ウォルに向かって虹色の光りが飛んでいった。虹色の光りはウォルを包み込んで、パッと明るく光ると虹色の光りはすーっと消えていった。


「すごい!土がどこもついていない!それに・・・・」

ウォルは自分の服をクンクンと匂い出した。


「ハナ、ちょっとごめんね。」


ウォルが私に近づき私の顔の横でクンクンと匂いを嗅いだ。

「やっぱり!私の服とハナのドレスがとてもいい匂いがする!香水やお香とかじゃなくて、凄くいい匂いだ!」


私は着ていたドレスをクンクン匂った!!!

あ。洗剤の匂いだ。

じゃあ

私はウォルに近づいて、ウォルの頭を両手でガシっと掴んで、クンクン嗅いでその後私の髪も匂ってみた。





「シャンプーだ。」



私が急にウォルの頭を掴んで、間近でウォルを匂ったので、ウォルの顔は真っ赤になっていた。

「ハナ、どうしたの?」


「ウォル身体中さっぱりしてない?お風呂っていうか湯浴みと同じ効果が出たみたいだよ!」


「確かに髪の毛がサラサラだ。汗もかいていない。」


私の魔法は私の世界の知識が含まれてるんだ。






「ハナ!すごいな!こんな素敵な魔法をみた事がないよ!」






ウォルはとても嬉しそうに、私の魔法を褒めてくれた。







私はそれが、とても嬉しかった。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ